1. しらたきはアク抜きが必要?

しらたきのアク抜きが必要かどうかは、購入した商品によって異なる。商品のパッケージに「アク抜き不要です」「水洗いだけで食べられます」といった注意書きがある場合には、アク抜きをしないでも食べることが可能だ。一方、このような注意書きがない場合には、湯通しなどによりアク抜きするとよい。アク抜きすることで臭みや苦味が和らぎ、しらたきを美味しく食べられるようになる。
2. しらたきの基本的なアク抜き方法

しらたきのアク抜きのやり方はいくつかあるが、一般的には「湯通し」で行うことが多い。以下に、そんな基本的なしらたきのアク抜き方法・手順を紹介する。
しらたきのアク抜きのやり方・手順
1.しらたきを食べやすい大きさに切る
2.鍋にお湯を沸かし、しらたきを茹でる
3.3~5分茹でたらザルにあけて湯切りする
4.そのまま粗熱を取ったらアク抜き完了
2.鍋にお湯を沸かし、しらたきを茹でる
3.3~5分茹でたらザルにあけて湯切りする
4.そのまま粗熱を取ったらアク抜き完了
【しらたきのアク抜きのポイント】
・鍋ではなくフライパンでも同じ手順でできる
・茹で時間は再沸騰から1分程度を目安にしてもよい
・茹で時間は再沸騰から1分程度を目安にしてもよい
3. しらたきの下ごしらえのテクニック

しらたきをより美味しく仕上げたいなら「事前に塩をまぶす」「フライパンで煎る」などを取り入れるのがおすすめだ。ここでは、そんな下ごしらえのテクニックを紹介する。
その1.事前に塩をまぶす
しらたきを湯通しする前に、食塩をまぶしてよく揉みこむのもおすすめだ。食塩をまぶすと浸透圧の関係でしらたきから余分な水分が出るため、何もしないときよりも美味しく仕上がるという。なお、塩で揉んだ場合は、しらたきにやや塩味が付くので調理の際には味付けに注意しよう。
その2.フライパンで煎る
しらたきを湯通しした後に、鍋やフライパンなどで乾煎りするのもおすすめだ。これにより余計な水分が抜けて、歯ごたえがよくなったり、味が染み込みやすくなったりする。「アク抜き不要」のしらたきで湯通ししない場合も、煎ることで美味しさがアップするので覚えておこう。
4. しらたきのアク抜きに関するよくある質問

ここまで、しらたきのアク抜きの基本を解説してきた。しかしまだ「そもそもしらたきのアクの正体は何か」や「鍋を使わないアク抜き方法とはどんなものか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、しらたきのアクやアク抜きに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.しらたきのアクの正体とは何か?
しらたきから出るアクの正体は、原料になるこんにゃく芋に含まれる渋味成分やえぐみ成分(フェノール誘導体やシュウ酸塩)、臭み成分(トリメチルアミン)などとされている。また、こんにゃくを固めるために使う、石灰(水酸化カルシウム)もアクの一部となっている(※1)。なお、しらたきを下茹でしたときに、鍋の周りに付く「白いもの」がアクと呼ばれるものだ。
Q2.鍋を使わないでもアク抜きできる?
しらたきのアク抜きで鍋やフライパンを使いたくないなら、電子レンジで加熱してアク抜きするのがおすすめ。やり方は簡単で、耐熱容器にしらたきを入れて、ひたひたになるくらい水を加える。それから電子レンジで加熱し、加熱後に水洗いすればOKだ。電子レンジの加熱時間は量や機種などにもよるが、100gあたり500Wで2分~2分30秒程度を目安に加熱するとよいだろう。
結論
しらたきのアク抜きが必要かどうかは商品によって異なる。そのため、パッケージなどに「アク抜きです」などと書かれているかどうかを確認しよう。もしアク抜きが必要なら、基本は鍋にお湯を沸かして湯通しするのがおすすめだ。また、手軽に行いたいなら電子レンジなどを活用するのもよい。上手に下茹でして、しらたき料理を美味しく食べられるようにしよう。
(参考文献)
- ※1:日本こんにゃく協会「一口知識」
https://www.konnyaku.or.jp/know/memo/
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