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シナモンが添えられたカプチーノ

シナモンの驚きの効果や効能とは?摂取のしすぎに注意が必要な理由

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 岩切千晃(いわきりちあき)

鉛筆アイコン 2021年12月24日

シナモンの持つ意外な効果・効能について解説する。スイーツに使って甘さを引き出したり、コーヒーにトッピングして香りをよくしたりと活躍するシナモン。古くから漢方薬としても用いられ、我々の身体にうれしい効能があるのをご存じだろうか。シナモンが好きな人も、少し苦手だという人も、シナモンの意外な効能について紹介していこう。

  

1. シナモンの基礎

シナモンパウダーとスティック
香りのよさや多くの効能があることから歴史上、さまざまな使用法があったとされるシナモン。ここではシナモンとはどんなものかをはじめ、その歴史や意外な用途について紹介しよう。

シナモンとは?

そもそもシナモンとは、クスノキ科の常緑樹の樹皮を細長くはぎ取り、乾燥させてできたスパイスの一種である。スティック状の製品は、樹皮を丸めて形を整えることで完成する。シナモンには大きく分けて2つの種類がある。上品な香りが特徴であるスリランカ産の「セイロンシナモン」、肉厚で濃厚な香りが特徴であるアジア産の「カシア」だ。セイロンシナモンはクッキーなどのお菓子や紅茶などの飲み物、カシアはカレーをはじめとした煮込み料理に使うのに適しており、用途によって使い分けることができる。

世界最古のスパイス

シナモンは世界最古のスパイスといわれており、古くから伝わる使用法がさまざまある。古代エジプトでは、防腐作用があるといわれていたことから、ミイラ作りにシナモンが用いられていた。さらには、その香りが甘さとスパイシーさを持ち合わせていることから香水や儀式にも使用され、また媚薬としての効能が信じられていた一面も。日本には飛鳥時代に伝来し、樹木として伝わったのは江戸時代といわれている。

用途はスイーツ以外にも

主にシナモンロールやドーナツなどの洋菓子に使われているイメージがあるシナモンだが、カレーでおなじみのミックススパイス、ガラムマサラの主要成分でもある。本場インドではカレーやチャイに使われるほか、生薬としても広く利用されている。次項ではそんなシナモンが持つ効能について紹介していこう。

2. シナモンの効果・効能

チョコレートキャンディーとメモ帳とコーヒーのカップ
実は多くの効能があるといわれているシナモン。料理や飲み物の香り付けだけではなく、我々にとっておなじみの薬にもその成分が使われており、健康効果が期待できる。シナモンを摂取することによって得られるであろう効能について解説していく。

血流を改善する

シナモンに含まれている成分には、血行促進が期待できる成分が含まれているため、冷え性緩和の効能があるといわれている。血行がよくなると肩こりなどの体調不良が改善される効果も得られるだろう。(※1)

胃や腸の働きを助ける

シナモンの香りには胃の痛みやもたれ、食欲不振を改善する成分が含まれているといわれており、その効能から多くの胃腸薬に用いられている。(※1)

発汗・解熱作用

発汗・解熱作用によって風邪の予防や初期症状にも効果が期待できる。実は風邪薬として広く知られる葛根湯にもシナモンは用いられているのだ。(※1)

むくみを予防する

むくみが起こる原因の1つとして体内に老廃物が溜まることが挙げられる。シナモンを摂取し発汗が促されることでデトックス効果が得られ、むくみの予防が期待できる。(※2)

毛細血管を修復する

シナモンにはシンナムアルデヒドという毛細血管を修復する成分が含まれている。シンナムアルデヒドが、老化により毛細血管の細胞を密着させ、血液や栄養が漏れるのを改善し、炎症を防ぐことができる。それにより、生活習慣病の進行を遅らせる効果が期待できるのだ。(※1)

3. シナモンの効能とともに知りたい許容摂取量

木製のテーブルの上のシナモンスティック
ここからはシナモンの許容摂取量について解説していく。多くの効能が期待できるシナモンだが、1日に摂取してもよい量が決まっている。摂りすぎた場合の身体への影響も記すので知っておいてほしい。

シナモンを摂りすぎるとどうなる?

