1. ラム肉が人気の理由

そもそもラム肉とは何か?答えは、羊の肉。中でも生まれてから12ヶ月以内のものをラム肉と呼ぶ。ちなみに12~24ヶ月のものをホゲット、24ヶ月以上のものをマトンと呼ぶのが普通。3つのなかで、もっともクセがなく、食べやすいのがラムとされている。
ラム肉と健康
ラム肉が注目を集めるようになったきっかけは、ダイエットに向いているとされたこと。というのも羊肉には、L-カルニチンと呼ばれるアミノ酸が含まれていて、これが体内脂肪の燃焼に役立つといわれているのだ。実際に含まれる量は、月齢が大きいほど多いので、マトンが一番。また、羊の脂には不飽和脂肪酸も含まれており、血液や血管を健康に保つ効果が期待できる。
輸入がほとんど
日本で食べられる羊のうち、国産羊は1%弱と言われている。そのほか、ほとんどが輸入物。輸入先は、ニュージーランドやオーストラリアが主流。スーパーなどで販売されているラム肉は、ほとんどこの2カ国産。フランスやアイスランド産も稀にあるが、高価である場合が多い。
2. ラムの串焼きにトライ

小さめカットが正解
ラム肉の串焼きは、中国の屋台などでも人気の食べ物。現地に行くとわかるが、ゴロゴロというよりかは、かなり小さな肉が串に刺さって網焼きにされているものが多い。食べやすさはもとより、味がしっかりつくところも利点。自宅でも小さめにカットすることをおすすめする。購入すべきは、スーパーなどでよく販売されているラムのロースやモモ。デパートなどで、塊肉を購入してきてもいい。1cm角程度に切っておこう。
下味が美味しさの決め手
切ったラムは、しっかりとした味をつけるといい。生姜、ニンニクのすりおろし、塩を揉み込む。さらに味の決め手になるのがスパイス。お好みで構わないが、クミンはマスト。なじみをよくしたい場合はパウダーで、より刺激的な味を好む場合はホールで使うといい。そのほか、コリアンダー、チリパウダーなどをたっぷりと投入するのが吉。
竹串でOK
使う串は竹串でOK。ただ、焦げが心配なので、持ち手の部分にアルミホイルを巻いておくといい。あとは下ごしらえした肉を串に刺して、焼いていくだけ。網焼きにしてももちろんいいが、なければフライパンでこんがり焼けばOK。ラム肉が新鮮な場合は、ほんのり内部がピンク色の状態が美味しいので焼き過ぎないようにしよう。基本的には、食品衛生上、肉の中心部までしっかり火を通して食べるようにしよう。
3. もっと美味しく食べるなら

パクチー&レモン
焼きあがったラムの串焼きは、パクチーをたっぷりと添えて、レモンを絞っていただくのがおすすめ。口に運べば、異国情緒たっぷり!夏はさらに美味しく感じるはず。BBQなどでも重宝する。
アルコールにぴったり
ラムの串焼きは、ビールやワインがさらに美味しく感じられるメニュー。ビールの中でも、香りの高いものがおすすめ。ワインは、ガメイ種などを使った浅い赤ワインがベスト。そのほか、モヒートやレモンたっぷりのハイボールなどとも相性がいい。
臭みが気になるなら
どうしてもラムの臭みが気になるという人は、プレーンヨーグルトであらかじめマリネしておくといい。ぐっとまろやかになる上、食感も柔らかくなる。
結論
ラムの串焼きは、お酒好きにはたまらない一品。自宅でも簡単に作ることができるので、好みのスパイスで作ってみるといいだろう。