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「お通し」「突き出し」あなたはどっち?東西で異なる居酒屋用語

「お通し」「突き出し」あなたはどっち?東西で異なる居酒屋用語

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

鉛筆アイコン 2021年8月11日

居酒屋に行くと真っ先に出てくるのが「お通し」。メニューは店によってさまざまだが、注文をしなくても出される最初の料理というのは全国共通だ。しかしその呼び名は関東と関西で異なる。ここでは東西で異なる居酒屋用語とお通しの意味について解説する。

  

1. 関東の「お通し」

居酒屋で最初に出てくる料理を関東では「お通し」と言う。実際にお通しと聞いて違和感がない人は、東日本に住んでいる人ではないだろうか?

お通しの語源は「注文の通し」にある。お通しは客の注文を聞いてすぐに出されるので、注文を間違いなく通したという意味でそう呼ばれる。

歴史を紐解くと、お通しが出されるようになったのは近世になってからのことで、少なくとも江戸時代にはお通しが出される文化はまだなかったようだ。お通しが始まった時期は正確には分からないが、戦前の1935年(昭和10年)頃から始まったのではないかという説があり、比較的新しいシステムであることが伺える。

お通しのメニューには酒の肴に合うものが選ばれ、珍味、酢の物、塩辛、和え物などが出されることが多い。後に出される料理よりも軽く、酒が進むものは、最初に出される料理として実に理に適っている。

2. 関西の「突き出し」

関西では居酒屋で最初に出てくる料理を「突き出し」と言う。突き出しの語源は、客の注文とは関係なく突き出すことからその名がつけられたという説がある。

また、江戸時代の遊女の初夜を「突き出し」と言ったことから、初めて出る料理もそのように呼ぶようになったという色気のある説も存在する。

3. お通し・突き出しは断れる?

お通しは居酒屋に行くと必ず出されるが、注文をしていないのだからサービス品かと思いきや、料金はきちんと上乗せされている。通常1人当たり300円~500円位だが、高いところになると1,000円以上もするので、断れるものなら断りたいと思っている人もいるだろう。

実はお通し・突き出しに関しては、断れる店もあるようだ。どの店でも慣習的に出されてはいるが、店によっては柔軟な対応をしてくれるところもある。

ちなみに大手チェーンに対して行ったアンケートでは、8店中5店はお通しカットOKとのことだ。店側に申し出ればお通しは出されず、もちろん料金を取られることもない。またアレルギーがある場合や、どうしても嫌いなものが出されたときは対応してもらえる店もあるので、食べられないものがあるときには申し出てみよう。

■お通しにはどんな意味がある?

お通しは酒の肴を提供するほかに席料の意味合いもある。客が仮にビール1杯だけしか注文しない場合でも、お通しで料金を上乗せできるので、店側にとってお通しを出すメリットは大きい。

また、お通しは特に決まったメニューがある訳ではないので、余った食材を使うこともできる。店側としては食品ロスも防げるので、その点では一石二鳥だ。

上記のことから、お通しは居酒屋の経営上重要な位置を占めるアイテムだ。どうしても食べられないものなら話は別だが、美味しくお酒を飲むために、お店が出してくれたお通しも快くいただこう。

結論

居酒屋で最初に出される料理は関東ではお通し、関西では突き出しと呼ばれる。お通しの語源は、客の注文を通すということからきたもの。突き出しは、客の注文とは無関係に出すことからその名がついたと言われる。お通しは店によっては断ることもできるようだが、店側にとっては席料の意味もある。お通しはお酒に合うメニューが多いので、つまみとして美味しくいただこう。

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  • 公開日:

    2018年8月15日

  • 更新日:

    2021年8月11日

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