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シールの剥がし方7選!ベタベタする跡の剥がし方や意外な裏ワザまで

シールの剥がし方7選!ベタベタする跡の剥がし方や意外な裏ワザまで

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年6月 8日

剥がれにくいシールや、剥がすとベタベタと残ってしまう粘着部分の跡は取りづらく、非常にやっかいだ。当記事では、シールの剥がし方や意外な裏ワザ、跡が残ってしまったときの対処法などを徹底紹介していく。シールが剥がれないときや、跡が残って気になるときは、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 剥がし方の前に!なぜシールは剥がれにくくなる?

シールは時間経過とともに剥がれにくくなっていく。剥がし方の前に、なぜ時間が経つと剥がれにくくなるのかを確認しておこう。

乾燥によって固着してしまう

ご存知のように、シールの裏側(貼り付ける側)には粘着剤が塗られており、被着体とピッタリ密着することで剥がれないようになっている。その粘着剤が、時間の経過とともに乾燥することによってさらに強固に密着し、剥がれにくくなってしまうというわけだ。

2. シールの上手な剥がし方にはコツがある

シールの剥離剤は便利だが、手元にないこともあるだろう。まずは剥離剤を使わないシールの上手な剥がし方のコツを紹介する。

水分を利用する

シールを爪で削り取ろうとしても、途中で破れたり跡が残ったりする場合がある。剥がれにくいシールは、水に浸けてみよう。表面がふやけてボロボロになるはずだ。夜、水に浸けておけば朝には剥がしやすくなっていることだろう。

熱を利用する

水に強いシールを剥がすときのコツは熱を利用することだ。シールに使われている糊は熱に弱いものが多く、温めるとくっつく力が弱まって剥がれてくる。ただしシールが貼られている製品が熱に弱い場合、製品自体を傷める恐れがあるので熱を与える方法を用いることは止めておこう。

洗剤を利用する

水や熱でもきれいに剥がすことができない場合、洗剤を用いるのがコツだ。台所用の中性洗剤、シール剥がし用洗剤などのほか、シールが貼られている製品の材質によっては重曹やクエン酸、酢などの自然素材の洗剤を使うこともできる。洗剤でシールを剥がした後は製品を水拭きして残った洗剤を落とすため、本やノートなど、水に弱い製品に使うことは避けよう。

3. シールの剥がし方|市販のシール剥がし剤を使う

続いて、市販の剥離剤を使ったシーツの剥がし方を解説していく。効果的に使うために、剥がし方をチェックしておこう。

市販の粘着剥がしを使ったシールの剥がし方

溶剤またはクリーナーといった、シール剥がし専用のアイテムを使うのが基本的なやり方である。シールに直接噴射したら所定の時間放置し、あとは乾いたタオルやヘラなどを使って剥がしていけばよい。剥がれにくい場合であっても強くこすり過ぎると、シールが貼られたものが傷つく可能性があるため注意しよう。また、シールの面積が広い場合は、カッターでシールにだけ切り込みを入れることで、剥離剤が染み込みやすくなる。においがあるため換気をしながら行うことと、使用前に注意点をよく読むことを忘れないようにしよう。

4. シールの剥がし方|ドライヤーで熱を加える

ドライヤーを使って熱を加えることで、キレイにシールが剥がれることもある。以下で解説する注意点に気をつけつつ、ドライヤーを使うシールの剥がし方を試してみよう。

ドライヤーを使ったシールの剥がし方

シールは熱を加えることで粘着力が弱くなるという性質がある。これを生かし、ドライヤーで熱を加えてみよう。少し離れた位置からドライヤーを弱めの温風で稼働させ、シール全体を温めていく。最初にめくりあげた箇所から徐々にシールをつまみあげ、温風で糊を溶かしながら剥がすときれいに剥がせる可能性がある。ただし、温め過ぎると粘着剤がよりベタベタになり、剥がれにくくなるため注意しよう。

プラスチックなど熱に弱い素材には要注意

ドライヤーを使った方法でシールを剥がすことができるのは、ある程度熱に強い素材でできたものに限る。プラスチックやガラスやビニールなど、熱を当てると溶けてしまうものにシールが貼られているときは、ドライヤーを使わないようにしよう。

5. シールの剥がし方|水やお湯でふやかす

水分が多くなることで、シールの粘着性が弱まる。水にぬらして問題のないものであれば、水やお湯を使ったシールの剥がし方を試してみよう。

水やお湯を使ったシールの剥がし方

水分を含むと困るような素材はNGだが、そうでなければ水やぬるま湯を用意し、直接浸せるものはしばらく浸けておこう。それが難しければ霧吹きなどで水分を含ませるのもよい。粘着部分が残るおそれがあるが、少しおいておくとふやけてくるので、あとは手で剥がせばOKだ。

