1. フライト前ドライブ前の食べ物と乗り物酔いとの関係
乗り物酔いと食べ物には密接な関係がある。食べ物そのものが乗り物酔いを引き起こすわけではないが、食べ物によって乗り物酔いが助長されてしまうことがあるので、その点には注意が必要だ。
乗り物酔いは、車や飛行機、電車、バス、船などの乗り物の振動や、加速や減速などの不規則な動きと、目を通して伝わる情報とが、ちぐはぐなものになってしまうことで、脳が混乱を起こすことが原因だ。
脳が混乱すると、自律神経が乱れ、自律神経によってコントロールされている心臓や血管などの循環器糸や胃腸などの消化器系に悪影響が及ぶ。その結果、動悸やめまい、吐き気など、乗り物酔いの症状が引き起こされる。
フライト前やドライブ前に、胃腸を刺激したり、胃腸に負担を与えたりするような食べ物を食べてしまうと、弱った消化器官にさらに悪影響が及ぶため、乗り物酔いしやすくなる。そのため、フライト前やドライブ前には、胃腸を刺激したり、胃腸に負担を与えたりするような食べ物は極力控えることが望ましい。
2. フライト前ドライブ前にNGな食べ物
胃腸を刺激する食べ物
唐辛子などのきいた辛い食べ物は、胃腸を刺激するのでフライト前やドライブ前に避けることが望ましい。たとえば、昼食後に、フライトやドライブを予定している場合は、激辛カレー、麻婆豆腐、タバスコたっぷりのピザなどの類は避けるべきだろう。また、食べ物ではないが、炭酸飲料や胃腸を刺激するタバコなども避けたい。
消化の悪い食べ物
胃腸に負担をかけないために、消化の悪い食べ物はフライト前やドライブ前には避けるようにしたい。たとえば、揚げ物などの脂っこい食べ物、食物繊維の多い野菜、コンニャク、海藻、きのこなどはすべて消化がよくないので避けるようにしたい。
塩分の多い食べ物
塩分の多い物も胃腸に負担をかけて乗り物酔いを招きやすくなるが、むくみを招きやすくなるという点でも避けたい。フライト中やドライブ中は、長時間座った状態で足を動かすことがないため、血液が足にたまってしまい、むくみを生じさせる。そのような状態のときに、むくみを招く塩分の多い食べ物を摂ると、ますますむくみがひどくなる。
3. フライト前ドライブ前に気を付けたいこと
食べ物のことのほかにも、フライト前やドライブ前には、以下のような点に気を付けよう。
水分補給は水がベスト
フライト中やドライブ中は、乾燥しやすい機内や車内において、脱水を防ぐために、適度に水分を補給することも重要だ。最適なのは水だ。一度に飲まずに、少しずつ補給しよう。
コーヒーや緑茶などは、利尿作用があるため、避けるようにしよう。
コーヒーや緑茶などは、利尿作用があるため、避けるようにしよう。
なお、乗り物酔い予防の飲み物としては、胃の不快感を緩和する働きが望めるぺパーミントティーがおすすめ。
体調を整えておく
フライトやドライブは、最高のコンディションで臨むのが一番だ。そのためには、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとるなど、事前にしっかりと体調管理に気を配ろう。
結論
乗り物酔いを招きやすいフライト前やドライブ前の食べ物について紹介した。今後、旅行の際には、今回紹介した、乗り物酔いしやすい食べ物の特徴を頭に入れ、乗り物酔いせずに、フライト中やドライブ中も快適に過ごしてほしい。
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