1. 大さじ一杯とは?

大さじとは15mlが入る大きさの計量スプーンのことであり、その1回分のことを「大さじ一杯」や「大さじ一」という。また、計量スプーンの小さじ(5ml)とは「大さじ一杯=小さじ三杯」という関係が成り立つ。諸外国で使われている「大さじ(テーブルスプーン/Tablespoon)」の規格も日本とほぼ同じの約15mlであるが、オーストラリアだけは「テーブルスプーン=20ml」としている。
2. 大さじ一杯の正しい量り方

大さじは15mlが入るように設計されているが、これは正確に量ったときの体積のことだ。そこで液体と粉物のそれぞれの大さじ一杯の正しい量り方を紹介する。
液体の大さじ一杯の量り方
- 計量スプーンのギリギリまで注ぐ
- 表面張力で盛り上がっていればOK
粉物の大さじ一杯の量り方
- 計量スプーンに山盛りにすくう
- ヘラなどで表面をすりきりすればOK
3. 【早見表】大さじ一杯は何グラム?

大さじ一杯は15mlになるよう設計されているが、体積(ml)と重量(g)はイコールではないため、調味料ごとに大さじ一杯の重さは異なる。そこで以下に、主な調味料の大さじ一杯の重さをまとめておく。手元にキッチンスケールしかないときは、以下の一覧を参考に調味料を量るようにしよう。
【液体・食用油】
- 水:15g
- 牛乳:15g
- 酒:15g
- ワイン:15g
- 酢:15g
- 本みりん:18g
- 醤油:18g
- ナンプラー:18g
- めんつゆ(ストレート):18g
- めんつゆ(3倍希釈):21g
- ポン酢しょうゆ:18g
- 植物油:12g
【ペースト・ソース類】
- 味噌:18g
- マヨネーズ:12g
- トマトケチャップ:15g
- トマトピューレ: 15g
- ウスターソース:18g
- オイスターソース:18g
- 中濃ソース:17g
- バター:12g
- マーガリン:12g
- ラード:12g
- ショートニング:12g
- コチュジャン:21g
- 豆板醤:21g
- 甜麺醤:21g
- 練りからし:15g
- 練りわさび:15g
- 粒マスタード:15g
【甘味類】
- 上白糖:9g
- グラニュー糖:12g
- ざらめ:15g
- はちみつ:21g
- 水あめ:21g
- ジャム:21g
- マーマレード:21g
【塩類】
- 食塩:18g
- 並塩:15g
- 天然塩:15g
- 精製塩:18g
【粉類・その他】
- 小麦粉:9g
- 片栗粉:9g
- 上新粉:9g
- パン粉:3g
- ベーキングパウダー:12g
- 重曹:12g
- こしょう:6g
- 粉チーズ:6g
- カレー粉:6g
- コーヒー:6g
- 抹茶:6g
- ココア:6g
- 和風だしの素:9g
- 粉ゼラチン:9g
- 粉寒天:3g
4. 大さじ一杯のよくある質問

ここまで大さじ一杯について詳しく解説してきたが、まだ大さじ一杯について疑問・質問もあるだろう。そこで最後に大さじ一杯のよくある質問に回答する。
Q1.大さじをグラムに変換する方法とは?
大さじ(体積)をグラム(質量)に変換するには、「重さ(質量)=体積×密度」という計算を行えばよい。例えば、水の密度は「997 kg/m3」であるため、重さと体積はほぼイコールになる。一方で小麦粉の密度は「550 kg/m3」程度であるため、同じ大さじ一杯でも9gと水よりも軽い。
この記事もCheck!
Q2.大さじがないときの代替品を教えて!
手もとに計量スプーンがないときには、ペットボトルのフタで代用するのがおすすめだ。ペットボトルのフタは、約7.5ml入るように設計されているため、「ペットボトルのフタ二杯分=大さじ一杯」と量ることが可能だ。
この記事もCheck!
結論
レシピ本やレシピサイトで見かけることが多い「大さじ一杯」。これは「その調味料を15ml分入れて下さい」という意味である。しかし調味料の密度(比重)はそれぞれ異なるため、必ずしも「大さじ一杯=15g」になるわけではない。手元にキッチンスケールしかない場合には、今回紹介した早見表を使って正確に重さを量るようにしよう。
この記事もCheck!