1. あられ切りとは?みじん切りとの違いは?

あられ切りとはいったいどんな切り方なのか簡単に解説すると、野菜を小さな立方体にする切り方だ。しかし、これに似た切り方にさいの目切りというものがある。また、野菜を細かく切るという点では、みじん切りもあるのだが、これらとの違いはあるのだろうか。そこで、あられ切りの定義やよく似た切り方との違いを紹介する。
あられ切り
あられ切りとは、野菜などを5mm程度の立方体に切ったものを指す。切った形が霰(あられ)に似ているため、このような呼び名になったといわれている。
さいの目切り
さいの目切りは、先ほど紹介したあられ切りと同じ立方体に切る切り方だ。ただし、あられ切りが5mm角なのに対し、さいの目切りは1cm角程度に切るという違いがある。どちらも立方体に切るというのは同じだが、あられ切りの方がより細かい切り方であるといえる。
みじん切り
みじん切りとは、材料を細かく刻む切り方である。形やサイズの決まりはとくになく、野菜を細かく切ることを目的とした切り方だ。また、粗目のみじん切りは粗みじん切りと呼ばれている。
あられ切りについておわかりいただけただろうか?野菜などを5mmの立方体に揃える切り方を指すのだが、細かい作業を要する。そのため、切り終わったときの美しさもさることながら達成感も得られるだろう。
2. 人参と玉ねぎで解説!あられ切りの方法

先ほどはあられ切りの定義について紹介した。次に、人参と玉ねぎを例にしてあられ切りをする方法を紹介していく。
人参
皮をむいた人参を5cm程度の切りやすい長さにカットしたあと、厚さ5mmの板状に切っていく。立てたまま切る方法もあるが、一片を5mm幅に切り落とし、その面を下にしてから板状に切っていく方法がおすすめだ。板状になった人参を5mm幅の細切りにして、さらに5mm角に切っていくとキレイなあられ切りになる。
玉ねぎ
皮をむいた玉ねぎの上下を落とし、縦に半分に切り分ける。半分にした玉ねぎの切り口を下にして、繊維に垂直方向に5mm幅で切る。ここでポイントだが、2~3枚ずつにばらして5mm幅の角切りにしていこう。こうすることで形が揃えにくい玉ねぎでも均等な立方体にすることができるのだ。
大根やキュウリなどそのほかの野菜のほとんどが人参と同じ方法で行えば問題ない。さらにカット後の美しさを追求する場合には、丸みを帯びた切れ端をあらかじめよけておくと形にばらつきがなくなるので、覚えておくとよいだろう。
3. あられ切りを料理に使おう

では、実際にどんな料理にあられ切りを使えばよいのだろうか。
食材をあられ切りにするメリットとして、5mm角の小さな立方体に切り揃えるため、見栄えがよくなるという点がある。普段と同じような食材を使ったとしても、切り方を変えるだけで料理のイメージは変わってくるものだ。たとえば料理に添えるソースの具材を、バラバラの切り方ではなくあられ切りにすることで、より統一感のある美しさがでるだろう。
また、切り方が揃っていることで、根菜などの硬い野菜でも火の通りがよくなるというメリットもある。そのため、炒飯などのさまざまな材料を混ぜ合わせる料理におすすめだ。
サラダを作る際にもあられ切りは役に立つ。この時のポイントだが、似たような色合いの野菜だけ使うのではなく、トマトやキュウリ、カボチャなどさまざまな色合いの野菜を使うとよい。より華やかな見た目のサラダを作ることができるだろう。
サラダを作る際にもあられ切りは役に立つ。この時のポイントだが、似たような色合いの野菜だけ使うのではなく、トマトやキュウリ、カボチャなどさまざまな色合いの野菜を使うとよい。より華やかな見た目のサラダを作ることができるだろう。
結論
あられ切りは、角切りの中でも細かい切り方である。5mm角に切り揃えるため細かい作業になるが、その分見栄えがよくなり料理に華やかさをプラスできる。いつもの料理でも具材をあられ切りにすることで印象が変わってくるはずだ。ぜひあられ切りをマスターして料理に取り入れてはいかがだろうか。
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