1. パン粉の主な使い道・役割

パン粉は焼き料理に使われることもあるが、一般的には揚げ物・フライの衣やハンバーグのつなぎに使われることが多い。これらにパン粉が使われる理由は、パン粉には食材の水分を吸ったり保ったりする役割があるからだ。そのため、食材がパサパサになったり、ポロポロと崩れたりするのを防いでくれる。パン粉は美味しい揚げ物やハンバーグを作るのに欠かすことができない食品ということだ。
2. 食パンをパン粉にする方法

家に食パンなどのパンがある場合は、生パン粉を作ることが可能だ。食パンをパン粉にする方法はいくつかあって、例えば、常温の食パンはミキサーで撹拌する、包丁で細かくみじん切りにするなどがある。また、冷凍食パンは解凍せずにおろし金で削るだけでよい。なお、乾燥パン粉にしたい場合には、生パン粉を耐熱皿に広げて電子レンジで1~2分程度加熱するのがおすすめとなっている。
3. 揚げ衣用のパン粉の代用品3選

揚げ衣用のパン粉の代用品には、食パンから作った生パン粉・乾燥パン粉のほかにおから、コーンフレーク、高野豆腐などがある。以下で、それぞれの仕上がりや使い方などを確認しよう。
その1.おから
おからをパン粉の代わりにすることは可能だ。揚げると比較的柔らかめの仕上がりとなる。すりおろしなどは不要だが、水分が多いため事前にフライパンで乾煎りしてから使うのがおすすめ。また、他の衣に比べると揚げ時間は短めなので、早めに油から取り出すのがポイントとなる。
その2.コーンフレーク
ザクザクとした食感が特徴のコーンフレークもパン粉の代用になる。そのままだとタネにくっつきにくいため、事前に細かく砕いておくのがポイントだ。揚げ時間はおからよりも短くて、すぐにこんがりとしたキツネ色に変わる。揚げ過ぎないよう注意しながら、手早く揚げるようにしよう。
その3.高野豆腐
高野豆腐もパン粉の代用にすることが可能だ。高野豆腐をフライの衣にする場合は、冷凍食パンをパン粉にするように、乾燥状態の高野豆腐をおろし金ですりおろすと粉状になる。パン粉に比べると細かい衣になるため、カリッとした食感のコロッケなどに仕上がる。
揚げ衣用のその他の代用品
・お麩
・揚げ玉・天かす
・オートミール
・そうめん
・春雨
・揚げ玉・天かす
・オートミール
・そうめん
・春雨
4. つなぎ用のパン粉の代用品3選

つなぎ用のパン粉の代用品には、食パンやお麩、豆腐、白飯などがある。また、ほかにもたくさんの食材で代用できる。以下で、それぞれの仕上がりや使い方などを確認しよう。
その1.お麩
お麩をパン粉の代用品として使うことが可能だ。水分をしっかりと吸ってくれるため、ジューシーなハンバーグを楽しめるようになる。お麩をつなぎに使う場合は、事前に細かく砕いておくのがおすすめ。保存袋などに入れて、粗めな粉末状になるまで麺棒などで叩くようにしよう。
その2.豆腐
ハンバーグのつなぎにするなら、豆腐で代用することも可能だ。ハンバーグのかさましにも使うことができ、ヘルシーなハンバーグに仕上がる。豆腐を使うときはできる限り水分を切っておくのがポイントになる。しっかりとひき肉と混ぜるようにしてタネを作るようにしよう。
その3.白飯
残りご飯もハンバーグのつなぎにすることが可能だ。白米の柔らかさが加わり、もっちりとした食感に仕上がる。白飯はそのまま使ってもよいが、粒感が気になる場合は潰すか、フードプロセッサーでペースト状にするとよい。なお、白飯で代用する場合には十分冷ましてから使うようにしよう。
つなぎ用のその他の代用品
・おから
・高野豆腐
・米粉
・卵
・高野豆腐
・米粉
・卵
結論
揚げ物の衣やハンバーグのつなぎに欠かせないパン粉は、食パン、おから、高野豆腐、お麩などで代用することが可能だ。また、家にあるそのほかの食材で代用できる場合も多い。もしパン粉を切らしていたら、これらの食材を使って美味しい揚げ物やハンバーグなどを作ってみよう。
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