1. ふっくらした卵焼きには銅が向いている?

卵焼き器には鉄、アルミ、ステンレス、銅など、さまざまな材質のものがある。中でも銅製の卵焼き器はふっくらとした卵焼きを焼き上げることができるため、プロの料理人が好んで使っている。
銅製卵焼き器は熱伝導がよい
ふっくらした卵焼きを作るために重要なのが、ムラのない加熱。銅は金属の中でも熱伝導に優れており、火が直接当たっている場所とそうでない場所を均一に加熱することができる。そのため焼きムラがなく、見た目もきれいな卵焼きになる。卵が焼けるまでの時間も短いので、卵を流し入れたときにできる空気が残り、ふっくらと仕上がる。また、表面が乾くことによるパサつきを防ぐことができる。
銅製卵焼き器はお手入れが難しい
卵焼き器に限らず、銅製品はお手入れが難しいといわれることが多い。銅は空気に触れるとどんどん酸化していき、変色しやすいことでも知られている。緑青と呼ばれる緑色のサビが付着することもある。
緑青は、1980年代に行われた実験によって身体に害がないとされている。そのため緑青が発生した銅製卵焼き器を使い続けても問題はないが、緑青の範囲が広がることを防ぐためにも普段からの手入れが欠かせない。
緑青は、1980年代に行われた実験によって身体に害がないとされている。そのため緑青が発生した銅製卵焼き器を使い続けても問題はないが、緑青の範囲が広がることを防ぐためにも普段からの手入れが欠かせない。
2. 銅製卵焼き器の掃除方法

銅製卵焼き器は使用後に正しく掃除することで、焦げや緑青の発生を抑えることができる。まずは普段の掃除方法を見ていく。
普段の掃除方法
用意するもの
・キッチンペーパー
・油
・食器用中性洗剤
・スポンジ
手順
1.キッチンペーパーで、卵焼き器の表面にできた汚れを取り除く。
2.卵焼き器の内側に薄く油を引いてなじませる。
3.卵焼き器の外側が汚れた場合は食器用中性洗剤とスポンジで洗ってよく乾かす。
卵焼き器が熱いうちに触るとやけどのおそれがあるので、本体が冷めたことを確認してから掃除しよう。汚れを防止するために、調理後は料理を卵焼き器の中に放置しないことも心がけたい。
普段から手入れをしていても銅製卵焼き器に焦げや緑青ができてしまうことがある。その場合は以下の手順で掃除する。
・キッチンペーパー
・油
・食器用中性洗剤
・スポンジ
手順
1.キッチンペーパーで、卵焼き器の表面にできた汚れを取り除く。
2.卵焼き器の内側に薄く油を引いてなじませる。
3.卵焼き器の外側が汚れた場合は食器用中性洗剤とスポンジで洗ってよく乾かす。
卵焼き器が熱いうちに触るとやけどのおそれがあるので、本体が冷めたことを確認してから掃除しよう。汚れを防止するために、調理後は料理を卵焼き器の中に放置しないことも心がけたい。
普段から手入れをしていても銅製卵焼き器に焦げや緑青ができてしまうことがある。その場合は以下の手順で掃除する。
銅製卵焼きが焦げ付いた場合の掃除方法
用意するもの
・水
・スポンジ
・油
手順
1.卵焼き器に水を入れ、火にかける。
2.沸騰したら火を止め、卵焼き器が冷めるまで待つ。
3.やわらかいスポンジで焦げをこすり落とし、水洗いする。
4.卵焼き器がしっかり乾燥したら、卵焼き器の7分目を目安に油を入れる。
5.火にかけ、弱火で5分ほど煮立たせる。
6.火を止め、卵焼き器が冷めてから油を捨てる。
7.軽く油をふき取り、乾燥させる。
油を煮立たせるときは引火しないよう、目を離さないようにする。
・水
・スポンジ
・油
手順
1.卵焼き器に水を入れ、火にかける。
2.沸騰したら火を止め、卵焼き器が冷めるまで待つ。
3.やわらかいスポンジで焦げをこすり落とし、水洗いする。
4.卵焼き器がしっかり乾燥したら、卵焼き器の7分目を目安に油を入れる。
5.火にかけ、弱火で5分ほど煮立たせる。
6.火を止め、卵焼き器が冷めてから油を捨てる。
7.軽く油をふき取り、乾燥させる。
油を煮立たせるときは引火しないよう、目を離さないようにする。
銅製卵焼きに緑青ができた場合の掃除方法
用意するもの
・塩
・酢
・スポンジ
手順
1.塩と酢を1:1の割合で混ぜる。
2.スポンジに手順1で作った液をなじませる。
3.焦げ付いた部分をスポンジでこする。
4.水洗いし、風通しのよい場所で乾燥させる。
・塩
・酢
・スポンジ
手順
1.塩と酢を1:1の割合で混ぜる。
2.スポンジに手順1で作った液をなじませる。
3.焦げ付いた部分をスポンジでこする。
4.水洗いし、風通しのよい場所で乾燥させる。
3. 卵焼き器を使用する前のお手入れ方法

銅製卵焼き器で快適に調理をするためには、使用前のお手入れも大切だ。とくに購入後初めて使うときは、以下の手順でお手入れをしよう。
初めて使用する前のお手入れ方法
銅製卵焼き器を使用する前に油をなじませると、焦げ付きを防ぐことができる。
用意するもの
・油
・食器用中性洗剤
・スポンジ
・布かキッチンペーパー
手順
1.やわらかいスポンジに食器用中性洗剤をつけ、卵焼き器を洗う。
2.水でよくすすぎ、風通しのいい場所で乾燥させる。
3.卵焼き器の7分目を目安に油を入れる。
4.火にかけ、5分ほど煮立たせる。
5.卵焼き器が冷めたら油を捨てる。
6.やわらかい布かキッチンペーパーで軽く油をふき取り、風通しのいい場所でよく乾燥させる。
油が少なすぎると空焚き状態になってしまい、卵焼き器を傷めてしまうおそれがあるため油は卵焼き器の5分目以上は入れるようにしよう。このお手入れ方法の目的は油をなじませることなので、手順5の後に水洗いをする必要はない。
用意するもの
・油
・食器用中性洗剤
・スポンジ
・布かキッチンペーパー
手順
1.やわらかいスポンジに食器用中性洗剤をつけ、卵焼き器を洗う。
2.水でよくすすぎ、風通しのいい場所で乾燥させる。
3.卵焼き器の7分目を目安に油を入れる。
4.火にかけ、5分ほど煮立たせる。
5.卵焼き器が冷めたら油を捨てる。
6.やわらかい布かキッチンペーパーで軽く油をふき取り、風通しのいい場所でよく乾燥させる。
油が少なすぎると空焚き状態になってしまい、卵焼き器を傷めてしまうおそれがあるため油は卵焼き器の5分目以上は入れるようにしよう。このお手入れ方法の目的は油をなじませることなので、手順5の後に水洗いをする必要はない。
久しぶりに使う前にも油をなじませよう
長期間保管しておいた銅製卵焼き器を使う前も、初めて使うときと同じお手入れ方法で油をなじませると焦げ付き防止になる。ふっくらとした美味しい卵焼きを作るためにも、使用前のひと手間を惜しまないようにしたい。
結論
プロも愛用する銅製の卵焼き器。銅は短時間で卵を均一に加熱することができるため、空気を含んだふわふわの卵焼きを作りやすい。使いこんでいくうちに手になじみ、愛着もわいてくるはずだ。使用前後に油をなじませると焦げ付きにくくなるので、日ごろから掃除をしっかりと行ってきれいな状態を保ちたい。
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