シナモンの香り成分には胃腸によい効能が期待できるとともに、クマリンという物質も含まれており、過剰に摂取すると肝障害を引き起こすことがわかってきている。(※3)前述した「セイロンシナモン」に比べて「カシア」のほうがクマリン検出量が多い。シナモンの種類を確認し、摂取量に気をつけよう。

1日の許容摂取量は?

ドイツ連邦リスクアセスメント研究所では、シナモンに含まれるクマリンの一日当たりの摂取量を体重1㎏あたり0.1㎎に定めている。体重50㎏の人の場合、1日のクマリンの耐容摂取量は50㎎となり、この値からシナモンの一日の許容摂取量は菓子で253.3g、サプリで1.9グラムとなる。(※3)通常の飲食で取り入れる量では健康への心配はないが、食品よりも成分が濃縮されているサプリなどで摂取する場合は過剰に摂取しないよう注意が必要だ。賢く効能を得るため、商品に表示されている目安量を守ろう。

4. シナモンの効能とともに知りたい利用方法

シナモン、オレンジ、アニスとホットワイン
香りが魅力的なスパイスであるシナモンは、甘みのある料理や飲み物に使用することで、甘い香りや味をより引き立たせる効果がある。効能の多いシナモンのおすすめの利用方法について解説しよう。

シナモンを使ったスイーツ

生地にシナモンパウダーを練り込んだシナモンロールが代表的だが、フルーツを使ったスイーツとも相性がいい。アップルパイや桃・洋ナシなどのコンポートに利用するとフルーツが持つ甘みを引き立てることができる。

シナモンを使った料理

カレーなどのスパイスが効いた料理と相性がいいシナモンだが、肉との相性もいい。鶏の煮込みや豚の角煮などに利用すると、よい香りが移るとともに、身体を温めてくれる効能が期待できるだろう。

シナモンを使った飲み物

紅茶やコーヒーを飲む際、ティースプーンの代わりにシナモンスティックを利用して、シナモンティーやシナモンコーヒーとして味わう方法もある。シナモンの風味が煮出されて香りを楽しむことができ、効能も得られるだろう。また、ワインにプラスして楽しむことも可能だ。

5. シナモンの効能とともに知りたい保存方法

シナモンスティック
シナモンの保存方法についても知っておこう。甘くスパイシーな香りが特徴のシナモン。正しく保存することでよい香りをキープでき、その風味を楽しみながら効能を摂り入れられる。

正しい保存方法は?

シナモンに限らずどのスパイスにも通じることだが、日光が直接当たらず湿度が高くない冷暗所に置くことが大切だ。よく使うスパイスはコンロの近くに置きがちだが、光や熱を極力避けるようにしよう。キッチン周辺では扉のある食器棚に置くのがおすすめ。密封できる入れ物に入れるとなおよいだろう。光も入らずコンロからの湯気や温度の影響を受けにくいのがメリットだ。シナモンの効能を十分に得るために光と熱から守ろう。

シナモンの賞味期限は?

未開封の場合、賞味期限が1年に設定されていることが多いシナモンだが、開封したあとは2~3ヶ月で使い切るようにしたい。とくにパウダータイプのシナモンは空気に触れる面積が多いため、香りが消えてしまいやすいのだ。たまにしか使わない場合はスティックタイプのものを細かくして使うのがおすすめ。香り豊かで効能のあるシナモンを使うために賞味期限にも気を配ろう。

結論

シナモンの効能や許容摂取量、利用方法について解説した。スイーツや飲み物の風味付けだけでなく、薬にもその成分が使用されているシナモン。普段の飲食から適量を取り入れ、香りを楽しみながら健康的な生活を送ろう。
(参考文献)
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  • 更新日:

    2021年12月24日

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