- 1. 【殺虫剤不要】家庭菜園の虫除けにおすすめのアイテム
- 2. 酢とにんにくを使った家庭菜園の害虫対策
- 3. 牛乳を使った家庭菜園の害虫対策
- 4. コーヒー・ビール・草木灰・木酢液・竹酢液も自然農薬である
- 酢
- にんにく
- 水
- スプレーボトル
- にんにくをすりおろし、酢と混ぜる
- 水とともにスプレーボトルに入れる
- よく混ぜたら完成
- 牛乳
- スプレーボトル
- スプレーボトルに牛乳を入れる
- 対象物に直接噴射する
1. 【殺虫剤不要】家庭菜園の虫除けにおすすめのアイテム
家庭菜園で苦労するのが害虫対策である。殺虫剤を使えば手っ取り早いし確実だが、殺虫剤以外のアイテムも虫除け効果が期待できる。たとえば次のような製品がおすすめだ。
酢(穀物酢)|害虫対策やうどんこ病対策に
料理に使う酢は、虫よけやうどんこ病などの対策に活用できる。うどんこ病は、葉の表面が白くうどんの粉をまぶしたようになる病気だ。かかった部分は光合成できず、生長しにくくなる。放置すると枯れることもあるため、病気になった部分はカットする。
家庭菜園でうどんこ病が発生する原因は、乾燥からくるカビや肥料のチッ素が多すぎることだ。肥料の量や葉の乾燥に気をつけよう。ただし酢は、家庭菜園の殺虫剤の代用品になるとはいえ量が多ければ根が傷むおそれがあるため、適度な量が重要である。
にんにく|殺菌作用を活用して害虫対策に
酢と混ぜて家庭菜園に用いる。にんにくには殺菌作用があり、根の部分から成分が出るため、苗を植えたり細かく切ったりして家庭菜園の近くに置くだけで効果が期待できる。にんにく単体でもよいが、成分が酢やアルコールに混ざりやすいため、合わせるのがおすすめだ。
牛乳|アブラムシ対策で伝染病予防に
牛乳は、ほかの植物が感染したウイルスを媒介する、アブラムシ対策に有効である。たとえばモザイク病は、葉がまだら模様になり育ちが悪くなる。加えてアブラムシの排泄物はすす病のもとになる。茎や葉にすすがついたような見た目になり、枯れる原因につながる病気だ。
作物のチッ素成分が多いと、アブラムシの好物のアミノ酸がたくさん作られる。牛乳を殺虫剤代わりに使うと牛乳の膜が張り、アブラムシの呼吸のための気門が塞がり、窒息する。ただし雨や水やりで流れると効果が薄れるため覚えておこう。
2. 酢とにんにくを使った家庭菜園の害虫対策
酢を使った害虫対策は、うどんこ病予防に役立つ。スプレーの作り方を紹介しよう。完成したらスプレーするだけだ。ただしかけすぎは根腐れの要因にもなるため、様子を見ながら少しずつ吹きかけるようにしよう。
必要なもの
作り方
おすすめ商品
商品名:SHINEZONE スプレーボトル アルコール 500ml 2個セット
3. 牛乳を使った家庭菜園の害虫対策
アブラムシは家庭菜園の生育を悪くするので、牛乳でしっかりガードしておこう。
必要なもの
作り方
牛乳がすぐに乾きやすいよう、晴れた日にやるのがおすすめだ。雨や水で牛乳が流れると役に立たないので、その場合は再度吹きかけよう。
4. コーヒー・ビール・草木灰・木酢液・竹酢液も自然農薬である
酢やにんにく、牛乳以外にも虫除け効果が期待できるものは数多くある。
そのまま使えて便利な「自然農薬」
コーヒーはダニに効果が期待できる。飲み残しがあればスプレーボトルに入れて直接噴射するなどしよう。インスタントでもOKだ。また口が広めの空き缶などにビールを入れておけば、ナメクジを引き寄せてくれる。あとは放置するだけで溺れてくれるのでそのまま処分しよう。
アルカリ性の肥料となる草木灰は、病害虫の忌避効果が期待できる。ふるいに入れて、葉全体に薄くかかるように散布する。水に溶けるので朝露が残る時間帯におこなうのがおすすめだ。
もちろん木酢液や竹酢液もおすすめ
炭を焼いて出た煙を冷やして液化したものが木酢液、同じく竹の場合が竹酢液だ。木酢液には病害虫の予防効果が期待できる。殺菌作用を求めるなら竹酢液がよいだろう。いずれも、パッケージに記載された注意点や希釈率を正しく守って使用することが大切だ。
結論
家庭菜園の病害虫対策は、殺虫剤や農薬でももちろん可能だが、酢やにんにく、牛乳など身の回りにあるさまざまな製品を使ってもできる。スプレーボトルは100均でも手に入るので、ひとつ用意しておくと便利だろう。春から秋は害虫が活発になるので、しっかり虫除けしておこう。
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