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【紅茶】の代表的な種類を紹介。シーン別のおすすめの飲み方も

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年11月19日

クラフトビールやサードウェーブコーヒーなど、産地や品種で異なる個性や風味を楽しむ昨今。「紅茶」にも、ワインのように豊饒な香りとテイストが多様にあり、スイーツやフードとのペアリングも楽しめる。その奥深い世界を旅する前に、基本知識をマスターしておこう。

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1. 紅茶の種類

英国で麗しく花開いた紅茶文化。香り高く深い味わいをもたらすその茶葉は、20数カ国ほどで生産され、世界のお茶生産量の約7割を占めている。紅茶は摘んだ葉を蒸さずに自然乾燥してから揉み、赤褐色になるまでカテキンを酸化させる「発酵茶」だ。製茶において発酵はカテキン酸化の工程の呼び名なのでこの名がつく。

紅茶の種類は世界にあまたあるが、茶樹に種類があるわけではない。産地の風土や気候、生産方法によって、品質や香り、味わいが異なってくるのだ。ゆえに紅茶の茶葉の名前には、生産地の地名がつけられ銘柄となっていることが多い。以下、主な銘柄の一部を紹介しよう。中でもインドの「ダージリン」、スリランカの「ウヴァ」、中国の「キームン」は世界三大銘茶といわれている。

■ダージリン(インド)

高貴な香りと味わい、特有の渋味で「紅茶のシャンパン」と称される。インド西ベンガル最北端のダージリン地方は東ヒマラヤ山麓に位置する標高500~2000mの山岳地帯。日中と夜間の寒暖差で生じる霧が、独特の味と香りをつくり出す。春(ファーストフラッシュ)・夏(セカンドフラッシュ)・秋(オータムナル)の年3回収穫され、シーズンにより味も香りも異なる。

■アッサム(インド)

濃厚な味わいの甘味とコク、茶褐色の濃い水色、深い香りはミルクティーに最適。世界有数の多雨地帯でもある北東インド・アッサム平原は、世界最大の紅茶産地。夏に摘まれるセカンドフラッシュが、まったりと芳醇な味わいを楽しめる最良品とされる。

■ウバ(スリランカ)

バラを思わせるフローラルな甘い香りと爽快な渋味を併せ持つ世界三大紅茶の一つ。スリランカの紅茶は標高によってグレードがあり、モンスーンが吹き霧の多い中央山脈南東部のウバ高地は名高い産地の一つ。8~9月のクオリティシーズンのものはストレートで。カップに注ぐと現れる金色の光はゴールデンリングと呼ばれている。それ以外の時期のものはミルクティーにもよく合う。

■ヌワラエリア(スリランカ)

ウヴァと反対側に位置するスリランカの最標高地・ヌワラエリアは、イギリス人が開発したリゾート地。優雅な花の香り、繊細な風味、緑茶に似た爽快なフレーバー、水色は淡いオレンジ色で、ストレートティーで楽しむのが最適。

■キーマン(中国)

中国が誇る世界三大紅茶の一つ祁門(キーマン)。「キームン」「キーモン」とも呼ばれる。蘭やバラに似た優しい香りのほか、熟した果実を思わせるフレーバー、まろやかなテイストで渋味もあり、ストレートがオススメ。クオリティによって味わいが異なる。

これら産地別の品種以外に、いくつか種類の異なる紅茶を組み合わせ、より奥深い味わいを表現したブレンドティーがある。各メーカーより出され、実に多彩な種類がある。イギリス人好みのミルクティーに合う「イングリッシュブレックファスト」はその代表。このほか「ロイヤルブレンド」、「アフタヌーンティー」などが定番としてあげられる。

また、茶葉に果物やハーブ、花やスパイスの香りをつけたフレーバーティーの種類も非常に多い。こちらの代表的なものは「アールグレイ」。エキゾチックなベルガモットの香りをまとった紅茶で、華やかな芳香で日本でも人気が高い。

2. 紅茶の旬と特産地

紅茶の生産量が多い世界の特産地としては、インド、スリランカ、ケニア、中国、インドネシアがあげられる。これら5カ国で世界の紅茶のほとんどを産出し、世界中の消費国へ輸出している。紅茶の茶園が集中しているのは、赤道を中心に北緯45度から南緯35度へ広がるティーベルトと呼ばれる一帯。熱帯、亜熱帯の気候で降雨量が多く、寒暖差のため霧が発生しやすい場所が茶の栽培に適しているようだ。

3. 紅茶の選び方&美味しい飲み方

紅茶といえばまず思い浮かぶのがイギリスだろう。最大産地のインドを統治下に置いていたこともあり、紅茶文化が発展した。イギリスには一日のシーンごとに紅茶を飲む習慣があり、選ぶべき紅茶の種類も様々にあるようだ。

朝目覚めたらまずは「アーリー モーニング ティー」。「ベッドティー」とも呼ばれる一杯は、香しく爽快な渋味をもつストレートティーで。続く朝食の「ブレックファスト ティー」は、大きなカップでたっぷり濃いめに入れた「イングリッシュブレックファスト」を。
午前11時頃になったら「イレブンジズ」。仕事中でもひと休みして、フレーバーティーで気分を変える。午後のおやつタイム「ミッデイ ティー ブレイク」には、クッキーやビスケットとミルクティーを。休日の午後なら幾種類かの紅茶とサンドイッチやスコーンを用意して「アフタヌーン ティー」を開いてみてもいい。「ハイ ティー」は、もともと農民や労働者たちの習慣で、劇場へ行く前の軽い夕食を指すらしい。食後はチョコレートなどと薄めの紅茶で「アフター ディナー ティー」。就寝前にはお酒やハーブを入れた「ナイトキャップ」で寛ぐといった具合だ。

以上はあくまで一例。現代においてイギリス人誰もがすべてを習慣としているわけでもないだろうが、こんなにもお茶にまつわる言葉があることに驚かされる。どれか1つでも取り入れて、紅茶を飲む時間を楽しんでみてもいいだろう。

その際は、紅茶を入れる4つのゴールデンルールがあるので、ぜひ参考に。まず1つめは、ヤカンでわかす水は空気をたっぷり含む水道水がベストだということ。この空気が重要で、ポットの中でジャンピング(茶葉が湯を吸ってポットの中で浮き沈みする様)が起き、茶葉が上下し美味しく抽出できるのだ。2つめは、ティーポット&カップをあらかじめ温めておくこと。3つめは、茶葉の計量を正確に行うこと。1杯およそ3g×人数分が目安だ。4つめは、ポットに熱湯を勢いよく入れて3分間蒸らすこと。そして、カップに注ぐ最後の1滴はゴールデンドロップ。すべて注ぎきっていただこう。

結論

紅茶の種類は書き切れないほど膨大で、産地も味も香りも販売メーカーも多彩。お気に入りを探すなら、紅茶専門店などでアドバイスを受けながら求めることをオススメする。そして、英国紳士に倣って、コーヒーブレイクならぬティーブレイクを。紅茶の馥郁たる香りがしばし別世界へ連れていってくれるはずだ。

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