1. ワインの味わいは温度で変化する!?

ワインセラーが日本にも広まり、ワインと温度や湿度の関係の深さは一般的に認知されているが、その適温は何℃?と聞かれると答えられない人も多いだろう。ワイン全般の適温は5℃~18℃と言われているが、温度がもたらすワインの味わいへの影響は大きい。温度が高いと以下のような傾向になる。
- 甘味は増す
- 味わいは濃くなる
- 渋みはまろやかになる
- 酸味は柔らかくなる
一方、温度が低い場合は、以下のような傾向だ。
- 甘味はすっきりと
- フレッシュに
- 渋みは強くなる
- 酸味はシャープになる
2. ワインやシャンパンの適温とは!?

では、どんな種類のワインを何度で飲むのがよいのだろうか。ワインの種類別の適温は以下の通りだ。
■赤ワイン
赤ワインは、ライトボディ(軽口)、ミディアムボディ(中口)、フルボディ(重口)と大きく3カテゴリに分けられるが、タンニンを多く含むフルボディは冷やすと渋みが強調されてしまうので、常温の18℃に近い方がまろやかに味わえる。ライトボディは10℃くらいまで冷やしても口当たりよくいただける。冷蔵庫に入れたとしても最大1時間で取り出そう。
■白ワイン
白ワインは、甘口か辛口かでオススメの温度が分かれる。冷やしすぎてしまうと味わいが感じられにくいので、甘口でも5℃くらいでさっぱりと、辛口は豊かな香りを楽しむために14℃くらいが適温といえる。常温の白ワインを冷蔵庫で冷やすなら、3時間を目安にしよう。
■シャンパン・スパークリングワイン
シャンパンやスパークリングワインは、炭酸のキリッとした口当たりを楽しむために、基本的には5℃くらいに冷やして飲むのがオススメだ。冷蔵庫に入れる場合は、4時間~5時間しっかりと冷やそう。また、一度開けたら氷を入れたワインクーラーに入れておく方がよい。
結論
家庭用ワインの普及もあり飲む機会も種類も増えたワイン、適温を知ってより美味しい状態でいただこう。ワインを飲みながらワインの適温について蘊蓄を語るのも楽しいものだ。
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