1. びわ茶ってどんなお茶?

びわ茶とは江戸時代から人々に親しまれてきたお茶の一種で、びわの葉を十分に乾燥してから細かくして茶葉としたものだ。びわ茶の特徴は、緑茶や紅茶とは違いノンカフェインであることだろう。味は、ほのかに甘みがあるクセのない味わいで飲みやすい。また、びわには抗酸化作用の強いポリフェノールが多く含まれている(※1)のも特徴だ。
有害物質アミグダリンに注意
びわ茶を飲むにあたって、知っておいてほしいのがびわの種には天然の有害物質であるアミグダリンが含まれているということだ。農林水産省(※2)によるとこのアミグダリンを大量に摂取してしまうと、健康に悪影響があるという。びわの場合は、熟した果実には問題がないが、種子を乾燥して粉末にしたものを大量に摂取してしまうと健康を害するおそれがあるので、注意が必要なのだ。
2. 自宅で作る!自家製びわ茶

びわ茶は自宅でも簡単に作ることができる。自家製のびわ茶の作り方を紹介するので、びわの葉を手に入れたらチャレンジしてみよう。
作り方
びわの葉を取ったら、葉の裏にある毛をブラシやタオルで擦って落としておく。あとは、ネットに入れて外に吊るして乾燥させよう。このとき、夜は室内に入れるといいだろう。葉が乾燥して割れるようになったら、びわの葉をちぎって、水とともにやかんに入れて煮だす。だいたい10分以上かけてゆっくり沸騰させるといいだろう。
上手に作るコツ
びわ茶を上手に作るには、しっかりと葉の裏の毛を取り除くようにしよう。このとき、固めのブラシを使うのがおすすめだ。さらに乾燥したびわの葉を手でもみ崩してから煮だすと、しっかりとエキスが出る。また、お茶パックに入れて煮だす方法や、葉を砕く際にフードプロセッサーを使う方法もあるので、好みの方法で作ってみよう。
3. ノンカフェインで飲みやすい!おすすめのびわ茶

ノンカフェインで飲みやすいというびわ茶を手軽に楽しむのなら、市販のびわ茶を購入してみるのもいいだろう。おすすめのびわ茶を見てみよう。
十津川農場「ねじめびわ茶」
鹿児島県南大隅町にある十津川農場で作られている、ねじめびわ茶はノンカフェインでカロリーゼロ。さらに無香料、無着色と子どもからお年寄りまで幅広く安心して飲めるお茶として人気がある。このねじめびわ茶は原料であるびわの葉と比べて、ポリフェノールが3.5倍となっている。飲むだけで豊富なポリフェノールを手軽に摂取できるのだ。
福岡江久母「有機びわの葉茶」
温かくても冷やしても美味しいのがびわ茶の魅力でもある。そんな福岡江久母のびわの葉茶は、ティーパックに入っているので、手軽に茶葉を抽出させることができるのも魅力だ。化学肥料を使わず育てられたオーガニックのびわの葉のみを使用して作られている。雑味のないまろやかな味わいが楽しめる。
がばい農園「国産のびわの葉茶」
徳島県や福岡県産の栽培から収穫までしっかりと品質管理された、国産のびわをびわ茶にした商品。すべて手作業で作られているのも魅力だ。ティーパックに入っているので、飲みたいときに手軽にびわ茶を味わえるのも魅力だろう。このがばい農園では定期的に農薬検査や生菌検査、放射能検査などが行われているので、安心して味わうことができる。
結論
びわ茶は、ノンカフェインでポリフェノールを豊富に含んでいるのが魅力だ。味も飲みやすくほのかな甘みを感じられるのも嬉しい。そんなびわ茶は、自宅でも簡単に手作りすることもできる。びわの葉が手に入ったら自家製びわ茶を作ってみるのもいいだろう。また、市販のびわ茶もいろいろ販売しているので、普段のお茶とともに常備しておくのもおすすめだ。いままで、びわ茶を味わったことがなかった人もぜひ試してみてもらいたい。
(参考文献)
※1 「旬」商品のご紹介 | えひめの食サイト
http://www.eh.zennoh.or.jp/ehimenosyoku/com/s14.html
※2 農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html
※1 「旬」商品のご紹介 | えひめの食サイト
http://www.eh.zennoh.or.jp/ehimenosyoku/com/s14.html
※2 農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html