1. 100ccとはどのくらいの量?

レシピサイトなどでよく見かける100「cc」という単位。もともとccとは、1辺が1cmの立方体の体積をさしている。算数では立方センチメートルをcm3と表す。立方センチメートルのことを英語で「cubic centimetre」というが、ccは「cubic centimetre」の略なのだ。
100ccは何ml(ミリリットル)
100ccとよく比較されるのが、100mlだ。計量カップでも100mlはあるが100㏄の単位はないということもあるだろう。実は、100ccと100mlは同じ体積のことだ。もともとmlは、1Lの1,000分の1の体積のことで、どちらも同じ定義から作られた単位である。つまり100ccも100mlも同じ量なのだ。
100ccは何L(リットル)
100ccは100mlと同じと紹介したが、Lに換算すると1mlは1Lの1,000分の1なので、100mlは0.1Lということになる。
100ccは何g(グラム)
100ccをgに変換したいと思う人もいるだろう。しかし100ccは体積なので、重さの単位であるgに単純変換することができない。つまり、100ccの単位を変換しようと思っても、同じ体積の単位にしか変換できないのだ。
2. 100ccを大さじではかることはできる?

100ccをはかりたいのに計量カップがないという時は、計量スプーンで代用することができる。100ccを大さじに換算すると、大さじ6と3分の2杯と同量になる。しかしこの時、注意したいのは大さじ1杯をしっかりとスプーンすり切りではかることだ。さらに大さじ3分の2杯は大さじのスプーンの縁から2mmほど下くらいが目安になる。大さじを正しくはかることで、100ccを計量スプーンではかることができるだろう。
小さじではかる場合
100ccを小さじではかりたい場合は、小さじ20杯分になる。小さじの場合は、計量する回数が増えてしまうので、できれば大さじを使って100ccをはかるのがおすすめだ。
3. 100ccの重さ

100ccは体積なので、一概に重さへの変換はできないと紹介したが、液体調味料や粉末調味料の100ccあたりの重さなどを知っておけば、さまざまなレシピの際に役立つだろう。またccとmlは同じ体積を表すので、mlに置き換えて考えることも可能だ。
液体調味料の重さ
液体調味料は種類によって、100ccあたりの重さが多少異なってくる。主な液体調味料の100ccの重さをチェックしてみよう。
- 水100cc=100g
- 酒100cc=100g
- みりん100cc=120g
- 醤油100cc=120g
- 酢100cc=100g
粉末調味料の重さ
粉末調味料の場合も、種類によって100ccあたりの重さが異なってくる。それぞれの重さを知っておくと、さまざまな料理を作る時に便利だろう。
- 上白糖100cc=60g
- グラニュー糖100cc=80g
- 小麦粉100cc=60g
- 片栗粉100cc=60g
そのほかの食品
液体調味料や粉末調味料のほかにも、ペースト状のさまざまな調味料がある。普段よく使用する調味料の重さもチェックしておこう。
- 生クリーム100cc=100g
- ケチャップ100cc=120g
- マヨネーズ100cc=93.3g
結論
普段レシピサイトなどを見ると、さまざまな単位が出てくる。その中でも100ccという単位がどのくらいの量なのかを知っておくと、さまざまな場面で役立つだろう。100ccは100mlと同じ体積を表し、大さじや小さじなどを使って計量することも可能だ。また、重さに変換する場合は、調味料の種類によって数値が異なるので注意してもらいたい。
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