1. 各店・各メーカーの秘伝?お好み焼きソース

昔はほかのソースと兼用だった?
今でこそ、お好み焼きソースは当たり前になっているが、昭和初期の一般家庭では「とんかつソース」と兼用で使われることも少なくなかった。ましてや「焼きそばソース」も含めて3種類を使い分けている家庭など、そうなかったのではないだろうか。
この理由として、昔の冷蔵庫は現在のように大容量ではなかったため、多種のソースを保管するほどのスペースがなかったことが考えられる。また、当時はそれほど細かい味の違いをあまり気にしていなかったということもあるかもしれない。
この理由として、昔の冷蔵庫は現在のように大容量ではなかったため、多種のソースを保管するほどのスペースがなかったことが考えられる。また、当時はそれほど細かい味の違いをあまり気にしていなかったということもあるかもしれない。
現代のソースは多種多様
いつしか、お好み焼きにはお好み焼きソースを用意する、というのが当たり前になった。食べ比べるとわかるが、確かにとんかつソース・お好み焼きソース・焼きそばソースの味は違う。大抵の方は、とんかつソースをお好み焼きにかけると、少し物足りない気がするのではないだろうか。
お好み焼きソースは、メーカーごとに製法にしのぎを削っており、微妙に味も違う。あるメーカーでは、その原材料にデーツ(ナツメヤシの実)を使っているとのことだ。見かけとは違って、なかなかにフルーティーなものなのである。いろいろなメーカーのお好み焼きソースを食べ比べ、家族が満足する好みのソースを見つけてみよう。
お好み焼きソースは、メーカーごとに製法にしのぎを削っており、微妙に味も違う。あるメーカーでは、その原材料にデーツ(ナツメヤシの実)を使っているとのことだ。見かけとは違って、なかなかにフルーティーなものなのである。いろいろなメーカーのお好み焼きソースを食べ比べ、家族が満足する好みのソースを見つけてみよう。
2. お好み焼きソースとの名コンビ、マヨネーズの豆知識

「お好み焼きにマヨネーズ」はいつ始まった?
お好み焼きソースに加えて、マヨネーズをつけて食べるのは、今では当たり前のようになっている。しかし、お好み焼きが誕生した当時は、そのような習慣はまだなかった。お好み焼きにマヨネーズをつけることを思いついたのは、大阪のある有名お好み焼き店で、昭和28年のことだった。終戦前後にはアメリカの進駐軍により、さまざまな食文化が日本に持ち込まれたのだが、その1つにホットドッグがあったのだ。ホットドッグにつけられたケチャップ・マヨネーズ・からしを見た、そのお好み焼き店が、「マヨネーズはソースとしてお好み焼きに合うのではないか」と思いついたらしい。
そのマヨネーズ自体も、欧米で主流の全卵タイプのものとは違い、日本では卵黄のみを使った濃厚な味わいのものが主流になっていった。現在では欧米の日本食料品店に並んだ高価な日本製のマヨネーズを欧米人が買っていくと言う。欧米人にとっても、日本製のマヨネーズはことのほか美味しいソースのようである。
そのマヨネーズ自体も、欧米で主流の全卵タイプのものとは違い、日本では卵黄のみを使った濃厚な味わいのものが主流になっていった。現在では欧米の日本食料品店に並んだ高価な日本製のマヨネーズを欧米人が買っていくと言う。欧米人にとっても、日本製のマヨネーズはことのほか美味しいソースのようである。
マヨネーズをベースにソースをアレンジ
イギリス産のウスターソースを改良して粘性をアップさせたお好み焼きソースに、日本式のマヨネーズを合わせる。このようにお好み焼きは、日本が誇る独自の食文化だ。日本人の得意なアイデアを活かし、カレーマヨネーズやアボカドマヨネーズなどさまざまに工夫したマヨネーズを、お好み焼きに使ってみるのも楽しいだろう。
3. 隠れファンも多い?ポン酢を使ったお好み焼きソース

さっぱり食べられるポン酢もおすすめ
こうして見ると、お好み焼きは具材にどんな材料を使うのも、合わせるソースも「お好み」でよい。ソースは少し重たいので醤油をかけて食べる、という方もいるだろう。
「醤油も悪くないのだが、さらに軽めのソースはないか?」と思う方におすすめしたいのが、ポン酢である。お好み焼きソースとマヨネーズをかけたお好み焼きとは、まったくの別ものになるが、あっさりしていて美味しいものである。何よりカロリーオフになるのがありがたい。ポン酢と来れば、大根おろしを添えるのもよいものだ。大根おろしでボリュームアップすれば、お好み焼きのおかわりをしたくなるところも、1枚で抑えられる。
「醤油も悪くないのだが、さらに軽めのソースはないか?」と思う方におすすめしたいのが、ポン酢である。お好み焼きソースとマヨネーズをかけたお好み焼きとは、まったくの別ものになるが、あっさりしていて美味しいものである。何よりカロリーオフになるのがありがたい。ポン酢と来れば、大根おろしを添えるのもよいものだ。大根おろしでボリュームアップすれば、お好み焼きのおかわりをしたくなるところも、1枚で抑えられる。
ポン酢をアレンジして味変もあり
醤油ベースのポン酢のほかに、写真の右にあるような塩味のポン酢も美味しい。また、鷹の爪・ニンニク・青ネギなどを刻んでポン酢に混ぜたソースは風味が増す。お好み焼きを小さく焼いて、1枚目はあっさりとポン酢味で食べ、2枚目は定番のお好み焼きソースとマヨネーズで食べれば、違った料理を食べているかのように味の変化を楽しめる。家族でシェアするのもよいだろう。
そのうち、思いがけないソースがお好み焼きに合うことを発見して、「わが家だけの秘伝のソース」となるかもしれない。子どもたちが大きくなってからも「わが家の味」として、いつまでも懐かしまれることになるだろう。
そのうち、思いがけないソースがお好み焼きに合うことを発見して、「わが家だけの秘伝のソース」となるかもしれない。子どもたちが大きくなってからも「わが家の味」として、いつまでも懐かしまれることになるだろう。
結論
お好み焼きにつけるソースの定番と言えば、お好み焼きソースとマヨネーズだが、そのマヨネーズを変わりマヨネーズにすれば、見た目の色に変化がついて楽しい。味に変化をつけるなら、ポン酢もおすすめだ。大根おろしを添えれば、ボリュームアップとカロリーオフが同時に叶えられる。