1. アワビってどんな食べ物?
アワビとは、ミミガイ科の大型の巻貝の総称。高級食材で、コリコリした食感が特徴である。刺身、酒蒸し、ステーキ、粥などにして食べられることが多い。肝も珍味として食される。
なお、ミミガイ科の貝のうち小型のものをトコブシと呼ぶが、分類上のはっきりした区別はない。
なお、ミミガイ科の貝のうち小型のものをトコブシと呼ぶが、分類上のはっきりした区別はない。
アワビの種類
■クロアワビ
殻はやや細長く、肉は黒っぽい色味でやや硬め。値段的には1番高級。
■メガイアワビ
殻は丸みがあり低く扁平で、放射状の筋が多い。肉は薄茶色でやわらかい。クロアワビより深い場所の、主に岩の表面に生息している。
■マダカアワビ
殻は背が高くこんもりとしており、表面の筋もはっきりと出ている。肉は辺線に黒い斑紋があり、肉量が多くやわらかい。国内では最大級のアワビで、大きいものは2.5kgにも成長する。
■エゾアワビ
国産のアワビ類では、もっとも入荷量が多い。値段は、高値ではあるがクロアワビよりも安い。
殻はやや細長く、肉は黒っぽい色味でやや硬め。値段的には1番高級。
■メガイアワビ
殻は丸みがあり低く扁平で、放射状の筋が多い。肉は薄茶色でやわらかい。クロアワビより深い場所の、主に岩の表面に生息している。
■マダカアワビ
殻は背が高くこんもりとしており、表面の筋もはっきりと出ている。肉は辺線に黒い斑紋があり、肉量が多くやわらかい。国内では最大級のアワビで、大きいものは2.5kgにも成長する。
■エゾアワビ
国産のアワビ類では、もっとも入荷量が多い。値段は、高値ではあるがクロアワビよりも安い。
保存食としてのアワビ
■干しアワビ
中華料理では、アワビを茹でてから干したものを、乾鮑(ガンパオ)と呼び、大きいものは大変高価で珍重される。アワビの肉を塩蔵して、煮てから乾燥した、明鮑(メイホウ)と呼ばれる食材もあり、こちらも高価だ。
日本でも内陸部では、羅鮑(身取アワビ)と呼ばれるものがあり、これは殻から外したアワビを干して乾燥したものである。
■煮貝
山梨県の名産に、「鮑の煮貝」というものがある。アワビを丸のまま、醤油ベースの煮汁で煮浸しにした加工食品。
中華料理では、アワビを茹でてから干したものを、乾鮑(ガンパオ)と呼び、大きいものは大変高価で珍重される。アワビの肉を塩蔵して、煮てから乾燥した、明鮑(メイホウ)と呼ばれる食材もあり、こちらも高価だ。
日本でも内陸部では、羅鮑(身取アワビ)と呼ばれるものがあり、これは殻から外したアワビを干して乾燥したものである。
■煮貝
山梨県の名産に、「鮑の煮貝」というものがある。アワビを丸のまま、醤油ベースの煮汁で煮浸しにした加工食品。
2. アワビの栄養と効能
アワビは、良質なたんぱく質、ビタミンB群、各種ミネラルをバランスよく含んでいるため、疲労回復や滋養強壮に良いとされている。
タウリン
タウリンは、アミノ酸の1種。胆汁酸やインスリンの分泌促進、血圧を正常に保つなどの効果がみられるようだ。さらに、悪玉コレステロールを減少させ、心筋の働きを正常に保つなどといった作用も期待が出来る。
コラーゲン
美肌やアンチエイジング、肌荒れ予防に加え、眼精疲労などにも作用するようだ。
セレン
抗酸化作用、糖尿病、動脈硬化、免疫力強化などの効能が期待できる。
アルギニン
精力増強、美肌効果、老化予防などに効果的とされる。
ジメチルサルファイド
アワビの肝に含まれている海草成分。胃潰瘍に効果があるとされる。
他にも、骨や歯に必要なカルシウムや貧血予防が期待できる鉄分を含む。さらに、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、リン、ビタミンKなどの栄養素も多く含む。
他にも、骨や歯に必要なカルシウムや貧血予防が期待できる鉄分を含む。さらに、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウム、リン、ビタミンKなどの栄養素も多く含む。
3. アワビの旬や食べ方と保存方法
旬
日本で食べられている種類のアワビは、産卵期が冬であるため、1番身が大きく肥えている夏が旬である。しかし、主に東北地方や北海道沿岸で採れる「エゾアワビ」に関しては冬が旬となっている。
食べ方
殻つきで手に入った場合は、たわしなどで軽く水洗いして、汚れやぬめりを取り、ナイフで殻の薄いほうから身をはずす。先の赤いところは口なので包丁で切り目を入れて取る。
お取り寄せなどは、スライスされているものなどもあるので、食べ方によって選ぶと良い。
お取り寄せなどは、スライスされているものなどもあるので、食べ方によって選ぶと良い。
■バター焼き
アワビの人気の食べ方のひとつ。バターを溶かしたフライパンで焼き、醤油をまわしかける。
■酒蒸し
耐熱容器に昆布を敷き、アワビや他の具材をのせて酒を振り入れ、蒸し器にかける。ポン酢にゆず胡椒などの薬味をお好みで足す。
■刺身
うす造りもオススメ。アワビは熱を通すとやわらかくなるので、コリコリとした食感が楽しめるのは、やはり刺身である。
■煮付け
保存して長く楽しむなら煮付けが良い。殻ごと煮付けてしまう方法もある。
アワビの人気の食べ方のひとつ。バターを溶かしたフライパンで焼き、醤油をまわしかける。
■酒蒸し
耐熱容器に昆布を敷き、アワビや他の具材をのせて酒を振り入れ、蒸し器にかける。ポン酢にゆず胡椒などの薬味をお好みで足す。
■刺身
うす造りもオススメ。アワビは熱を通すとやわらかくなるので、コリコリとした食感が楽しめるのは、やはり刺身である。
■煮付け
保存して長く楽しむなら煮付けが良い。殻ごと煮付けてしまう方法もある。
保存方法
1日程度なら冷蔵庫で保存も可能だが、足が早いので早めに食べきる。長期保存の場合は、新鮮なうちに保存しないとにおいが残ることがあるので注意が必要。
涼しい場所で30分ほど置き、硬直をとってから、殻つきのままひとつずつラップで包み、冷凍庫で保存。
涼しい場所で30分ほど置き、硬直をとってから、殻つきのままひとつずつラップで包み、冷凍庫で保存。
結論
薬膳にも利用されるほど高い栄養価を持つアワビ。普段使いの食材ではないが、いろいろな調理法があり独特の食感も楽しむことができる。ぜひ医食同源を意識して食卓に取り入れてみてはいかがだろうか。
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