目次
1. キャビネットとは?言葉の意味も交えて解説

まずは、キャビネットとは何かを解説していこう。
一般的には「箱型の収納家具」を指す言葉
キャビネットとは箱型の家具を指し、衣服や食器の収納に使う。洋風のタンスのようなイメージでいいだろう。リビングやキッチンなどの家庭で使うものや、オフィスで使うものなど、見た目が大きく異なることもあるが、すべてまとめてキャビネットと呼ばれる。
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2. キャビネットの種類とは

先ほど解説したとおり、キャビネットとは箱型の収納家具の総称だ。一口にキャビネットといっても、さまざまな種類がある。
オープン、ラテラル、引違い扉など種類が豊富
キャビネットには、「オープン」「ラテラル」「引き違い扉」といった種類がある。オープン型キャビネットとは、その名のとおり、扉のないタイプだ。収納したものが見やすく、インテリア小物などの飾り棚にもなる。ラテラル型キャビネットとは、引き出しタイプ。大容量の収納が得意なキャビネットだ。引き違い扉のキャビネットとは、横に扉をスライドさせて開閉するタイプ。ふすまのようなイメージだ。省スペースだが、真ん中に収納した物が取りにくいことがある。
3. ビジネス・オフィスにおすすめのキャビネットとは

オープンやラテラルなどの主な種類についてはわかったが、ビジネス・オフィスに適したキャビネットとはどのようなタイプだろうか。おすすめのキャビネットを紹介していく。
引違い扉タイプのキャビネット
引き違い扉タイプのキャビネットは、扉の開閉スペースが必要ないため、コンパクトな収納が可能だ。片側に扉をスライドさせるため、大きな物の収納には向かないが、オフィスでは必須の書類収納に適している。
ガラス扉タイプのキャビネット
ガラス扉タイプのキャビネットは、収納物が一目でわかるのがメリットだ。同じガラス扉でも、開き扉のものや引き違い扉のキャビネットがある。省スペースを重視するなら、引き違い扉が便利だろう。収納物の取り出しやすさを重視するなら、開きガラス扉がおすすめだ。
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4. キッチンにおすすめのキャビネットとは

続いて、キッチンにおすすめのキャビネットを紹介していく。
両開き扉タイプのキャビネット
キッチンのキャビネットには、両開き扉タイプがおすすめだ。食器や調理機器を収納することを考えると、気になるのはやはりほこりではないだろうか。両開き扉タイプならほこりを防ぐことができる。また、ガラス扉なら見せる収納も可能だ。
引違い扉タイプのキャビネット
キッチンが狭い場合や、キャビネットであまりスペースを取りたくない場合は、引き違い扉タイプがおすすめだ。引き違い扉であれば、開閉するスペースが不要で、扉があることでほこりを防ぐこともできる。
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5. リビングにおすすめのキャビネットとは

さまざまな物で散らかりやすいリビングにおすすめのキャビネットとはどのタイプだろう。
オープンラックタイプのキャビネット
リビングには、物の出し入れが簡単なオープンラックタイプのキャビネットがおすすめだ。このタイプのキャビネットは、見せる収納にも適している。単なる収納ではなく、おしゃれなインテリアとしても活躍してくれるだろう。
ラテラルタイプのキャビネット
ラテラルタイプのキャビネットも、リビングにおすすめだ。大容量収納ができるため、家族の物もスッキリと片付けられるだろう。
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6. 家具だけじゃない?いろいろな分野で使われるキャビネットとは

キャビネットは、実は家具以外の分野でも使われる言葉である。さまざまな分野におけるキャビネットとは何かを見ていこう。
パソコン(IT)用語におけるキャビネットとは
パソコン(IT分野)におけるキャビネットとは、Windowsで用いられる「データ圧縮方式」や「圧縮ファイル形式」を指す。拡張子は「.cab」。
音楽(ギター)分野におけるキャビネットとは
音楽(ギター)分野におけるキャビネットとは、スピーカーのことである。スピーカーユニットと、それを収める箱を含めた全体をキャビネットと呼ぶ。
写真の印刷におけるキャビネットとは
写真の印刷におけるキャビネットとは、写真のプリントサイズのことを指す。キャビネ版と呼ばれ、メーカーや店舗によってサイズに違いがある。
「内閣」という意味もある
キャビネットには、内閣という意味もある。「Cabinet Office」は、内閣府のことを指す。
7. キャビネットとサイドボードなどほかの家具の違いとは

