1. 炊飯器で自然な甘さの発酵小豆を作ろう
発酵小豆は炊飯器を使うことで、簡単に作ることができる。今回は小豆の茹で方から発酵の仕方まで詳しく紹介しよう。
小豆を茹でる
小豆を発酵させる前に、まず小豆を茹でておく必要がある。しっかりと洗った小豆を用意し、たっぷり水を入れた鍋に入れて火にかける。鍋が沸騰してきたらそのまま5分ほど茹でてからザルを使って湯を捨て、アクを抜く。さらに鍋に小豆と新しい水を入れて火にかけ、小豆が柔らかくなるまでじっくりと煮る。この際、水がなくなりそうになったら水を足すといいだろう。小豆が潰れるくらい柔らかくなったら塩を加えて煮詰め、水分を飛ばしたら完成だ。
圧力鍋や炊飯器で小豆を茹でる
小豆は圧力鍋や炊飯器でも茹でることができる。鍋で茹でるのとは違い、圧力鍋を使えば短時間で加圧時間も10分ほどでできあがるので、時間がない時に便利だ。炊飯器も小豆をセットするだけで茹で上がるので、とても便利だろう。
小豆を発酵させる
茹でた小豆を発酵させる際は、炊飯器を使うといいだろう。茹でた小豆に米麹と水を加えて炊飯器の保温モードで発酵させる。発酵中は数時間おきに様子を見て水分がなくなっているようなら、お湯を足して水分を調整するといいだろう。炊飯器は開けた状態で釜に濡れ布巾をかぶせ、8時間ほど保温すると完成する。
失敗しないコツと賞味期限
発酵小豆を作る際は、小豆の下ごしらえも大切だ。しっかりとアク抜きをし、芯が残らないように十分柔らかく煮ることで、美味しく仕上がる。また、完成した発酵小豆は冷蔵庫に入れて3日ほど保存が可能だ。
2. 炊飯器なしで発酵小豆を作る方法
炊飯器ではなくほかの方法でも小豆を発酵させることができる。いろいろな作り方があるので、炊飯器なしで発酵小豆を作る方法を紹介しよう。
ヨーグルトメーカー
発酵小豆はヨーグルトメーカーで作ることもできる。ヨーグルトメーカーは一定の温度を保てるので、さまざまな発酵食品を作ることができるのが魅力だ。
使い捨てカイロ
茹でた小豆に麹を混ぜてから、使い捨てカイロを使って発酵させる方法もある。保冷バッグの中に使い捨てカイロを入れ、その上に小豆を入れた容器を置き、さらに新聞紙などを被せることで60℃ほどの温度を保つことができるのだ。使い捨てカイロを使う場合は、55~60℃の温度を8~10時間保てるものを使用するのがいいだろう。
3. 発酵小豆の美味しい食べ方
発酵小豆は自然な甘さが特徴でもあり、通常のあんこを使う要領でいろいろな食べ方が楽しめる。おすすめの発酵小豆の食べ方は、アイスクリームやフルーツなどのトッピングとして使用することだ。発酵小豆には自然な甘さがあるといっても通常のあんこよりは甘みが少ないので、アイスクリームなど甘みのあるものと合わせるとより食べやすくなる。ほかにもどら焼きやぜんざいにして食べてみるのもおすすめだ。
4. 体重管理中におすすめ?発酵小豆の効能とは
発酵小豆は体重管理中にも効果があるといわれている。小豆のもつ力と、発酵させることによりアップする効能をチェックしてみよう。
小豆のもつ効能
小豆は食物繊維を豊富に含んでいるので、便秘解消に効果があり、減量効果も期待できる。さらに、小豆に含まれるビタミンB1は糖の代謝をよくするため、疲労回復の効果が期待できるといわれている。ほかにも抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいるので、美肌効果も期待できるだろう。
発酵により期待できる効能
発酵小豆は麹を使って発酵させているので、善玉菌が含まれる。そのため、腸内環境を整えてくれるという効能が期待できるのだ。また、砂糖を使っていないのに甘さを感じられて低カロリーなので、体重管理中のおやつにも取り入れやすい。つまり、通常の小豆とは違い発酵小豆は、とてもヘルシーだといえる。
結論
発酵小豆は砂糖を使わなくても自然な甘みを感じられるのが魅力だ。作り方も簡単で、茹でた小豆に麹を加えて炊飯器などで発酵させることで完成する。カロリーも低く、発酵させることで、小豆と麹のもつパワーを両方摂取できるので、通常のゆであずきを食すよりカロリーカットがかなうだろう。
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