1. 豚肩ロースブロックはどんな料理に向いている?

豚肩ロースは旨みが強く、赤身と脂身のバランスがよいのが特徴。肉全体に霜降り状に脂身が広がっているため、ロースのように脂身だけの部分はほとんどない。脂身だけの部分を食べるのが苦手な人や、赤身のほうが好きな人でも食べやすい部位といえるだろう。薄切りの豚肩ロースなら生姜焼きやしゃぶしゃぶ、すき焼きなどに向いている。ブロック肉なら煮豚やローストポーク、シチューなどに向いている部位だ。薄切りなら加熱したときの硬さはあまり気にならないが、ブロック肉を調理する際は硬くならないように注意が必要。シチューや煮豚などの煮込み料理は、じっくり加熱するため豚肩ロースでもやわらかく仕上がる。圧力鍋や炊飯器を活用すれば、よりやわらかい食感が楽しめるだろう。豚肩ロースは赤身がしっかりしているため、やわらかくなるまで加熱しても煮崩れないのも大きな特徴。
2. 圧力鍋でやわらか!豚肩ロースブロック料理

硬くなりやすい豚肩ロースのブロック肉も、圧力鍋を使うとやわらかく仕上がる。ここでは、圧力鍋を使った料理をいくつか紹介しよう。
圧力鍋で作る簡単チャーシュー
豚肩ロースのブロック肉に塩コショウをし、表面をフライパンでこんがりと焼いておく。圧力鍋に醤油や砂糖、酒やみりんなどの調味料と焼いた豚肩ロースを入れる。強火で圧力がかかるまで加熱し、圧力がかかりはじめたら火を弱めて20分ほど煮よう。圧力が下がったらふたを開け、取り出してカットし煮汁をかければ完成。ニンニクや生姜を加えたり、好みで煮汁の味を変えたりしても美味しい。
豚肩ロースのポトフ
豚肩ロースのブロック肉を食べやすいサイズのサイコロ状にカットし、野菜とともに圧力鍋に入れる。水やコンソメなどの調味料を入れ、具材がやわらかくなるまで圧力をかけて煮れば完成。じゃがいもなどは煮崩れしやすいため、大きくカットするかあとから入れるとよいだろう。豚肉の旨みがスープに溶け出し、たっぷりの野菜でも美味しく食べられるだろう。
3. 炊飯器で簡単!豚肩ロースブロック料理

圧力鍋を持っていない人は、炊飯器を活用するとよい。炊飯機能や保温機能を活用すれば、いろいろな豚肩ロースを使った料理が作れる。
炊飯器で作るチャーシュー
豚肩ロースはブロックのままフライパンで焼き目を付ける。醤油や砂糖、酒やみりんなどの調味料と水を炊飯器に入れる。焼いた豚肩ロースも一緒に炊飯器に入れ、炊飯スイッチを押そう。炊飯が終わったら2時間ほど保温しておけば完成。炊飯が終わった段階で煮汁を少し取り、茹で卵と一緒にジッパー付き保存袋に入れておけば煮卵も作れる。
豚肩ロースのコンソメ煮込み
豚肩ロースを使った料理は醤油などを使用した和風の味付けが多いが、じつはコンソメとも相性がよい。炊飯器に水とコンソメ、好みのハーブやスパイスを入れる。豚肩ロースをブロックのまま一緒に入れ、炊飯スイッチを入れよう。炊飯が終わってから1~2時間程度保温すれば完成。一緒にニンジンや大根などの野菜を煮ても美味しい。
結論
豚肩ロースはブロックのままでは調理が難しいと思っている人も多いが、炊飯器や圧力鍋を使えば時間を置くだけで簡単にやわらかく仕上げられる。チャーシューや煮豚などは調味料と肉さえあれば手軽に作れるので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
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