1. 手作りしたピクルスの日持ちは何日?

ピクルスとは、酢漬けのこと。塩と素材だけで発酵させて酸味を出すザワークラウトに代表されるようなものとハーブやスパイス、塩、砂糖などで調味した酢に素材をつけて作る無発酵のガーキンスやコルニッションに代表されるようなものがある。日本のガリやらっきょう漬けは、ピクルスの一種ということができる。
手作りピクルスの日持ち
一般的に家庭で作るピクルスの日持ちは、長くて1週間。ガーキンスタイプのピクルスで、食べやすい酸味にしたものであれば、この期間以内に食べるのが賢明だ。きゅうり、だいこん、玉ねぎ、キャベツ、パプリカ、セロリなど野菜類であれば、日持ちに変化はない。ただし、ミニトマトや卵のピクルスはやや短め。3日程度で食べ切りたい。ただし、1ヶ月以上保存できるピクルスを作ることもできる。これは、徹底して細菌を排除するよう努めたもので、素材、器具、瓶の煮沸や瓶詰め後の加熱、さらに脱気が必要となる。
正しい保存方法
上記の日持ち日数は、正しい保存がなされていた場合においてのこと。手作りしたピクルスは、必ず清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存すること。また取り出すときに、清潔な箸やスプーンを活用することも必須だ。
2. ピクルス液の日持ちは何日?

ピクルス液とは、野菜など素材を漬け込む調味酢のこと。酢と水、砂糖、塩、鷹の爪、ローリエ、黒胡椒(粒のまま)を煮立てて、冷ましたものだ。作り方はさまざまで、アレンジの幅も非常に広い。
手作りピクルス液の日持ち
手作りのピクルス液は、使用しない状態であれば、2週間ほど冷蔵庫で保存が可能。清潔な瓶に入れておくこと、急冷して冷蔵庫に入れることが条件だ。一度使ったピクルス液を使いまわすこともできる。その場合は、一旦漉して、再度加熱してから使うこと。再利用は一度にしておくことをおすすめする。
市販品のピクルス液の日持ち
ミツカンのカンタン酢や飯尾醸造のピクル酢など、市販品は未開封の状態で半年から1年の賞味期限が基本。開封後の場合は冷蔵庫で保存し、3〜4ヶ月のうちに使い切るのが正解だ。ただブランドによって異なる場合もあるので、その都度確認するといい。
3. 市販のピクルスの日持ちは何日?

手作りしたピクルスと市販品のピクルスでは日持ちが違う。詳しく説明しよう。
市販品のピクルスの日持ち
一般的に、市販の瓶詰めピクルスは、1ヶ月以上の日持ちがあるものがほとんど。長いものであれば1年、2年ということもある。これは、きちんと管理された場所で作られ、検査が行われているから。未開封の状態での話なので、開けた場合はなるべく早く食べきるのがおすすめだ。1週間程度で食べきるといいだろう。
賞味期限が過ぎたものは?
市販品のピクルス、賞味期限が過ぎたものは食べられるのか?賞味期限とは、基本的に美味しく食べることのできる期限のことなので、1日や2日過ぎたくらいで食べられなくなるということはない。未開封であれば、なおさらである。ただし、1ヶ月以上過ぎたものとなると話は別。食べることができなくなっている可能性があるので、残念だが廃棄するほうが無難。
食べるべきでないピクルスとは?
ピクルスはそもそも酸味があるので、においで腐敗を判別するのがやや難しい。ただ、酢の酸味ではない酸っぱさを感じたら、NG。そのほか、ピクルス液に白い膜が張っていたり、白い糸のようなものが沈んでいる場合も要注意だ。腐敗していると食あたりになる危険性大!状態をよく確認しよう。
結論
ピクルスの日持ちは、手作りの場合は遅くとも1週間以内に食べきること。これから暑くなる季節は、2、3日中に食べきると安心だ。市販品は長くもつものも多いが、開封したら、手作りと同じく早く食べきるのが正解。酢が入っているので、ほかのものよりは細菌を抑える効果があるものの、なるべく早く美味しいうちに食べきることをおすすめしたい。
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