1. くし切りとは?

くし切り(くし形切り)とは、丸い食材を放射状に切る方法を指す。仕上がりが「櫛(くし)」のように見えるため、このような名前が付いている。くし切りの利点は、それぞれを同じ大きさに揃えられること、栄養やうま味を均一にできること、大きめなので食感を楽しめることなどがある。
2. くし切りの基本的なやり方

くし切りのやり方やポイントは食材によってやや異なるが、基本的には「半分にカットする」という工程を繰り返せば良い。以下で、くし切りのやり方・手順を確認しよう。
くし切りのやり方・手順
1.食材を縦向きの状態でまな板に乗せる
2.食材の真ん中に包丁を入れて2等分する(1/2サイズ)
3.切った食材の真ん中に包丁を入れて2等分する(1/4サイズ)
4.さらに食材の真ん中に包丁を入れて2等分する(1/8サイズ)
2.食材の真ん中に包丁を入れて2等分する(1/2サイズ)
3.切った食材の真ん中に包丁を入れて2等分する(1/4サイズ)
4.さらに食材の真ん中に包丁を入れて2等分する(1/8サイズ)
3. 主な野菜のくし切りのやり方

くし切りは玉ねぎ、ジャガイモ、トマト、キャベツ、カブ、カボチャ、ナスなど、さまざまな野菜に使われる。ここでは定番の玉ねぎ、ジャガイモ、トマトのくし切りのやり方・手順を確認しよう。
1.玉ねぎ
1.玉ねぎの外側の薄皮を剥く
2.まな板に置いて縦半分に切る
3.切り口を下にして放射状に4等分する
※必要に応じて玉ねぎをバラバラにする
2.まな板に置いて縦半分に切る
3.切り口を下にして放射状に4等分する
※必要に応じて玉ねぎをバラバラにする
2.ジャガイモ
1.ジャガイモの外側の皮を剥く
2.まな板に置いて縦半分に切る
3.切り口を下にして放射状にカットする
2.まな板に置いて縦半分に切る
3.切り口を下にして放射状にカットする
3.トマト
1.ヘタを下にして縦半分に切る
2.ヘタにV字の切り込みを入れて取り除く
3.切り口を上にして縦半分に切る
4.1/4サイズのトマトをさらに半分に切る
2.ヘタにV字の切り込みを入れて取り除く
3.切り口を上にして縦半分に切る
4.1/4サイズのトマトをさらに半分に切る
4. 主な果物のくし切りのやり方

くし切りはリンゴ、グレープフルーツ、レモン、オレンジ、ナシ、キウイフルーツ、イチゴなどフルーツにも使われる。ここではリンゴ、グレープフルーツ、レモンの3種類の切り方を確認しよう。
1.リンゴ
1.ヘタを上にして縦半分に切る
2.切り口を上にして縦半分に切る
3.1/4サイズのリンゴをさらに半分に切る
4.ひと切れずつV字に切り込みを入れて芯を取り除く
2.切り口を上にして縦半分に切る
3.1/4サイズのリンゴをさらに半分に切る
4.ひと切れずつV字に切り込みを入れて芯を取り除く
2.グレープフルーツ
1.ヘタを上にして縦半分に切る
2.切り口を上にして縦半分に切る
3.1/4サイズのグレープフルーツをさらに半分に切る
4.切ったグレープフルーツを寝かせて芯を切り落とす
5.薄皮と果肉の間に包丁を入れておく
2.切り口を上にして縦半分に切る
3.1/4サイズのグレープフルーツをさらに半分に切る
4.切ったグレープフルーツを寝かせて芯を切り落とす
5.薄皮と果肉の間に包丁を入れておく
3.レモン
1.上下のヘタとお尻を切り落とす
2.まな板に置いて縦半分に切る
3.切り口を下にして縦半分に切る
4.1/4サイズのレモンをさらに半分に切る
2.まな板に置いて縦半分に切る
3.切り口を下にして縦半分に切る
4.1/4サイズのレモンをさらに半分に切る
結論
くし切りは、レシピ本に出てくることが多い切り方のひとつだ。基本的には食材を放射状に切ればよいため、まずはこの基本を覚えておこう。また、皮が不要なら事前に剥く、芯が不要なら放射状に切ってから切り落とすなど、その食材に合わせた方法で切るようにしよう。
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