6. シールの剥がし方|台所用中性洗剤を浸透させる

台所用(食器用)の中性洗剤を使った剥がし方もある。シールの種類によっては必ず剥がれるとは限らないが、中性洗剤はほとんどの家庭にあるため、手軽に試せる剥がし方である。

台所用中性洗剤を使ったシールの剥がし方

食器洗い洗剤の多くは中性洗剤だ。シール全体に中性洗剤を塗ったらラップなどでパックし、10分ほど置いてからヘラなどでこそげ落とす。最後に水拭きをして洗剤を残さず拭き取ろう。中性洗剤に含まれる界面活性剤の働きにより、シールに水を浸透させやすくする。シールがたっぷり水分を含んでいる状態なので、剥がすときにボロボロになることも多いため気をつけよう。

7. シールの剥がし方|除光液を含ませる

ネイルをする家族がいるなら、除光液もセットで持っていることが多いはずだ。除光液を使ったシールの剥がし方を見てみよう。

除光液を使ったシールの剥がし方

除光液の主成分アセトンには、樹脂を溶かし粘着剤を柔らかくする効果がある。シールが湿る程度に除光液を塗ったらしばらく放置し、端からゆっくり引っ張るように剥がそう。ベタベタした粘着成分もすっきり落とせるが、溶剤独特のツンとしたにおいがあり、大量に吸い込むと気分が悪くなることもある。また、強い引火性もあるため、換気をしながら火気のない場所で行うなど、扱いにはくれぐれも注意してほしい。

プラスチックなどは変色のおそれがあるため注意

プラスチックに対しては変色や傷みの原因になることがあるため、除光液は使わないほうがよいだろう。

8. シールの剥がし方|ハンドクリームを塗る

手肌の乾燥を防ぐハンドクリームも、シール剥がしに活用できる。お手持ちのハンドクリームを使った剥がし方も試してみよう。

ハンドクリームを使ったシールの剥がし方

コットンなどに含ませてシールに貼り、上からラップをして数分放置する。その後、ヘラなどを使って剥がしてみよう。シールにしっかりと浸透させることが剥がし方のポイントだが、粘着部分が残ってしまい、あまり効果が期待できないケースもある。

液体が染み込みやすい被着体への使用は控えよう

ハンドクリームには油脂類が含まれている。液体が染み込むような素材の被着体への使用は控えたほうがよいだろう。

9. シールの剥がし方|セスキ炭酸ソーダを吹きかける

ナチュラル系掃除アイテムとして人気のセスキ炭酸ソーダは、常備しているご家庭も多いかもしれない。セスキ炭酸ソーダを使ったシールの剥がし方をチェックしていこう。

セスキ炭酸ソーダを使ったシールの剥がし方

1.スプレーボトルを用意し、水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて溶かす
2.「1」で作ったセスキスプレーをシールにたっぷりとかけて浸透させ、ラップで覆う
3.10〜30分ほど放置
4.ゆっくりとシールを剥がし、セスキスプレーの成分が残らないように水拭きをする
セスキ炭酸ソーダは自然由来の掃除アイテムのため、化学物質を使わない安心感があるのがメリットだ。ただしアルカリ性のため、肌が荒れてしまう可能性がある。ゴム手袋を着用して作業しよう。

セスキ炭酸ソーダが使えない素材への使用はNG

セスキ炭酸ソーダは便利な掃除アイテムだが、適さない素材もある。アルミや革製品、白木などには使えないため注意しよう。セスキ炭酸ソーダのパッケージなどで、使用できない素材や注意事項を確認しておきたい。
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10. 木製家具に貼ったシールの上手な剥がし方

小さなお子さまがいるご家庭では、予想外の場所にシールが貼られてしまうこともあるだろう。そこで、木製家具に貼ったシールの剥がし方を紹介する。

台所用中性洗剤を使うと剥がれやすい

木製家具のシールには、普段洗い物に使っている台所用中性洗剤を使うと剥がれやすくなる。シールの上から中性洗剤を塗り、ラップをかぶせパックのような状態にして20分程度放置してみよう。シールの糊がなかなか剥がれてこない場合はさらに待ち時間を延長する。ラップを取ったらシールをゆっくりと剥がし、最後に布で水拭きをして残った洗剤を落とそう。

