1. 意外な組み合わせだけど美味しい!ズッキーニの味噌汁

ズッキーニは、ウリ科カボチャ属の植物である。現在日本で入手できるズッキーニは、ほとんどが国産であるほど日本でもその栽培が普及した。癖のない味わいは、味噌汁に入れてもさまざまな食材と合わせることが可能である。そのアイデアを見てみよう。
和食とも相性バツグンのズッキーニ
パスタなどの洋風の料理に合わせるイメージが強いズッキーニは、日本でもなじみ深いウリ科の植物であるため、和食として調理しても応用範囲が広い。天ぷらや味噌汁はその好例なのである。また、濃い緑色の皮は、むく必要はない。そのまま美味しく食べることができる。
油揚げやわかめなどの定番とは問題なくマッチ
ズッキーニは淡白な味わいが特徴であり、味噌汁の具材の定番である油揚げやわかめとは問題なくマッチする。ズッキーニを半月切りにして、味噌汁にぜひ入れてみてほしい。
そのほかの食材と合わせるには
ズッキーニを味噌汁に入れる場合、ほかにはどんな食材と合わせることができるだろうか。ズッキーニは夏に旬を迎える野菜である。そのため、夏野菜とともに味噌汁に入れるとよいかもしれない。たとえばみょうが、オクラ、パプリカ、とうもろこしなど、見た目も華やかになる野菜を使って味噌汁を作ることができる。また、しめじなどのきのこ類もぜひ加えてみたい。
2. ズッキーニ入り韓国風味噌汁テンジャンチゲ

韓国の味噌ともいえるテンジャンを使っても、そのコクのある風味とズッキーニはよい相性となる。日本の味噌汁とは異なり、煮込むほど味わいがよくなるといわれるテンジャンを使ってズッキーニの味噌汁を作ってみよう。
テンジャンチゲに使用する具材は
テンジャンチゲにする場合は、ズッキーニのほかにもさまざまな具材を使用して味噌汁にコクを出してみたい。たとえば豆腐、しいたけ、ニラなどのほかに、あさりを加えても味噌汁に旨みが出る。ズッキーニは、いずれの食材ともなじむのが便利である。テンジャンで味付ける場合は、にんにくや生姜、ごま油で香り付けをするとより韓国風になる。
日本の味噌でもアレンジが可能
テンジャンがない場合には、日本の味噌でも代用可能である。大人だけの食卓であれば、コチュジャンを入れて辛味をつけると身体がホカホカと温まる味噌汁となる。玉ねぎやじゃがいもなどの常備野菜を加えても美味しい。みりんで甘口にしたり、納豆も入れて栄養満点にする方法もトライする価値がある。
3. ズッキーニとベーコンの洋風味噌汁

和食がユネスコの無形文化遺産に認定されたことで、味噌は世界中で注目を浴びている。各国で味噌が使用されるレシピを参考に、洋風の味噌汁にズッキーニを入れてみよう。いつもとは趣が異なる味噌汁は、食卓をリフレッシュしてくれる。
夏野菜で作る洋風味噌汁
ズッキーニとともに、トマトやパプリカを加えて味噌汁を作る。油揚げの代わりにベーコンを入れると、味噌汁も深い味わいになる。出汁に具材を加えて通常の味噌汁を作ってもよいし、ズッキーニやパプリカは一度炒めて味噌汁にしてもよい。トマトは煮崩れるので、最後に加えてみよう。最後にオリーブオイルをたらすと、より洋風の味噌汁を楽しめる。アスパラやかぼちゃも加えて、ヘルシーに仕上げれば女性陣が喜ぶだろう。
結論
西洋野菜と認識されることが多いズッキーニであるが、その淡白な食味から和食に活用されることが多い。味噌汁に使用する場合も、皮から食べることができて癖がないというメリットがうれしい。ともに旬を迎える夏野菜のほか、豆腐やわかめ、油揚げといった従来の味噌汁の具とも美味しく食べることができる。ベーコンやトマトとともに西洋風に仕上げれば、パンにも合いそうな味噌汁となるのである。
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