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冠婚葬祭の「祭」って何のこと?意味や行事について解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年11月 6日

「冠婚葬祭」という言葉は結婚式や葬式などの慶弔の行事を指してよく使われているが、「冠」や「祭」の漢字の意味については、よく知らないという人も多いのではないだろうか。今回は冠婚葬祭の祭の意味や、祭が表している行事について解説する。

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1. 冠婚葬祭の「祭」の意味とは?

冠婚葬祭という言葉に使われているひとつひとつの漢字は、それぞれ慶事や弔事の儀式を意味している。

冠...「元服」の意味を持ち、お宮参り、七五三、長寿のお祝いなどの行事を表している
婚...「婚礼」に関わる縁談、結納、結婚式、結婚記念日などの儀式を表している
葬...「葬儀」に関する通夜、葬式、法事などの儀式を表している
祭...「祖先の祭礼」の意味を持ち、お盆、正月、お彼岸などの行事を表している

冠婚葬祭の「祭」の行事は?

冠婚葬祭の「祭」には祖先を敬い、祀るという意味がある。以下のような、毎年決まって季節の節目に訪れる年間行事のことである。

正月
お盆
七夕
節分
お彼岸
お中元
お歳暮

2. 冠婚葬祭の祭のイベントその1.「お盆」

冠婚葬祭の行事のひとつであるお盆は、正式な仏教用語では盂蘭盆会(うらぼんえ)といい、亡くなった人を祀る儀式である。お盆の期間は地域によっても異なるが、7月13日、または旧暦の7月13日にあたる8月13日から4日間行われるのが一般的だ。

冠婚葬祭のお盆の由来

母親が極楽へ行けず、餓鬼道という場所で苦しんでいるのを知ったお釈迦様の弟子のひとりが、お釈迦様の教えの通りに7月15日に供物をささげて供養を行ったところ、その母親は極楽浄土に行くことができた。お盆はこの話がもとになり現在まで受け継がれている。

冠婚葬祭のお盆のしきたり

冠婚葬祭の行事のひとつであるお盆は、祖先の霊がこの世に戻ってくる期間とされている。13日の午前中には精霊棚(盆棚)にキュウリとナスでつくる精霊馬・精霊牛をお供えし、盆提灯を飾るなどしてお迎えの準備をする。祖先が迷わずに戻ってこられるように「迎え火」を焚いて迎えるのが一般的だ。

16日に焚く「送り火」は、先祖の霊を送るための儀式である。地域によっては精霊流しや灯篭流しなどの儀式が行われるところもある。

3. 冠婚葬祭の祭のイベントその2.「節分」

冠婚葬祭の行事のひとつである節分は、立春の前日の2月3日に行われる、厄神を追い払って福を招く行事である。古代の中国で行われていた「鬼やらい」という儀式が日本に伝わったものといわれている。

冠婚葬祭の行事のひとつである節分という言葉は、季節が移り替わる節目の日を意味していて、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日の年4回あるのだが、現在では立春の前日の節分の儀式だけが残っている。昔は立春が新年の始まりで、立春の前日の節分は現在でいう大みそかのようなものであったため、ほかの節分よりも重視され現在まで受け継がれているのだ。

地域によって節分のしきたりには違いがあるが、年男、年女、厄年の人、一家の長などが「鬼は外」「福は内」といって家の中に豆をまく。その後自分の年と同じ数の豆を食べ、1年間の無病息災を祈るのが一般的だ。

鬼はイワシのにおいと柊のトゲが苦手とされているため、柊の枝にイワシの頭を焼いたものを刺し、玄関先に取り付けるという風習もある。また近年は関西地方発祥の恵方巻も全国的に知られるようになった。その年の恵方を向いて一言も喋らずに恵方巻を丸かじりすると、病気や災いを除けるといわれている。

4. 冠婚葬祭の祭のイベントその3.「お中元」

7~8月の間にお世話になった人に感謝の気持ちを込めて送るお中元。これも冠婚葬祭の行事のひとつである。お中元はもともと中国の風習のひとつで、中国では7月15日を「中元」とし先祖を供養する日だったことに由来している。

もともとは親類にお供え物を配る習慣であったが、現在はお世話になった目上の人に目下の人から贈る儀式として定着している。目下の人から目上の人にお中元を贈った場合、お返しをする必要はないが、友人や兄弟に贈った場合には、同じくらいの品物でお返しするのが一般的だ。

お中元を贈る時期は?

冠婚葬祭の行事のひとつであるお中元は、地域によって贈る時期が大きく異なっているため、ほかの地域の人に贈る場合には失礼にならないよう注意が必要だ。
  • 東北・関東 7月初旬~7月15日
  • 北海道・東海・関西・中国・四国 7月中旬~8月15日
  • 九州 8月1日~8月15日
  • 北陸 地域によって異なる
  • 沖縄 旧暦の7月15日まで

お中元を贈る時期が過ぎてしまったときは

冠婚葬祭の行事のひとつであるお中元は基本的には毎年贈るものである。もしも送る時期が遅くなってしまったら、「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈るとよいだろう。暑中見舞いは立秋にあたる8月7日まで、それを過ぎたら8月31日までは残暑見舞いとなる。目上の人に贈る場合には「残暑伺い」と書いて贈るのがマナーだ。

結論

今回は冠婚葬祭の祭の意味や、祭の行事について解説した。祭には先祖を祀るという意味があり、お盆や節分のような毎年行われる年中行事のことを表している。現代では省略されている行事も多いが、日本の古くからの伝統を次の世代へ受け継いでいくためにも、大切にしたい儀式である。
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