酢を使った剥がし方もある

シールの上から酢を塗り、ラップで覆ってしばらく放置すると糊が溶けてくるため、簡単にシールを剥がすことができる。剥がした後はぬるま湯を含ませた布などで酢を取り除いておこう。製品によってはシミになってしまうことがあるので、木製家具の端など目立たない場所で試してから掃除に取りかかろう。

11. シールの種類別に剥がし方のコツを紹介

ここまでさまざまなシールの剥がし方を紹介してきたが、続いては、シールの種類別の剥がし方、コツを紹介しよう。

車検や車庫証明のシールの剥がし方

車のフロントガラスに貼ってある「検査標章」や後部に貼る「保管場所標章」を剥がしたいときは除光液がおすすめだ。換気をしながら、上述した手順で剥がしていこう。

タトゥーシールの剥がし方

転写されている絵柄部分にセロハンテープを貼り、上から少しこすったあとテープごと剥がしてみよう。あるいは市販のメイク落としシートをかぶせて上から軽くこすり、拭き取るように剥がすといった方法もある。

値札シールの剥がし方

本など紙類のシールであればドライヤーが適している。缶や瓶、プラスチック製品は水に強い素材なので中性洗剤を使うとよいだろう。

テプラシールの剥がし方

被着体が水に強いものであれば、中性洗剤を使うときれいに剥がせる。熱に強いものであればドライヤーを使って剥がそう。最近では剥がしやすいテプラシールも販売されているので、将来的に剥がす予定がある場合は弱粘着性のものを使うのがおすすめだ。

ガムテープ跡の剥がし方

ガムテープは、粘着性があるかどうかで剥がし方を変える。粘着性があるガムテープは、ドライヤーの熱で粘着剤を弱める剥がし方がおすすめだ。粘着性がないガムテープは、市販の剥離剤や除光液、中性洗剤を使った剥がし方を試してみよう。
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12. シール跡(粘着物)が残ってしまったときの剥がし方は?

シール自体を剥がすことができても、粘着物の跡だけが残ってしまうケースは多い。シール跡が残ってしまったときの剥がし方もチェックしよう。

ガムテープやセロハンテープを使う

べたついた部分にセロハンテープやガムテープを何度か押し当てると、残った糊を剥がすことが可能だ。残ってしまったシール跡にテープを貼り付け、一気に剥がすと粘着剤がキレイに取れる。ただし一度にすべては難しいため、何回かに分けるとよい。また剥がれやすい素材の被着体には向かないので気をつけよう。

プラスチック消しゴムでこする

よくあるプラスチック消しゴムで、粘着剤をゴシゴシこするという方法だ。木製の家具や壁など、液体が使えない被着体に有効である。

マジックリンなどの住宅用クリーナーを使う

粘着物には、界面活性剤とアルカリ性が効果的だ。界面活性剤を含み、アルカリ性の性質を持つマジックリンなどの住宅用クリーナーを使ってみよう。
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13. シール剥がしにおすすめのアイテム3選

シール剥がしにおすすめのアイテム3選を紹介していく。シールを剥がす機会が多い場合や、剥がれにくいシールに悩まされているときは、購入を検討するのもよいだろう。

コクヨ「シールはがし 強力タイプ ヘラ付」

コクヨのシールはがし強力タイプは、剥がれにくい両面テープやシールを剥がすことができる。また、フックの粘着跡やガムテープなどのしつこいこびりつきにも効果が期待できるアイテムだ。ただし塗装面や皮、革には使用できないので注意しよう。木製家具やプラスチック製品は色落ちしないか事前に確認してほしい。

3M「シールはがし クリーナー30 強力 ハードタイプ」

プラスチック製品のシールを剥がしたいときは「ソフトタイプ」を選ぼう。強力な薬剤が噴射され、ヘラなどを使えば簡単に落とせるようになる。

ニトムズ「テープはがしカッター」

低価格で購入できるうえ、シールはもちろんポスターやワッペン、値札や包装紙のシールなど幅広い用途に使える。ひとつ持っておいて損はないだろう。

結論

剥がれにくいシールや、ベタベタと残った粘着物の跡は取りづらく、苦労するケースも多いことだろう。シールの状態や貼られている素材など、条件にも左右されるため、一概にベストな剥がし方は決められない。だが、さまざまな剥がし方やコツ、アイテムなどを紹介しているので、シールの剥がし方や剥がした跡に悩んだときは、ぜひ当記事を役立ててほしい。
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  • 公開日:

    2019年3月16日

  • 更新日:

    2021年6月 8日

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