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梅の収穫時期はいつ?産地や品種・熟度別の見分け方も解説!

梅の収穫時期はいつ?産地や品種・熟度別の見分け方も解説!

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年7月20日

梅雨の時期になると多く出回る梅だが、詳しい時期や収穫の方法を知っているだろうか。今回は梅の種類ごとの収穫時期や、各地の旬について紹介したい。梅の加工方法や下処理の仕方、保存方法なども紹介しているのでぜひ参考にしてみてほしい。

  

1. 梅の収穫時期はいつ?

梅の収穫時期は1年のうちのわずかな期間しかないため、梅を使って手作りのシロップや梅酒を作りたい人はしっかりチェックしておこう。

梅の収穫期の目安は梅雨の時期

梅の収穫時期は6~7月頃であるが、この時期はちょうどつゆの時期にあたる。つゆは漢字で梅の雨と書く。梅雨という漢字は中国由来であり、梅の実がこの時期の雨によって熟すことから梅雨と呼ばれるようになったという。しかし長雨によりカビ(黴)が生えやすくなることから黴雨(ばいう)とも書かれるそうだ。ちなみに、2020年の関東甲信の梅雨入りは6月11日頃、2021年では6月14日頃とされている。

産地別の梅の収穫期

梅は産地によって収穫時期が多少異なる。ここでは、代表的な産地と収穫時期を紹介しよう。

福岡...5月中旬~6月上旬
神奈川...5月中旬~6月中旬
九州...6月上旬~下旬
和歌山...6月上旬~下旬
北海道...7月上旬~下旬

産地によって梅雨入りの時期が異なるため、収穫時期にも差がでるのだ。

品種別の梅の収穫期

産地ごとに収穫時期が異なるのはもちろん、品種によっても違いがでてくる。

白加賀...6月上旬~下旬
南高梅...6月下旬~7月中旬
玉梅...6月上旬
古城...5月下旬~6月上旬
甲州...5月下旬~6月上旬

選ぶ品種によって収穫時期や、使用目的が異なるので用途に合わせて選んでみてほしい。

2. 梅の実の収穫時期は加工目的によっても違う

梅を使った加工品にはさまざまなものがある。梅干しや梅酒、砂糖漬け、ピクルス、ジャムなど、あげていったらキリがないほどだ。梅の加工品を作るには、目的により梅の熟度を選ぶのが一般的である。完熟した梅だけでなく、熟しきっていない梅も加工の対象となる。自宅で梅干しや梅酒などを作るときも、梅の熟度を考慮して梅を購入するようにしよう。南高梅の産地である和歌山県では、6月に入る頃に青梅の収穫がはじまる。収穫せずに残した実は、梅雨の恵みを受けて成熟していき、6月中旬~7月中旬にかけて完熟梅の収穫時期となる。

梅酒やシロップ漬けなら青梅で収穫

熟していない梅は青梅と呼ばれ、青くて硬く酸味が強いのを特徴とする。梅酒や漬け物、甘露煮やシロップなどを作りたい場合は青梅が適している。青梅は収穫時期が早く、皮がしっかりと張っていてツルツルしているのも特徴だ。全体が丸みを帯び、皮がピンとしてきた頃が収穫時期である。

梅ジャムなら色づいた梅の実を収穫

青梅が熟してくると、やや黄色に色付いて半熟梅になる。梅干しに半熟梅を使えば少し食感が硬めのものができあがる。また、フルーティーでやや酸味の残る半熟梅は、ジャム作りにも最適だ。青梅を購入したが、追熟して黄色くなってしまったときなどもぜひジャムや梅干しを作ってみよう。

梅干しなら完熟した梅を収穫

梅の実は熟しはじめると黄緑色になり、完熟梅では果肉が柔らかで皮は黄色へと変化する。ほどよい甘さとフルーティーな香りをもつ完熟梅は、梅干し作りに最適である。梅干しのほか、こっくりと甘い梅酒を作りたいときや梅を使ったフルーツ酢作りにも向いている。完熟梅は皮が薄くなり、全体が黄色く色付いた頃が収穫時期である。

未熟な梅の生食はNG

梅の実は生食されずほとんどが加工される。未熟な実には青酸配糖体である「アミグダリン」という物質が含まれており、食べると下痢や中毒を起こしやすい。完熟した梅や梅干しなどの加工された梅ではアミグダリンが分解されるので、中毒の心配はないそうだ。生の梅を食べるのは避けたほうがよいだろう。

3. 収穫時期を迎えた梅の収穫の仕方

梅は庭などで栽培している人も多く、自分で収穫すればいろいろな楽しみ方ができる。ただし、収穫時期や種類によって気を付けるポイントがあるので注意しよう。

青梅は手で1粒づつ収穫

青梅は手で1つずつもぎ取りながら収穫する。青梅は自然に落果することはほとんどないため、頃合いになったら手で収穫する。道具を使うと実に傷を付けてしまう可能性があるため、手での収穫がおすすめだ。実を傷付けないように優しく手で包み、ねじるようにして収穫してみよう。

完熟梅は網を敷いて収穫

完熟梅は熟れて自然に落果するのを待って収穫するため、落ちた時に傷が付かないようにネットを敷くのが一般的だ。ネットを敷かずに落果させてしまうと、落ちたときに潰れたり皮が破れてしまうので注意してほしい。完熟梅は青梅に比べて皮が柔らかく、破れやすいので優しく収穫しよう。

4. 収穫後の梅の保存や下処理方法

収穫した梅を加工するときは、下処理が必要になる。また、収穫した梅は正しく保存しなければ傷んでしまう場合もあるので注意しよう。

梅の保存方法

梅は収穫後も追熟してしまうため、鮮度を保つなら冷凍保存がおすすめだ。すぐに使わない場合は水洗いをしてからアク抜きを行い、水分をしっかり拭き取ってジッパー付きの袋で冷凍保存しよう。青梅の場合は数時間水にさらしてアク抜きするが、完熟梅の場合は必要ない。追熟させたい場合は段ボールなどに入れ、好みの熟れ具合になるまで冷暗所で保管するとよい。実が重なってしまうと追熟具合にムラが出るため、平らに並べるようにして追熟させよう。

梅の下処理方法

梅は加工する前に下処理をする必要がある。青梅なら軽く洗ってからたっぷりの水に1~2時間ほどさらしてアク抜きをする。水気を拭き取りながら爪楊枝などを使ってヘタを取り、傷んでいるものは取り除く。完熟梅の場合はアク抜きは必要ないため、洗ってから水気を拭きながらヘタを取ればOKだ。ヘタがキレイに取れたら、好みの方法で加工してみよう。

結論

梅の収穫時期は梅雨と同時期のため、雨が続いた頃に収穫するとよい。梅は種類や状態によっていろいろな加工が楽しめるので、ぜひ梅仕事にチャレンジしてみてほしい。梅シロップや梅干しはもちろん、梅酒や梅ジャムなどさまざまな加工品を作ってみてはいかがだろうか。
  • 公開日:

    2018年8月26日

  • 更新日:

    2021年7月20日

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