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へちまは料理に使える!?上手に下処理してトロトロ食感を堪能!

へちまは料理に使える!?上手に下処理してトロトロ食感を堪能!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2021年7月14日

へちまといえば、へちまスポンジのイメージが強い人が多いだろう。日本ではあまり食べられないへちまだが、地域によってはへちまはメジャーな食材で、さまざまな料理に使われている。ここでは、へちまを食材として再注目してみたい。へちまの人気料理も紹介するため、ぜひ自宅で作ってみよう。

  

1. へちま料理は台湾や沖縄で定番!

へちまを栽培したことはあっても、食べたことはないという人は多いだろう。日本では食材としてあまり定着していないへちまだが、意外にも美味しい料理に変身する。いろいろと気になるへちま料理だが、まずは基本知識を確認していこう。

へちま料理は日本でも食べられている!

へちま料理が日本で食べられていると聞くと驚くかもしれないが、暑い地域で育ちやすいへちまは南の地域ではポピュラーな食材だ。たとえば、鹿児島県にはへちまを使った郷土料理として「へちま汁」がある。また、沖縄県でもへちま料理が食べられている。ただし、沖縄県ではへちまを「ナーベラー」と呼ぶため、知らずに食べている人もいるかもしれない。ナーベラーという言葉がついた料理は沖縄県に多くあるため、訪れた際にはぜひチェックしてほしい。ちなみに、沖縄県よりさらに南にある台湾でもへちま料理はポピュラーなので、台湾に行った際にも気にしてみてほしい。

へちまを食べるときのポイント

野菜は熟したほうが美味しいもの、逆に熟す前のほうが美味しいものの2つに分けられる。へちまの場合は熟す前のもののほうが食用に適している。へちまでスポンジを作ったことがある人は分かるだろうが、熟したへちまの繊維は非常に硬い。硬くなった繊維は加熱しても柔らかくならないため、非常に食べにくい。

へちまのおすすめの食べ方は?

へちま料理が浸透している地域では、味噌煮にしたり炒め物にしたり、味噌汁の具材にしたりとへちまの食べ方に際限がない。へちまはいろいろな食べ方ができるので、気になった料理があったら積極的に作ってみよう。

2. へちま料理の下処理の仕方

野菜を料理するときに必須となるのが下処理だ。下処理をきちんと行わずに料理すると美味しさも半減してしまう。ここでは、へちま料理を美味しく作るために覚えておくべき下処理方法と調理する際のポイントを紹介する。

へちまの皮は必ずむく

一見するとそのまま食べられそうなへちまだが、実は皮が非常に硬い。そのため、へちま料理を作る際は必ず皮をむいておこう。ピーラーを使えば簡単に皮をむくことができる。へちまの皮をむくと中の白い実の部分が見えてくる。緑色の皮が少し残る程度まで、しっかりと皮をむくのがポイントだ。

種はどうする?

皮をむいたら両端にあるヘタを切り落とす。あとは適当な大きさに切れば下処理は完了だが、切っていると中にある種が気になるかもしれない。へちまの種は食べても問題がないため、取り除かずそのまま食べるのがおすすめだ。

へちまは料理するとどんな風になる?

へちまは生で食べることができないため、加熱が必須となる。わざわざ加熱するのは面倒だと感じるかもしれないが、へちまは加熱具合によって食感が変わるため、その変化を楽しんでみよう。短時間の加熱だと少し歯ごたえのあるシャッキリとした食感を、長時間の加熱だと柔らかくトロトロとした食感を楽しむことができる。

へちま料理の味付けは濃いめに!

へちまには水分が多く含まれており、加熱調理中に水分が出てくる。そのため、味付けは濃いめにしておくとちょうどよい。また、煮込み料理を作るときは、へちまから水分が出ることを考慮して鍋に入れる水分量は少なめにすると水っぽくならずに済む。

3. へちまを使った人気の料理を紹介

ここまではへちま料理の魅力を伝えてきたが、最後は実際に食べられている人気のへちま料理を紹介する。どれも簡単に作れるため、食用へちまが手に入ったらぜひチャレンジしてみよう。

定番!へちまの味噌煮

日本人なら誰もが好きな味噌煮。へちまとも相性バツグンで、味噌味がしみ込んだトロトロのへちまは格別だ。下処理を終えたへちまを油で軽く炒めると、徐々にへちまから水分が出てくる。そこに出汁と味噌を加えれば完成だ。へちまだけのシンプルな味噌煮も美味しいが、スパムを入れて卵でとじた沖縄バージョンの味噌煮も美味しい。スパムが入ることでがっつりとしたおかずになる。

台湾風!へちまの卵炒め

使うメイン材料はへちまと卵だけとシンプルなのにもかかわらず、食べごたえはバツグンだ。味付けは鶏ガラスープの素と塩だけとシンプルだからこそ、へちまの素朴な味わいを楽しめる。下処理をしたへちまは適当な大きさに切る。鶏ガラスープの素を加え、へちまに味付けしたら溶き卵を加える。卵に水溶き片栗粉を加えておくと、ふわふわの卵炒めができる。へちまと卵を軽く混ぜ合わせ、仕上げに塩で味を調えたら完成だ。

ほかの夏野菜と一緒に天ぷらに!

なすやパプリカ、かぼちゃなどの夏野菜と一緒に天ぷらにするのもおすすめだ。衣のサクサク感とへちまのしっとり感の両方を贅沢に楽しむことができる。へちまだけでも十分だが、色鮮やかな夏野菜と一緒に盛り付ければ食卓が一気に華やぐ。

結論

食材としてなじみの薄いへちまだが、九州南部や沖縄など暑い地域ではよく食べられている。熟したへちまは硬くて食べられないため、熟す前のへちまを収穫するのがポイントだ。皮は硬いため必ずむかなければならないが、中は煮るとトロトロになり贅沢な食感を楽しめる。定番の食べ方は味噌煮だが、炒め物にしたり汁物の具材にしたりといろいろな食べ方を楽しめる。
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  • 公開日:

    2021年6月29日

  • 更新日:

    2021年7月14日

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