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希少山菜オオタニワタリは沖縄の島野菜!食用する際の美味しい食べ方

希少山菜オオタニワタリは沖縄の島野菜!食用する際の美味しい食べ方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年4月 6日

「オオタニワタリ」という食用のシダ植物がある。シダ植物と聞いて現物が思い浮かぶ人は少ないかもしれない。春の山菜「ワラビ」「ゼンマイ」もシダ植物の一種だ。恐竜とセットで思い浮かんだり、ジャングルに生えている渦巻き状の植物を想像してしまう。日本でも沖縄でしか食べる文化がない、不思議な植物オオタニワタリとは、一体どんな食べ方をするのだろうか?

  
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1. 絶滅危惧種のシダ植物

オオタニワタリは食用より観葉として有名で、日本ではごく一部にしか自生していない。鉢植えで目にすることはあっても、本土では外で目にすることがほとんどできないのだ。

沖縄では島野菜

オオタニワタリは、亜熱帯海洋性気候で育つ「チャセンシダ科」の植物で、岩肌や樹上に着生する大きなシダだ。葉のサイズは1枚で1mを超し、悠々と生える姿は正にジャングルである。沖縄では、本土にない独特の植物を「島野菜」と称して食用にすることがあるが、オオタニワタリもそのひとつ。沖縄本島では「フィラムシル―」、宮古島では「サムムス」、そして八重山では「フチィビィ」と呼ぶ。

台湾でも食べている

オオタニワタリは沖縄全土および南九州にも自生しているが、日本国内で食用にするのはほぼ八重山諸島だけというマニアックな食材である。日本以外では台湾で好んで食べられている。本土では自生のオオタニワタリは絶滅危惧種だが、南国の地域では「庭に生えているものを採ってきて食べる」くらいの身近な存在である。また、沖縄では「唯一採れる山菜」として重宝されている。

2. 観葉植物として栽培

オオタニワタリは南国気候なら普通に自生しているが、庭先や室内の鉢植えが圧倒的に多い。鉢植えが多いのは一体なぜだろう。

食用を採りに行くのは大変

沖縄唯一の山菜というだけあって、山菜採りを楽しむ人もいる。しかし、野生のオオタニワタリは高い木の上や、足場の悪い岩場に生着している。おまけに食用は新芽のみのため、たくさん採るのが難しい。「谷を渡るように」分布するので、群生地は地元の人の秘密なのだそうだ。沖縄には毒蛇のハブも出るので、山へ入るより育てた方が手っ取り早い。

「アスプレニウム」は立派な観葉植物

オオタニワタリは「アスプレニウム属」に属しており、約650~700種も存在するアスプレニウム属の中でも代表品種だ。鉢植えに優秀な性質で、日陰や室内など日当たりが悪くても大丈夫だ。大きく育つ点もエキゾチックで人気が高い。亜熱帯性のため寒さには弱いが、鉢植えなら室内移動が簡単にできる。伸びて来た新芽は食べられて一石二鳥というわけだ。

3. オオタニワタリの食べ方

本土でオオタニワタリを食べることはまずない。沖縄料理では、ワラビやゼンマイとも全く違う食べ方をする。

歯ごたえ抜群

新芽はコリコリ、サクサクとした歯ごたえで、食感が抜群だ。食感のよさに加え、山菜のわりにクセや苦みが少なく、特にアク抜きの必要もない。株の内側から生えて来る新芽はクルクルと丸まっているため、層状になって重なった部分の歯ごたえが一層際立つ。加熱して食べるのだが、色は鮮やかな緑色だ。

揚げる、炒める、煮ものにあしらう

サクサクした歯ざわりは天ぷらに最適で、現地では軽く塩をふって食べる。居酒屋の定番は「アダン」など他の島野菜との炒め物だ。台湾ではニンニクや梅干しなど好みの調味料で炒めて食べるそうで、油調理との相性がいいのだろう。煮物にもあしらわれることが多く、緑色が美しいと喜ばれる。

結論

大きな葉は、かつて神に供える食物をのせる皿としても使われた。八重山では今でも行事や祭事に口にすることが多いそうだ。沖縄には、珍しい島野菜を食べられる店がたくさんある。オオタニワタリは一年中収穫できるので、チャンスがあったらぜひ食べてみよう。

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  • 公開日:

    2018年11月21日

  • 更新日:

    2020年4月 6日

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