目次
- 根元の固い部分を切り落とす
- 蕾部分と茎部分で切り分ける
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かして塩を入れる
- 鍋に茎部分を入れて2分程度茹でる
- 2分経ったら蕾部分も入れて30秒程度茹でる
- 茹でたらザルに上げ、冷水でしっかりと冷やす
- キッチンペーパーで水気を拭き取ったら完了
1. ニンニクの芽とは

最初に、ニンニクの芽について簡単におさらいしておこう。
成長したニンニクから採れる食用の「花茎」
ニンニクの芽(茎ニンニク)は食用の花茎(かけい)だ。シャキシャキした食感とほのかな甘みがある、ネギとニラを合わせたような食材である。ニンニクらしい香りを楽しめる辛味成分「アリシン」を含む。中華料理で使われることが多く、炒め物やスープの具に重宝される。
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2. 下ごしらえのやり方

ニンニクの芽を漬物や和え物などに使うなら、ニオイやアクなどを和らげるために下ごしらえ(下茹で)をするとよい。やり方を紹介しよう。
ニンニクの芽の下ごしらえ(下茹で)のやり方・手順
3. 美味しく食べるためのコツ

ニンニクの芽を下ごしらえする際に切り方を工夫したり、湯通ししたりすることでより美味しく食べられる。
斜め切りがおすすめ
ニンニクの芽は、茎に対して直角ではなく薄めの斜め切りにするのがおすすめだ。繊維が断たれるため柔らかく食べられるほか、食材とも味が馴染みやすくなる。料理の見た目もキレイになるため斜め切りを意識するとよいだろう。
湯通しもおすすめ
ニンニクの芽を炒め物にするときは下茹で不要だ。だが青臭さが残るため、和らげるなら湯通しをしよう。鍋にお湯を沸かしてからサッとくぐらせてザルに取るだけでよい。中華では油通しで一般的だが、湯通しでも似たような効果が得られる。
4. おすすめの食べ方・レシピ3選

ニンニクの芽は炒め物やスープに使われることが多い。だがほかにも、和え物(ナムル)や漬物、天ぷらや肉巻き、煮物や佃煮などでも美味しく食べられる。
炒め物
ニンニクの芽のメジャーな食べ方だ。「豚肉とニンニクの芽の炒め物」「卵とニンニクの芽の炒め物」など、さまざまな具と一緒に食べられる。味付けも簡単で、オイスターソースや鶏がらスープの素を使えば中華風に仕上がる。濃厚なのでご飯のおかずにピッタリだ。
和え物
下ごしらえしたニンニクの芽を和え物にするのもおすすめ。和風にするなら「ごまマヨネーズ和え」「納豆和え」などがよい。ごま油や鶏がらスープの素などで味付けして「ナムル」にしても美味しい。アクセントになるので「もう1品ほしい」というときにおすすめだ。
漬物
ニンニクの芽を漬物にするのもよい。白だし・お酢・酒・砂糖・鷹の爪などで作ったシンプルな漬け液を使って浅漬けにしても美味しいし、醤油をベースにして醤油漬けにしても美味しい。常備菜にもなるので、ニンニクの芽がたくさん手に入ったたときに作るとよいだろう。
5. ニンニクの芽の保存方法

生のニンニクの芽は冷蔵保存が基本だが、下ごしらえをした場合はどうだろうか?
冷凍保存で1カ月ほど美味しく食べられる
下ごしらえしたニンニクの芽は冷凍保存がおすすめだ。冷蔵だと2〜3日で傷むが、冷凍だと1カ月は美味しく食べられる。しっかり水気を拭き取ったニンニクの芽を、ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れよう。
解凍方法と使い方
使うときは、数時間前に冷蔵庫に移して半解凍にしておき、カットして加熱調理しよう。
結論
ニンニクの芽は下茹でしておけば冷凍保存できる。斜め切りを意識しよう。炒め物なら湯通しもおすすめだ。シャキシャキした食感と香りが特徴のニンニクの芽は、炒め物やスープをはじめさまざまな料理に使える。国産は5月頃しか手に入らないが、中国産は通年流通している。ぜひスーパーや八百屋などでニンニクの芽を探して、自分で調理してみよう。
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