1. 基本のき

味付けの基本を学ぶ
皆さんは、家庭料理における基本の味付けをご存知だろうか?家庭料理では、さしすせそが基本。学生時代に家庭科で習った、あれである。おさらいすると、さは砂糖、しは塩、すは酢、せは醤油、そは味噌である。この5つの調味料を上手に使えれば、多くの料理が作れるようになる。ちなみに、これは入れる順番も兼ねているので必ず覚えよう。
調理方法を学ぶ
基本の調理方法は、焼く、茹でる、炒める、煮る、和える、揚げる、蒸すの7つ。素材や気分に合わせて選ぶといいが、揚げると蒸すは使用する道具が増えるため、鍋とフライパンでできるよう今回は最初の5つに重点を絞ってお届けしていく。
火加減と水加減
弱火は、鍋底とコンロの間ぐらいに炎の先端があるものを指す、中火は鍋の底に当たる程度、強火は鍋底全体に炎が上がっている状態。水加減は、素材が8分目ぐらいまで浸る量。かぶるが素材の先端がギリギリ水から出ない程度。たっぷりは素材が完璧にかぶり、水の中でやや泳ぐぐらいの量である。
2. マスターすべきレシピその1

炊飯
まずは、簡単そうに見えて奥深い炊飯。まず米を研ぐときに力を込めすぎてしまう人が多いが、それでは米が割れてしまうので、力任せに研がないこと。炊く際にポイントとなるのは水分量。新米の場合、水の量はやや少なめにするのが正解。これは、新米に水分が多く含まれているためで、普段の水分量で炊飯するとべちゃっとしてしまうから。反対に古い米でパサパサする場合には、浸水時間を長くしたり、水を増やすか油を少し入れて炊くとよい。
豚汁
次に汁物。豚汁は味噌汁などと違い、豚肉や野菜から素材の旨味がたっぷりでるので出汁をとる必要がなく、初心者にピッタリ。油で豚肉を炒め、そのあとに同じ大きさに切りそろえた野菜を投入。ざっと全体に油が回ったところで水を入れて、煮込む。灰汁を取るとスッキリとした味わいになる。具材に火が通ったら、味噌を溶いて完成。刻んだネギを入れると彩りもいい。
3. マスターすべきレシピその2

胡麻和え
野菜を茹でて、ゴマの和え衣で和える胡麻和えは、野菜を美味しく食べることができるレシピの1つ。ちなみにほうれん草や小松菜など、葉物が基本と思われがちだが、ニンジンやじゃがいもなどでも美味しく作ることができる。茹でるときに塩を入れて茹でると色も良く、味がぼけない。和え衣は、乾煎りした胡麻をすり鉢でするとぐんと香りが増し、本格的な味わいに。砂糖と醤油を加え、よく水気を絞った野菜を加えて和えれば完成だ。
ポテトサラダ
ポテトサラダを嫌いな人は、あまりいないのでは?とそう思えるほど、人気のメニュー。ジャガイモは、水から茹でるのが正解。人参もサッと茹でると発色も食感もいい。薄切りにしたタマネギは水にさらし、キュウリは塩もみしておこう。それぞれ、しっかり水気を絞って、潰したじゃがいも、小さく切ったハムと和えよう。味付けはマヨネーズだけでなく、酢と塩胡椒を加えるとスッキリとした味わいになる。ちなみにじゃがいもだけ、じゃがいもとスモークサーモンなど、アレンジが自在にできるのもポテトサラダのいいところ。
生姜焼き
肉をサッと焼き、あらかじめ用意しておいたタレを加えるだけと比較的簡単な生姜焼き。玉ねぎや細切りにしたピーマンなどを加えて、ボリュームをアップさせるのもおすすめだ。肉は生姜焼き用のものでなくても、コマ切れなどでも十分に美味しくできる。チキンで作っても美味しい。焼く前に、醤油と酒で少し下味をつけておくとぐっと味が締まる。
結論
今回ご紹介した料理は、一度覚えれば、素材を変化させて応用できるものばかり。いくつかのレシピを試しながら、自分らしい味を求めて何度も作って、マスターしよう。
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