目次
1. 美味しいかぶの選び方:根をチェック

かぶはアブラナ科アブラナ属の野菜で、白菜・チンゲン菜・キャベツ・菜の花の仲間だ。同じく白い野菜の大根と比べると、調理に使う機会が少ないという人もいるだろう。皆さんは、かぶの白い部分が根の部分だと知っているだろうか。ここではひときわ甘くて美味しいかぶを選ぶ方法をポイントと合わせて解説する。
皮のハリや色艶をチェック
かぶは別名、かぶら・かぶな・すずなと呼ばれている。とくに、すずなという呼び方は春の七草として、皆さんも周知しているのではないだろうか。美味しく新鮮なかぶの選び方のポイントのひとつが、白い根の部分の皮のハリや色艶をチェックすることだ。とくにキズやシワがなく、なめらかでヒビ割れしていないものを選ぶこと。
根の形をチェック
かぶの選び方のコツのひとつが、白い根の部分の形をチェックすることだ。具体的な選び方は丸くてゆがみがないものがよい。根の先端が付いている場合は、根の先が長いものを選ぶこと。実際に手で持って艶があるかをチェックするのが、美味しいかぶを選ぶコツだ。
根の重さをチェック
重みがあるかぶを選ぶことも、大切なポイントのひとつだ。根の形をチェックするときに、一緒に重みも体感するとよい。ちなみにかぶの根の部分はでんぷんを分解する酵素が豊富に含まれており、食べ過ぎたときに胸焼けや胃もたれを解消する働きがある(※1)。
2. 美味しいかぶの選び方:葉をチェック

美味しくて新鮮なかぶを選ぶときのコツのひとつが、葉っぱをチェックすることだ。かぶが新鮮なのかを見分けるポイントのひとつが、葉の部分だ。見て色あざやかで、みずみずしく葉脈が左右対称のものを選ぶこと。
人によってはかぶの根の部分のみを調理して、葉の部分を捨てている人もいるようだ。かぶの根は淡色野菜だが、葉はカロテンが多く含まれている優秀な緑黄色野菜だ。食物繊維とビタミンも多く含んでおり、便秘解消が期待できる(※1)。
3. いろいろなかぶの種類と選び方

かぶとひと言でいってもさまざまな品種がある。それぞれのかぶの選び方のポイントと、おすすめの料理を紹介しよう。
小かぶの選び方
一般的にスーパーなどに並べてあるのが小かぶだ。選び方は先述したように皮のハリや色艶をチェックして、根が重いものを選ぶとよい。かぶは煮崩れしやすいため、調理するなら煮過ぎに注意が必要だ。
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赤かぶの選び方
かぶの表面が赤いものや中まで赤みが入っているもの、葉や茎が赤いものなどを赤かぶと呼ぶ。選び方はハリがあり、重みがあるものがおすすめ。とくにその赤い色を活かして、赤かぶの漬物を手まり寿司に使うと、見た目が美しくて話題になること間違いなしだ。
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サラダかぶの選び方
サラダかぶは根が光沢があって美しく、葉も濃緑色で光沢があるものを選ぶこと。皮をむけば生で食べることができるので、名前通りサラダで食べるのにおすすめだ。
結論
かぶの選び方のポイントを紹介した。これまでパッと見た感じがキレイなものを選んで、購入していた人もいるだろう。先述したようにかぶの選び方のポイントは、皮のハリや色艶、根の形と重さなどだ。今後はぜひ心がけて購入してもらいたい。
(参考文献)
※1出典:神奈川県「カブってどんな野菜?」
監修管理栄養士:渡邉里英
経歴:大学で栄養学を学び、大学院卒業後、医学関連出版社に就職。管理栄養士としての知識と医学雑誌の編集経験をもとに、オリひと食料理記事の監修に至る。