ところで、キャビネットと似た家具であるサイドボードとの違いが気になってこないだろうか。そこで、サイドボードとは何かという基本的知識から、キャビネットやシェルフとの違いについても解説していく。
キャビネットとサイドボードの違い
サイドボードとは収納用の家具の一種を指す。もともとはダイニングに置かれるのが一般的で、食器類を収納したり、テーブルの横に置いて配膳の際に使ったりするものだった。「サイド」が「脇」を意味するように、サイドボードはあくまで補助的な立ち位置の家具だったとされる。
しかし近年はダイニングだけでなくリビングにも置かれ始め、食器以外にもさまざまなものを収納するようになってきた。現在ではむしろ、リビングで使うほうが一般的になっているようだ。「ローボード」とも呼ばれ、テレビ台や飾り棚として使われることも多い。配膳台として使われていたサイドボードが上にものを置けるくらい低いのに対し、キャビネットは高さがあるのが特徴だ。
しかし近年はダイニングだけでなくリビングにも置かれ始め、食器以外にもさまざまなものを収納するようになってきた。現在ではむしろ、リビングで使うほうが一般的になっているようだ。「ローボード」とも呼ばれ、テレビ台や飾り棚として使われることも多い。配膳台として使われていたサイドボードが上にものを置けるくらい低いのに対し、キャビネットは高さがあるのが特徴だ。
キャビネットとシェルフの違い
シェルフとは、棚や飾り棚などの家具を指す。キャビネットは箱型の収納家具の名称であり、扉のないオープンタイプも、引き出しのあるラテラルタイプも、すべてまとめてキャビネットと呼ぶ。一方でシェルフは、引き出しや扉がついていることはあるが、棚がなければシェルフとは呼ばれない。
キャビネットとチェストの違い
チェストは衣類や貴重品などを収納する家具。もとは上部にフタのある箱型の収納家具を指していたが、現在は主に、引き出し式の衣類収納箪笥をチェストと呼ぶことが多い。
8. サイドボードとは

では、サイドボードとは具体的にどのような収納家具を指すのか。サイドボードとはもともと食器類を収納していた家具のため、カトラリーを入れるための引き出しや皿を並べるための棚がついている。
収納力が高いサイドボードには、食器はもちろん、小物類や雑貨などさまざまなものを入れられる。リビングに置きテレビのリモコンや本などを収納したり、引き出しや扉で中のものを隠せるため、ごちゃごちゃした小物類をしまったりするのにも向いている。
また、サイドボードをベッドの横に設置し、目覚まし時計やメガネなどの小物を置くのもおすすめだ。
収納力が高いサイドボードには、食器はもちろん、小物類や雑貨などさまざまなものを入れられる。リビングに置きテレビのリモコンや本などを収納したり、引き出しや扉で中のものを隠せるため、ごちゃごちゃした小物類をしまったりするのにも向いている。
また、サイドボードをベッドの横に設置し、目覚まし時計やメガネなどの小物を置くのもおすすめだ。
9. サイドボードの活用アイデア

サイドボードにはさまざまな用途がある。ここでは、サイドボードの使い方のアイデアをいくつか紹介しよう。
食器棚として使う
サイドボードとはもともと食器棚として使われてきたものだ。収納力が抜群なので、ダイニングに置いて食器類を収納しよう。キッチンが狭く食器棚を置けない場合や、上にものを飾ってダイニングのインテリア性を高めたい場合に使うのも向いている。
テレビ台として使う
上にテレビを置いて使う方法もメジャーだろう。棚の中にDVDレコーダーを収納できる、コード類をすっきり隠せるというメリットもある。リモコン類やDVDも収納できるうえ、リビングの雰囲気もオシャレになりやすい。
本棚として使う
リビングや寝室に置き、本棚として使うというアイデアもある。高さのある棚には雑誌や図鑑など大きめの本も収納できるだろう。文庫本など小さい本はボックスなどに入れるとよりキレイにしまえる。
写真を飾る
サイドボードは背が低いため、飾り棚として使うのもおすすめだ。リビングで思い出の写真やオシャレな雑貨、観葉植物などを飾ることで、インテリア性の高いスペースを作れる。
コレクションを飾る
透明な扉のサイドボードを使い、コレクション類をディスプレイするのもいいだろう。透明な扉で中を見せつつも、ホコリがつかないようガードできる。見せる収納として、機能性もインテリア性も兼ね備えた使い方といえる。
10. サイドボードを選ぶときの着目ポイント

サイドボードを上手に選ぶコツは、サイズや素材、色に注目することだ。狭い部屋の場合は低めのサイドボードを選び、圧迫感が出ないようにしよう。ある程度広い部屋には幅広タイプのサイドボードがおすすめだ。
素材は木材が多く、すべてを天然木で作った素材の「無垢材」や、ベニヤ板を加工した「突き板」などがある。扉の部分にガラスを使ったものもあるので、用途に応じて選ぶといい。
色は木目のぬくもりを生かしたもののほか、スタイリッシュな黒、明るくシンプルな印象の白などさまざまだ。色によって雰囲気が変わるため、どのような部屋を作りたいかイメージしてから選ぼう。
素材は木材が多く、すべてを天然木で作った素材の「無垢材」や、ベニヤ板を加工した「突き板」などがある。扉の部分にガラスを使ったものもあるので、用途に応じて選ぶといい。
色は木目のぬくもりを生かしたもののほか、スタイリッシュな黒、明るくシンプルな印象の白などさまざまだ。色によって雰囲気が変わるため、どのような部屋を作りたいかイメージしてから選ぼう。
11. キャビネットやサイドボードは目的やシーンで使い分けよう

キャビネットやサイドボードは収納家具として、似た役割を果たすこともある。高さや形状など、それぞれの特徴から、目的や使用シーンで使い分けるとよい。当記事でまとめているおすすめのキャビネットや、サイドボードの活用アイデアが役に立つだろう。
結論
身近な家具でありながら、意外に知られていないキャビネットの基本的知識や、似た家具との違いなどを詳しくまとめてきた。キャビネットは箱型の家具の総称であり、扉の有無や開閉方法など、いくつかの種類がある。種類ごとに特徴やメリットがあるため、キャビネット選びの際はぜひ当記事を参考にしてほしい。