1. フィラデルフィアロールとは

フィラデルフィアロールとはどのようなものか詳しく解説していくので、知ってもらいたい。
フィラデルフィアロールの英語表記は「Philadelphia Roll」となり、スモークサーモンとフィラデルフィアチーズ(クリームチーズ)を巻いたアメリカ発祥の巻き寿司のことである。ほかの具材としては、マグロ、エビ、アボカド、カニカマ、キュウリ、ネギ、たまねぎなどが挙げられる。具材に大きな定義はないので、スモークサーモンとフィラデルフィアチーズのほかには、自分の好きなものをチョイスするとよいだろう。
また、フィラデルフィアロールは、1980年代頃にベーグルアンドロックス(ベーグルのクリームチーズサーモン)をヒントに考案された、寿司版ということになる。アメリカ人が黒い海苔を食べることに抵抗があったことから生まれた、海苔を内側にして巻いていく裏巻きや、外側にサーモンを巻いたものなど、バリエーションが豊富なことも特徴である。
フィラデルフィアチーズ
フィラデルフィアチーズとはクリームチーズのことであり、誕生したのはいまから100年以上前の1872年のことである。ニューヨークのとても小さなチーズメーカーにて製造された、四角い形のクリームチーズが原点となっている。日本にクリームチーズが登場したのは1970年のことである。豊かなコクと旨みで、さらになめらかでクリーミーな美味しさが人気を集め、一気に日本中に浸透した。現在ではフィラデルフィアブランドのクリームチーズは歴史のある高品質なクリームチーズとして人気を博し、世界中のチーズメーカーに広く認められている。
2. フィラデルフィアロールの作り方

フィラデルフィアロールの作り方を説明していくので、参考にしてもらいたい。定番となっている焼き海苔を内側に巻く裏巻きを取り入れているので、注目してみてほしい。
フィラデルフィアロールの作り方
材料
フィラデルフィアクリームチーズ、アボカド、酢めし、焼き海苔、スモークサーモン、いりごま(白)
作り方
フィラデルフィアクリームチーズは、冷蔵庫から出して常温に戻しておく。アボカドは皮をむいて種を取り除き、約1cm角の棒状に切っておく。巻きすにラップを敷いてから、酢めしを均等に広げて、その上に焼き海苔をのせ、フィラデルフィアクリームチーズ、スモークサーモン、アボカドをのせて、具を押さえながら巻きすを巻いていく。巻きすとラップをはずして、表面にいりごまをまぶす。少し時間をおいてから、食べやすい大きさにカットしたら、完成となる。
コツ
フィラデルフィアロールは、焼き海苔を内側にする裏巻きが定番となっている。具材はあまり欲張りすぎないように、適量で巻いたほうが巻きやすくキレイに仕上げることができる。巻いてからカットするまでの間に少し時間をおくことで、全体的になじみ形が安定してくるので切りやすくなるだろう。
3. フィラデルフィアロール以外にもこんな巻き寿司が!

アメリカには、フィラデルフィアロールをはじめとしてほかにも多くの巻き寿司がある。それらを紹介していこう。
カリフォルニアロール
カリフォルニアロールとは、アメリカのカリフォルニアで生まれた多くの人々に親しまれている巻き寿司の一種である。一般的な細巻きや太巻きとは異なり、外側に酢めし、内側に焼き海苔を巻くといった巻き方になる。作り方は、以下のようになる。
作り方
アボカドは皮をむき種を取り除いてから、薄切りにしておく。卵は薄焼きにしてから、棒状に切っておく。巻きすにラップを敷いて焼き海苔を置き、酢めしを平らに広げる。ラップをかぶせて、焼き海苔が上になるように巻きすを裏返し、上のラップをはがしておく。焼き海苔の真ん中にカニカマ、卵、アボカドを並べ、マヨネーズを塗って巻き寿司と同じように巻いていく。少し時間をおき形が定着してから、食べやすい大きさに切り分けて、とびこを上に飾ったら完成となる。
ミシガンロール
ミシガンロールとは、アメリカの寿司で人気の高いスパイシーツナロールの進化版である。
スパイシーツナとは、ネギトロにマヨネーズとタバスコのようなチリソースやチリオイルを加えたものとなる。ミシガンロールは、このスパイシーツナとアボカドを酢めしで巻いたものになる。
スパイシーツナとは、ネギトロにマヨネーズとタバスコのようなチリソースやチリオイルを加えたものとなる。ミシガンロールは、このスパイシーツナとアボカドを酢めしで巻いたものになる。
結論
本記事では、フィラデルフィアロールについて詳しく紹介してきた。フィラデルフィアロールにはスモークサーモンとフィラデルフィアチーズ以外にも向いている食材が多くあるので、いろいろと試してぜひ自分好みのものを見つけてもらいたい。ボリュームがあり見ためもとても華やかなので、おもてなしメニューとしても重宝することだろう。
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