注目の食材「ビーポーレン」とは？特徴や食べ方を紹介

ビーポーレンは、端的に説明すると蜜蜂が体についた花粉を集めて団子状にしたものだ。具体的には、蜜蜂が花の奥にある蜜を吸う際に、体に生えている細かい毛に花粉が付く。蜜を吸い終わった蜜蜂は,巣に帰りながら空中で体に付いた花粉を後ろ足にある花粉籠という場所に集め、一本の長い毛を串がわりに団子状のビーポーレンを作るというわけだ。
ビーポーレンは、蜂蜜、プロポリス、ローヤルゼリーなどとは異なり、蜜蜂自身から分泌されたものではなく、蜜蜂の食料として花粉を集めた産物。蜜蜂が花粉を集めてくる植物の違い、場所や時間の違いなどから、全く同じ組成のものは存在しないのも特徴だ。
成分は、主に花粉に含まれる必須アミノ酸、タンパク質やビタミン、ミネラルが占めていて、人間の生命活動を維持する六大栄養素がバランス良く含まれているといわれる。

ビーポーレンの1日の摂取目安量はティースプーン1杯程度。少ない量でもバランスよく栄養が摂れるので、普段の食事で足りない栄養を補給するのに適している。
ただし、1歳未満の子供はボツリヌス菌のリスクがあるので、絶対に与えないように気をつけよう。
食べ方としては、そのまま食べることもできるが、単品だと少し粉っぽく苦味の後にほんのり甘さを感じるので、ヨーグルトやアサイーボール、サラダなどにトッピングとして入れるのがオススメだ。

ビーポーレンは、欧米ではパーフェクトフードといわれるほどの栄養バランス。日頃栄養が偏っていると感じる方は、天然のサプリメントとして食べてみてはいかがだろうか。