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紀元前から重宝された蜂蜜は何種類ある?栄養と食用時の注意点を解説

紀元前から重宝された蜂蜜は何種類ある?栄養と食用時の注意点を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

2020年2月 6日

金色のとろりとした蜜が優しい芳香を漂わせる蜂蜜は、料理に使うと砂糖とは違う深みを与えてくれる。紅茶などのドリンクに入れるのもおすすめ。今回は蜂蜜の歴史や収穫までの道のり、蜂蜜の種類などについて説明する。

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1. 蜂蜜の歴史

●大陸における蜂蜜の歴史

ヨーロッパでは蜂蜜の歴史はふるく、スペイン北部のアルタミラ洞窟の壁画に蜂蜜の採取風景が描かれていることから、紀元前1万8000年~1万5000年くらいには食べられていたと考えられている。また、古代エジプトでは、霊魂を蘇らせるためにミイラに塗っていたそうである。また、蜂蜜は世界で最も昔から食べられていた食物だとも言われている。内服や外傷用の薬として珍重され、その後蜂蜜酒が作られた。それから、化粧品やパン、菓子、料理の材料として使われるようになったという変遷を遂げている。

●日本の蜂蜜の歴史

日本では、643年(皇極2)に百済の太子余豊が大和三輪山で養蜂していたと「日本書紀」に記述されている。ただ、蜜蜂を4家族三輪山に放ったが、繁殖はできなかったそうだ。その後、平安時代には、当時の法令集「延喜式(えんぎしき)」に、蜂蜜を朝廷に供進させたと書かれている。当時、蜂蜜は非常に貴重なものであり、主に神饌用(しんぜんよう)や薬用に使われていたのではないかと考えられている。ニホンミツバチから採れる蜂蜜の採取量は少ないため、明治初期にセイヨウミツバチが輸入されるまで、なかなか蜂蜜は一般には広まらず、貴重な食べ物であった。

2. 蜂蜜の栄養

●蜂蜜は花の蜜?

蜂蜜というと、蜜蜂が花の密を集めてきたものをそのまま蜂蜜として食べられるように思える。確かに蜜蜂は花の蜜を集めるのだが、そのままではショ糖という、白砂糖と同じ成分の蜜なのである。蜜蜂は花の蜜を吸って、その蜜を巣の中にいる貯蜜係の蜂に口移しで渡す。そして貯蜜係の蜂は、巣の壁に花の蜜を塗り、羽で水分を蒸発させる。この過程で蜜蜂の唾液に含まれる転化酵素が花の蜜に混じり、花の蜜はブドウ糖と果糖に変わるのである。やがて蜂蜜の水分が20%ほどになると、蜜蜂は蜜蝋で薄いフタをする。その蜜から蜜蝋などの不純物を取り除いたものが蜂蜜である。

●蜂蜜の糖分

花の蜜のショ糖が蜜蜂の唾液によってブドウ糖と唾液に変化する蜂蜜。糖分以外にもビタミンや酵素、ポリフェノールなどさまざまな栄養が含まれている。しかし、特に蜂蜜の糖分が健康に及ぼす影響は素晴らしいものがある。ブドウ糖も果糖も単糖類と言われるもので、消化吸収のために分解する必要がない。そのため体内に入ってから20分ほどで吸収され、エネルギー源になるのである。素早く吸収されるので、胃腸への負担も軽い。また、ブドウ糖は素早く脳のエネルギー源になり、果糖はブドウ糖よりゆっくり吸収さるれため、そのエネルギーを長く持続することができる。

3. 蜂蜜の種類と使用上の注意

花の数だけ蜂蜜の種類があると言ってもいいくらい蜂蜜の種類は多い。ここでは代表的な蜂蜜や変わり種の蜂蜜について説明する。

●アカシア

日本や中国、ハンガリーで採れる。クセのない風味で香りも優しいので、日本人に好まれる。レンゲの蜂蜜に似ている。蜂蜜は時間が経過すると結晶化するが、アカシアの蜂蜜は結晶になりにくい。

●クローバー

さっぱりとした風味、華やかな香りの蜂蜜だ。カナダ原産のものが多い。世界中で人気の蜂蜜でもある。

●そば

コーヒーのような濃い茶色をしていて、黒砂糖に似た味わい。中国原産のものが多い。ところてんやわらびもちにかけて食べても美味。

●マヌカ

ニュージーランドの先住民、マオリ族がマヌカの木を病気や怪我の治療のために使っていたことから、マヌカハニーは民間療法のひとつとして注目を集めている。クリーミーな食感で濃厚な風味がする。他の蜂蜜に比べて高価格である。

とろりとした食感や自然の甘みが人気の蜂蜜。健康のために食べる人もいるかと思うが、1歳未満の幼児や赤ちゃんに蜂蜜をあげるのは避けてなければならない。蜂蜜にはボツリヌス菌が含まれていることがあり、乳児ボツリヌス症にかかることがある。大人の場合は、他の腸内細菌にボツリヌス菌が負けるので影響しないが、1歳未満の場合は注意が必要である。

結論

素早くエネルギー源になり、特に脳の活性化を促す蜂蜜。そのまま食べるのはもちろん、照り焼きなどの料理に使うのもおすすめだ。ミントやブラックベリーなど種類も豊富なので、お気に入りの蜂蜜を見つけるのも楽しみ方のひとつである。

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