1. 小かぶのおすすめ料理法

小かぶを使った料理には、いろいろなものがある。ここでは簡単に作れるおすすめ料理や、アイデア料理をいくつか紹介しよう。
生で食べる
小かぶは小ぶりで食べやすく、生で食べても美味しい。スライスしてサラダにしたり、少し厚めにカットして野菜スティックで食べるのもおすすめ。
浅漬け
適当なサイズにカットし、塩や砂糖などでもみ込んでおけば簡単に浅漬けが作れる。市販の浅漬けの素を使えば、より手軽に作れるだろう。
味噌汁
小かぶは生で食べるのはもちろん、加熱しても美味しい。くし形にカットした小かぶを軽く茹で、味噌を加えれば美味しい味噌汁の完成。
煮物
煮物にする場合は、火の通しすぎに注意しよう。小かぶは火を通しすぎると柔らかくなって煮崩れてしまうため、少し食感が残るくらいに仕上げるとよい。
まるごとスープ
皮も葉もまるごと食べたいなら、スープがおすすめ。好みの具材と一緒に小かぶと刻んだかぶの葉を鍋に入れ、柔らかくなるまで煮込んでから味を付ければ完成。醤油ベースの和風スープや、洋風のコンソメスープなどアレンジしやすいのも嬉しいポイント。
2. 小かぶの皮はむかなくてOK

小かぶは皮をむいて食べる人が多いが、じつは皮をむかずに食べられる野菜。とくに小さめのかぶは皮が柔らかく、そのままでも食べやすいだろう。味噌汁や煮物など加熱して食べる料理の場合、火が通りやすいかぶは煮崩れしやすいのが難点。皮ごと調理すれば煮崩れもしにくくなり、料理の仕上がりがキレイになるメリットもあるのだ。
また、野菜の皮と実の間には豊富な栄養素が含まれている。小かぶの皮には「アミラーゼ」と呼ばれる消化酵素が豊富に含まれているが、熱に弱い性質なので注意が必要。アミラーゼをうまく摂取したい場合は、短時間の加熱で済む料理にするか生のまま食べるのがおすすめ。大根おろしの代わりにかぶをおろして使ってもよい。すりおろすときは、必ず皮ごと使おう。
3. 小かぶの種類や大きさ

小かぶは名前の通り小さめのかぶのことで、直径5~8cm程度のものを指す。やや大きめのかぶは中かぶ、さらに大きいかぶは大かぶと呼ばれている。一般的に流通しているかぶの多くが小かぶで、中でも「金町小かぶ」が代表的な品種。少し潰れたような丸い形と柔らかい肉質が特徴で、甘みも強い品種だ。
小かぶにもいろいろな種類があるが、金町小かぶを品種改良して作られたものも多く存在する。金町小かぶを自然交配して作られた「みやま小かぶ」は小かぶだが、長く育てると直径8~10cm程度の中かぶ程度の大きさまで成長する。「時なし小かぶ」は病気に強いため、育てやすいのが特徴の品種だ。小かぶは品種によって味や育てやすさが異なるため、いろいろ試しながら好みのものを探してみよう。
4. 小かぶの育て方

小かぶは店で買うだけでなく、家庭菜園などで手軽に育てられる野菜の1つ。小かぶは春に種をまくと夏に、秋に種をまくと冬に収穫できる品種が多い。比較的短期間で育てられるため、初心者にもおすすめだ。
プランターで小かぶを育てよう
種は前日に水に浸しておき、湿った状態にすると芽が出やすくなる。プランターに土を入れ、1cm程度の溝を作って1cm間隔で種を植えよう。芽が出てきたら、約3cm間隔になるように育ちの悪い芽を間引きをする。芽が大きくなってきたらさらに間引きを行い、追肥をしながら5cm程度の丸く白い根が見えてくるまで育てる。収穫した小かぶは水でよく洗い、好みの食べ方で美味しく食べよう。
結論
スーパーなどで売られているかぶの多くは小かぶで、皮まで美味しく食べられる。いままで皮を捨ててしまっていた人は、ぜひ皮ごと調理して余すことなく食べてみよう。ちなみに、皮をむいて調理したいときは、皮を取っておいてきんぴらなどにするのもおすすめ。皮だけでも美味しい料理が作れるので、捨てずに活用してみてほしい。
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