1. イースターとは

イースターとは、「復活祭」という名のキリスト教にまつわる行事。欧米ではクリスマスと並ぶ、大きなイベントと捉えられている。そのゆえんは、イエス・キリストが、十字架に磔にして処刑されたことにはじまる。キリストは3日後の日曜日に、奇跡的に生き返る。この復活劇を祝うのがイースターだ。アメリカでは、地域によってはイースターホリデーがあり、学校や会社が休みになるケースも。
イースターの日付
イースターは、月の満ち欠けによって定められた太陰太陽暦を基準にしているので、年によって日付が異なる。2021年は、4月4日。春分の日の後の満月を経て、最初にくる日曜日だ。ちなみにイースターの語源は、ゲルマン人が使っていた春の月名「エオストレモナト」に由来しているともいわれている。芽吹きの春を祝うお祭りと関連して、この日になったともいわれている。
卵とうさぎ
イースターのシンボルといえば、卵とうさぎ。イースターエッグやイースターバニーと呼ばれている。イースターエッグは簡単に作ることができるので、小さな子どもがいる人はチャレンジしてみるといいだろう。卵は、いうまでもなく、新しい命の象徴だ。うさぎは、一度にたくさんの子どもを産むことから、繁栄の象徴とされている。このことから、卵とうさぎがシンボルになったのだろう。
2. イースターにやること

エッグハント
イースターといえば、エッグハントが欠かせない。これはイースターエッグを庭や部屋の中に隠して、探すゲームのこと。このときに使われるイースターエッグは、大抵プラスチックでできたもので、なかにチョコレートやキャンディーなどのお菓子や小さなおもちゃを入れて、いろいろなところに隠すのだ。このイースターエッグを巡って子どもたちは大盛り上がりで、宝探しをするというわけ。欧米では、イースターの時期になるとスーパーや薬局でカラフルなイースターエッグやエッグを入れるバスケット、飾りつけグッズなどが販売される。
エッグロールやエッグレース
このほかに、イースターエッグを割らないように転がすエッグロールや、イースターエッグをスプーンにのせて、落とさないようにゴールを競うエッグレースなどが行われることがある。家庭ではもちろん、教会や学校、コミュニティーセンターなどで行われることも多い。
飾りつけと食事
イースターはお祭りなので、愛らしい飾りつけをするのが定番。春らしい気分を表すからか、パステルカラーを用いた飾りつけグッズが数多く販売されている。食事の定番は、デビルエッグやローストラムやローストハム、パネットーネなどが並べられ、家族揃って食べるのが定番だ。
3. イースターに欠かせないお菓子とは

実際のところ、イースターに欠かせないお菓子はこれといっては存在しない。欧米ではイースター時期になると卵やうさぎをモチーフにしたチョコレートやグミ、キャンディーなどが販売されるので、それを用いることが多いようだ。日本でも輸入食材店などを訪れると見かけることがあるかもしれない。
カップケーキ
手作りのお菓子を作りたい場合は、カップケーキがおすすめ。アメリカではカップケーキやキャロットケーキなど、オイルを使ったライトなケーキは家庭の味であり、イースターにももれなく食べられていることが多い。アイシングでかわいらしくデコるとぐっと気分が盛り上がる。
アイシングクッキー
イースターのシンボルでもある卵とうさぎをモチーフにしたクッキーは、子どもたちからも人気を集めること間違いなし!こちらもアイシングをすると見た目にも華やか。
結論
イースターは、日本でも徐々に認知度がアップしているキリスト教にまつわるビッグイベント。愛らしい飾りつけをして、エッグハントをするという点からも子どもが楽しめるイベントといえそうだ。なかなか思うように外出ができない昨今。家の中で、イースターを楽しんでみるのも悪くないかもしれない。
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