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たぬきうどんとは?地域によって麺やトッピングが異なるってホント?

たぬきうどんとは?地域によって麺やトッピングが異なるってホント?

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年5月18日

うどん料理の一種である「たぬきうどん」。一般的にはかけうどんの上に揚げ玉と刻みネギをトッピングしたものをいうが、地域によって麺やトッピングの種類などが異なる。そのため、たぬきうどんという名前でも違う料理がイメージされることも少なくない。そこで今回は、たぬきうどんの基本や地域ごとの違いについて詳しく解説する。全国のたぬきうどん事情について詳しくなろう。

  

1. たぬきうどんとは?

たぬきうどん
たぬきうどんとは、かけうどんの上に揚げ玉と刻みネギをトッピングした麺料理のこと。特に東日本ではこの作り方が一般的で、飲食店でも揚げ玉をトッピングしたものが提供される。かけうどんのようにうどんを楽しめることと、つゆを吸った美味しい天かすを楽しめることが魅力となっている。また、シンプルなトッピングですむため、一般的な家庭でも簡単に作ることができる。

なぜたぬきと呼ばれるのか?

たぬきうどんと呼ばれる理由は諸説あるが、一般的には「天ぷらのタネがない天かすを使っているから」といわれている。つまり、「タネ抜き」という言葉が転訛して「たぬき」と呼ばれるようになったのだ。このほかにも、「きつねよりも濃いつゆを使っていたから」という説や、「キヌタ家で食べられるようになったから」という説などもある。

2. 全国の「たぬき」の麺とトッピング

たぬきうどん
前述したとおり通常、たぬきというとうどんやそばに揚げ玉を乗せた料理のことを指す。しかし、大阪で「たぬき」というと油揚げを乗せたかけそばを指し、京都で「たぬき」というと油揚げにくずあんをかけたかけうどんを指す。そこで以下に、地域ごとの「たぬき」の料理についてまとめておく。

地域によって異なる「たぬき」の料理

・東日本:揚げ玉を乗せたうどん・そば
・大阪:油揚げを乗せたそば
・京都:油揚げ入りのくずあんをかけたうどん

3. 全国の揚げ玉うどんの呼び方

たぬきうどん
東日本では揚げ玉をトッピングしたうどんをたぬきうどんというが、ほかの地域では揚げ玉うどんを別の名前で呼ぶこともある。そこで以下に地域ごとの揚げ玉うどんの呼び方をまとめておく。

地域によって異なる「揚げ玉うどん」の呼び方

・東日本:たぬきうどん
・大阪:天かすうどん
・中国・四国・九州:ハイカラうどん

4. たぬきうどん(揚げ玉うどん)の作り方

たぬきうどん
揚げ玉を乗せるたぬきうどんは家でも簡単に作ることができる。必要な材料は、うどん(生麺、乾燥麺、冷凍麺)、めんつゆ、揚げ玉(天かす)、長ネギなどとなっている。これらを用意したら、さっそく以下の手順でたぬきうどん(揚げ玉うどん)を作ってみよう。

たぬきうどんの作り方・手順

1.鍋につゆの材料を入れて温める
2.うどんを茹でる(または解凍する)
3.器につゆ・うどん・揚げ玉を入れる
4.お好みで長ネギなどを入れたら完成

結論

たぬきうどんというと、一般的に揚げ玉や長ネギをトッピングしたかけうどんのことを指すことが多い。しかし、大阪では「たぬき=油揚げそば」のことで、京都では「たぬき=あんかけうどん」のことを指す。そのため、地域やお店によっては別の料理を意味する場合がある。注文する際は麺の種類とトッピングの種類を確認するとよいだろう。
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  • 公開日:

    2017年11月 8日

  • 更新日:

    2022年5月18日

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