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人参の正しい長期保存法とは|冷凍や冷蔵・常温で長持ちする方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年6月16日

人参の正しい長期保存法を知っているだろうか。人参は正しく保存すれば長持ちする野菜だ。ここでは、人参を冷凍や冷蔵・常温で長期保存する方法について紹介する。保存方法によって異なる、おすすめの活用方法もみていこう。

  

1. 人参の正しい長期保存法:冷凍庫で保存する場合

にんじん
人参は冷凍保存することで、長期保存が可能な野菜だ。しかし、正しい方法で保存しないと、長持ちしなかったり解凍した際に食感や味が悪くなったりすることがある。ここでは、正しい冷凍保存方法や解凍方法、下茹でした人参を冷凍・解凍する方法についてみていく。

生の人参を冷凍する方法

生の人参を冷凍する方法は、薄いいちょう切りや細切り、みじん切りなどにして冷凍用保存袋に平たくして入れよう。人参は解凍すると食感が変わるため、薄切りにすると気になりにくい。人参をまるごとの状態や大きめにカットした状態で冷凍すると、食感が悪くなるためおすすめしない。薄くカットした冷凍人参は約1ヶ月の保存が可能だ。
人参の冷凍方法
人参の冷凍方法を紹介する。
  • 人参をよく洗う
  • 水気をしっかりと拭き取る
  • 好みの大きさに薄くカットする。
  • 冷凍用保存袋になるべく平たくして入れる
  • 冷凍室に入れる
人参は、冷凍に時間がかかると水分が出て味や食感が悪くなるので注意が必要だ。なるべく短時間で冷凍するのがポイントだ。
冷凍人参の解凍方法
人参をいちょう切りや細切り、みじん切りなどにして冷凍すると、解凍せずそのまま調理可能だ。薄切りの人参は炒め物や汁物などに使うのがおすすめ。いちょう切りは豚汁や野菜炒め、細切りは人参のしりしりやきんぴら、みじん切りはチャーハンなどに活用するといい。サラダやマリネなどに利用する際は自然解凍しよう。自然解凍する際は、冷蔵庫に移すと水分の流出が少なく、味や食感が落ちるのをおさえられる。冷凍した人参を生のままで使う場合は、半解凍の状態で使用し解凍時に出た水分をキッチンペーパーで拭き取ると、美味しさが損なわれるのを防げる。

下茹でした人参を冷凍する方法

人参を大きめに切って冷凍する場合は、軽く下茹ですることで、解凍後に使いやすくなる。食感も損なわれにくくなるのでおすすめだ。調理の際に加熱するため、少し固めに茹でるのがポイントである。下茹でした場合の人参は、冷凍庫で1ヶ月ほど保存可能だ。
人参の冷凍方法
人参を下茹でしてから冷凍する方法を紹介しよう。
  • 人参をよく洗う
  • 好みの大きさにカットする
  • 少し固めに茹でる
  • ザルにあげ、粗熱を取る
  • キッチンペーパーで水気をしっかり取る
  • 冷凍用保存袋に入れる
  • 冷凍室に入れる
下茹でした人参を冷凍する際は、固めに茹でるのがコツである。
冷凍人参の解凍方法
下茹でを行った人参は、自然解凍や電子レンジで解凍してから使うといい。もちろん凍ったまま使っても問題ないので、煮物や鍋料理などで使う場合は時短にも繋がる。
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2. 人参の正しい長期保存法:冷蔵庫で保存する場合

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人参は、水分が付いていると傷みやすいため、買って来たら必ず袋から出そう。乾燥にも弱いため、むき出しの状態で置いておくのもよくない。袋から取り出した人参は、1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーなどに包み乾燥を防ぎ、縦に置いて保存しよう。土の中と同じように冷暗所に立てて保存すれば、冷蔵庫でも人参が長持ちするだろう。人参を冷蔵庫で保存する際の基本は、育った土の中のような環境にすることが大切。人参は冷蔵保存で2~3週間もつ。
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3. 人参の正しい長期保存法:常温で保存する場合

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人参を常温で保存する場合、1週間程度もつ。ただし、人参の常温保存は秋から冬にかけての涼しい期間に限る。暖かい季節には常温保存は不向きなので、冷蔵・冷凍保存に切り替えよう。ここでは、常温で保存する3つの方法についてみていこう。

新聞紙に包んで保存する方法

人参をよく洗ったら、キッチンペーパーで水気をしっかり取ろう。一本ずつ新聞紙で人参を包んだら風通しのいい冷暗所に置くといい。人参を置く際は、立てた状態で保存する。土の中で縦に成長していく野菜なので、横に倒すと立ち上がろうとエネルギーを消費し、早くしなびるので注意が必要だ。

土に埋めて保存する方法

人参を土に埋めて保存する場合、2ヶ月ほど保存できる。庭に穴を掘って埋めたり、プランターに土を入れたりして、人参を埋めよう。葉付き人参の場合は、葉が出るように土に埋める。土の中で保存する際は、秋~冬であれば、ビニールシートを上からかけると凍るのを防げる。

乾燥させて保存する方法

人参は、カラッと晴れた日に乾燥させて作るのがおすすめだ。人参を厚さが同じになるように薄切りにしたら、風通しのよい場所で干そう。半日ほどでは、表面が白っぽく乾いた半干状態、1~2日あれば小さく軽くなる状態まで乾燥する。乾燥させる際は、真夏や秋、冬などに行うといい。野菜を干す場合は、湿気がないところで、梅雨などの季節を避けて作ることがおすすめだ。
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結論

人参は、湿気や水分を取って冷暗所で保管すると長期保存できる。人参を薄くカットし冷凍しておくと、炒め物や煮物などの料理で使う際にサッと取り出せて便利だ。冷凍するのが手間に感じる場合は、袋から人参を取り出して新聞紙などで包み、立てて保存しよう。人参を正しく保存して常備菜にしてはいかがだろうか。

監修管理栄養士:黒沼祐美

経歴:女子栄養大学栄養学部を卒業後、管理栄養士、健康運動指導士資格を取得。企業給食管理、食品メーカーでの商品開発、医療機関での栄養指導、健保組合での特定保健指導などを経験。その後、食文化や料理技術を学ぶためイタリアにて1年間料理留学を経験し、2012年より在住。これまでの経験を活かし、現在はオンラインでの特定保健指導や食・栄養関係の記事監修などを行う。
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  • 更新日:

    2023年6月16日

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