このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ガツ刺しの【ガツ】は豚の部位?栄養や下処理方法も確認!

ガツ刺しの【ガツ】は豚の部位?栄養や下処理方法も確認!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年8月19日

焼き肉店やスーパーでも見かけるガツだが、何の肉で部位はどこにあたるのか知っているだろうか。ここではガツとミノの違いや、下ごしらえの仕方、美味しい食べ方なども紹介する。体重管理中に食べる場合のポイントも確認して、自宅でもガツを楽しもう。

  

1. ガツ刺しや焼肉で人気のホルモン・ガツの部位はどこ?

串焼きややきとんのメニューでよく見かけるガツやガツ刺しは、内臓やもつと呼ばれる部位のひとつだ。実際にはどこの部位なのか、どんな肉質なのか学んでいこう。

ガツの部位は豚の胃

ガツは、豚の胃袋のこと。ホルモンのなかでも非常に食べやすいのが特徴で、コリコリとした食感だ。スーパーでは、茹でたものが販売されていることが多く、その場合色はややくすんでいるが、焼肉店などで見るガツは、美しいピンクと白色だ。味わいとしては、旨みがあり、ホルモン特有のにおいやクセが少なめなので、苦手な人にも食べやすい味わいといえるだろう。

ガツの部位の名前は英語由来

ガツの名前の由来は、英語の「gut(s)」であるといわれている。これは、日本語の内臓や腸、消化管などを意味することばで、海外では動物全般に使用されている。これをカタカナ読みしてつけられたという説が濃厚だ。

ガツの別名は豚ミノ

上記で記したのとは逆に、ガツのことをミノと同じ胃袋であることから、豚ミノと呼ぶ場合がある。

2. 牛や鶏のガツはどの部位のこと?

ガツ=胃袋という言葉は、多くの食用肉に使うことができる言葉だ。牛肉や鶏肉のガツにあたる部分は、一体どこになるのだろう。さらに詳しく見ていこう。

牛のガツはミノ・第1胃袋のこと

ミノは、焼肉でも人気の部位。これは牛の4つある胃袋のうちのひとつで、第1胃袋とも呼ばれている。これが、牛のガツにあたる部分。白く肉厚で食べごたえのある食感だ。まれに牛ガツと呼ばれることもある。豚ガツに比べるとより弾力がある印象。豚ガツのほうが噛み切りやすい。見ためは、豚ガツよりも白っぽく、イカのように見えなくもない。

鶏のガツは嚢のこと

鶏のガツは、厳密には胃袋ではない。そ嚢(のう)と呼ばれる袋状の器官で、食物を一旦待機させる場所である。ここを経て、腺胃、筋胃と送られる。比較的発達した部位ではあるが、見かけることは稀。一説には、豚ガツに味が似ているからこの名前が付いたとされている。食感は豚ガツよりもやや柔らかい。

3. ガツの部位は生食できる?

ガツは豚の胃袋であることがわかったところで、ここからは食べ方についてリサーチ。ガツ刺しというメニューがよくあるが、ガツは生で食べることができるのだろうか?

ガツは生食NG!ガツ刺しも加熱済み

ガツは、生食は絶対にNG。そもそも厚生労働省では、2015年から、食品衛生法に基づいて豚の肉や内臓を生食としての販売、提供することを禁止している。これは、E型肝炎ウィルスへの感染やサルモネラ属菌やカンピロバクターなどの食中毒を起こす危険性があるからだ(※1)。ガツ刺しというネーミングだが、焼き鳥や焼肉屋で提供されているガツ刺しは、火を通したガツを使用したものである。

ガツの下処理方法

ガツは内臓であるため、下ごしらえしておかないと独特なにおいが残ってしまう。圧力鍋を使えば簡単にできるので試してみてほしい。まず圧力鍋にガツを入れ、ひたひたになるまで水を注ぐ。次に長ネギの青い部分を入れ、5分程度加圧しよう。圧が抜けたら長ネギの青い部分を取り除き、ガツを取り出す。取り出したガツは水でよく洗い、もう一度圧力鍋で5分程度加圧すれば完成だ。下ごしらえが面倒なら、あらかじめ茹でたものを購入してもいいだろう。

4. ガツの部位の美味しい食べ方

豚の胃袋、ガツ。スーパーでは下処理済みのものが販売されていることもある。ここではガツを美味しく食べる方法について紹介しよう。

ガツの美味しい食べ方その1:ガツ刺し

ガツ刺しは、下処理したガツをそぎ切りにして、醤油とごま油、酢、さらにショウガやニンニク、ネギなどを混ぜた香味ダレで和えたもの。そもそも臭みは少ないガツだが、香りのいいタレのおかげでより食がすすむ味わいになる。ガツのコリコリとした食感が存分に楽しめる、酒のアテにぴったりの料理だ。

ガツの美味しい食べ方その2:ガツの煮込み

ガツは煮込んでも旨い。醤油やみりん、酒、砂糖で甘辛く煮てもよし。味噌をベースにした煮込みにも合う。トリッパのようにトマト煮にしてもまた違った味わいが楽しめる。じっくり時間をかけて煮込むといい。

5. ガツの部位の栄養やカロリー

ガツには、実はさらに上等なガツ芯という部位が存在する。ここでは、その部位と味わい、そしてガツのカロリーについても調べていこう。

ガツの栄養素

ガツの特筆すべき栄養素は、ビタミンB12やナイアシンが多く含まれているところ。ビタミンB12は、神経や血液の健康に欠かせない栄養素(※6)。ナイアシンは、エネルギー生成や各栄養素の代謝に深く関与する水溶性ビタミンのことである(※7)。

ガツのカロリーや糖質

【茹でたガツ100g】
カロリー:111kcal
糖質:0g
ガツは70%ほどが水分なので、脂質も少なく糖質となる炭水化物は含まれていない(※2)。ミノは100gあたり166kcal(※3)、豚の大腸部分は100gあたり166kcal(※4)、ヒモと呼ばれる豚肉の小腸部分は159Kcal(※5)で、これらと比較してもガツはホルモンの中では比較的低カロリーであるといえるだろう。とはいえ、ガツも食べ過ぎると太るので、体重制限中は食べる量に気を付けたい。また体重制限中に食べるなら、タレなどを用いずに塩コショウなどなるべくシンプルな味付けにするといいだろう。ガツは唐揚げなどにしても美味しいがカロリーが高くなるので、ガツ刺しやシンプルに焼いて食べよう。

結論

ガツは、豚の胃袋にあたる部位。生では食べられないため下ごしらえが必須だ。定番のホルモンの中では比較的低カロリーで脂質や糖質も少ないため、減量にも向いている食材といえよう。同じく、牛の胃袋・ミノは牛ガツ、鶏の胃袋は鶏ガツと呼ばれることもあるそうだ。たまには、家でホルモンを楽しんでみるのも悪くないかもしれない。
この記事もCheck!
  • 公開日:

    2021年4月26日

  • 更新日:

    2021年8月19日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

ランキングランキング