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国内産から外国産まで!旬をとらえて最高のマンゴーを味わおう!

国内産から外国産まで!旬をとらえて最高のマンゴーを味わおう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

鉛筆アイコン 2020年11月 5日

今や南国フルーツの代表的存在となったマンゴー。酸味が少なく濃厚で甘みの強いトロッとした果実は国内では高級フルーツとして非常に人気が高い。国内産であれば一玉5,000円以上することも珍しくないマンゴー。マンゴーとは一体どのような果物なのだろうか?

  

1. インドや東南アジア原産のマンゴー

マンゴーはインドや東南アジアなど、熱帯雨林地域を原産とする漆科の植物だ。原産国のインドでは約4000年前から栽培されていたと言われており、今でも仏教やヒンドゥー教では、マンゴーは特別な木として扱われているそうだ。
熱帯の国では旬の季節を迎えると、街路や家庭の庭でマンゴーがたわわに結実している様子をよく見ることができ、通りすがりにもぎ取り食べるようなローカルな果物である。日本で高級フルーツだと言うと非常に驚かれ「こんなにあるから日本に輸出できたらいいのに!」と言われるが、病虫害の検疫の関係でごく限られた地域のごく限られた種類しか日本国内には輸入できないことになっている。現在日本に輸入されるマンゴーはメキシコ産・タイ産・フィリピン産・台湾産が多くを占める。 

・マンゴーの種類

マンゴーの種類は非常に多い。日本でよく目にするマンゴーは、熟すと果皮が黄色から赤く色づくアーウィン種の「アップルマンゴー」と呼ばれるものである。500g前後の卵型で、果汁が豊富で濃厚な味わいが特徴。
一方、外国から輸入されるマンゴーは完熟しても緑色のキーツ種や、果皮が黄色い物など一口にマンゴーと言っても様々だ。形も卵型の物の他、ペリカンのくちばしのように先端が尖って反り返るような形の物、大ぶりなものから小ぶりなものまで世界中で数百種類が栽培されている。

2. 日本のマンゴー人気は2000年代に入ってから

・日本のマンゴー

日本に初めてマンゴーがもたらされたのは明治時代とされている。1970年代に入り栽培が始まったが本格的に流通するようになるのは2000年ごろからである。現在の主な産地は沖縄県で、国内生産の過半数を生産している。その他、宮崎県と鹿児島県の生産が多く、上位3県で国内生産量の9割を産出している。
国内での生産はハウス栽培がほとんどだ。元来マンゴーは、熱帯の植物なので日本では冬の気候がマンゴーにとって厳しい上、開花の時期と梅雨の時期が重なりマンゴーの花がダメになってしまうからである。そのため路地物に比べ手間暇かけた国内産のマンゴーは必然的に高い値が付くことになるのだ。

・国内マンゴーの旬

国内産マンゴーの旬の季節は主に夏。種類によって違いはあるが、4月~8月ごろに多く出回る。アップルマンゴーは6月~7月、キーツマンゴーは8月~9月が旬だ。収穫後に追熟していくので完熟前に収穫されて流通するものが多いが、自然落下するまで樹上で完熟させる「完熟マンゴー」は甘みと香りが格別で高品質なマンゴーとして取引されている。

3. 1年中楽しめるマンゴー

マンゴーがおいしい時期は限られるが、暑い時期が長い東南アジアやメキシコ、季節が逆のオーストラリアからも輸入されているため、年中スーパーなどで手に入れることができる。タイ産であれば3月~6月、フィリピン産なら2月~7月、オーストラリア産は10月~3月に旬を迎え日本に輸入されるのだ。

・加工品で年中旬が味わえる

マンゴーは生でもおいしいが、プリンやアイスクリーム、ジュースなどに加工して利用される機会も多い。糖度の増した旬のマンゴーを加工し、おいしさを閉じ込めているので、年中濃厚でフレッシュな味を楽しめるのだ。
「いつでも味わえる」
これはマンゴー人気が高まっている理由の1つだろう。
おすすめは冷凍のカットマンゴーだ。カットしてある冷凍のマンゴーはスーパーや業務用食料品店などで入手できる。冷凍状態のままシャーベットのように食べても良いし、解凍してトロッとした甘みを楽しむのも良い。アイスやデザートのトッピングにもなり、牛乳と一緒にミキサーにかければ冷たいマンゴースムージーも簡単にできあがる。
また、ドライマンゴーもぜひ試してもらいたい。あの濃厚な甘さが太陽の力でより濃縮されており、小さなかけらを口に放り込むだけで口いっぱいにマンゴーの甘みが広がるのだ。乾物なので日持ちが良く、いつでもマンゴーを食べられる。輸入食料品店などにも売っているが、南国へ旅行した際にはぜひお土産に探してみて欲しい。

結論

マンゴーの旬の時期や産地について調べてみた。国内で販売されるマンゴーの多くは海外からの輸入品だ。高価でも品質の高い国内産を選ぶのもよし、手に入れやすい輸入品でカジュアルに楽しむもよし、加工品を活用して一年中楽しむもよし。旬を意識しながら人気のマンゴーをよりおいしく味わいたい。

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  • 公開日:

    2018年8月31日

  • 更新日:

    2020年11月 5日

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