1. オオタニワタリとは?
オオタニワタリとは、チャセンシダ科チャセンシダ属(アスプレニウム属)に分類されているシダ植物の一種である。通常は観葉用として楽しまれていることが多いが、沖縄県(特に八重山諸島)では若芽が食用とされている。食材としての特徴には、コリコリとした独特な食感や、アクが少ないなどがある。おひたし・天ぷら・チャンプルーなど、さまざまな料理で美味しく食べることが可能だ。
観葉植物としてのオオタニワタリ
オオタニワタリは観葉植物としても人気があり、大きめのポットや鉢などに入った状態で売られていることもある。また、近隣種のシマオオタニワタリの「アビス」という園芸品種も多く栽培されている。なお、一般的にはオオタニワタリよりもシマオオタニワタリのほうが大きく育つ。
2. オオタニワタリの美味しい食べ方
オオタニワタリはアクが少ないため、サッと水洗いしてから料理に使うことが可能だ。また、オオタニワタリはおひたし・天ぷら・炒め物・チャンプルーなどさまざまな料理の具材に使える。ここではそんなオオタニワタリの美味しい食べ方を確認しておこう。
その1.オオタニワタリのおひたし
シンプルにオオタニワタリの味や食感を楽しみたいなら「おひたし」にするのがおすすめだ。おひたしは、塩を入れたお湯で3分ほど茹でる。その後、冷水にとって冷やしてから、よく水気を切っておく。最後に、お皿に盛り付けてからポン酢醤油とかつお節をトッピングかければ完成だ。
その2.オオタニワタリの天ぷら
オオタニワタリは「天ぷら」にしても美味しく食べることが可能だ。天ぷらは、下処理しておいたオオタニワタリに揚げ衣をつけ、それから180℃程度に熱した油に入れて1分弱加熱すれば完成だ。加熱しすぎると食感が損なわれてしまうため、短時間で手早く揚げるのがおすすめとなっている。
その3.オオタニワタリのチャンプルー
オオタニワタリを使って、沖縄の定番料理である「チャンプルー」を作るのがおすすめ。チャンプルーは、短冊切りにしたランチョンミートを炒めてから、下処理しておいたオオタニワタリを加えて炒める。さらに島豆腐・もやしを加えて炒めてから、塩・醤油・和風だしの素で味付けすれば完成だ。
3. オオタニワタリの主な入手方法
オオタニワタリは本州ではほとんど見かけないが、沖縄県のJAファーマーズマーケット(直売所)やスーパーなどでは販売されていることがある。また、オオタニワタリ農家が運営しているオンラインショップなどでも購入することが可能だ。もしオオタニワタリを食べてみたいなら、楽天市場やYahoo!ショッピングといったECモールで探してみるとよいだろう。
結論
オオタニワタリは、沖縄県の島野菜として愛されている山菜の一種である。そんなオオタニワタリはほかの山菜と同じで、おひたし・天ぷら・炒め物などで美味しく食べることが可能だ。本州ではほとんど見かけないが、もし興味があったらネット通販を利用して探してみるとよいだろう。
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