1. ギルトフリーとは?

ギルトフリー(Guilt-free)とは、「ギルト(罪悪感)」と「フリー(ない/とらわれない)」を組み合わせた「罪悪感を抱かない」という意味の言葉である。特に食事や食生活において使われることが多く、例えば、高カロリーな食事、グルテン中心の食事、栄養バランスが偏った食事などが主な罪悪感として挙げられる。簡単にいうと、何か後ろめたい食事・食生活がある場合は罪悪感といえる。
ギルトフリーはいつ頃からある?
ギルトフリーは、2010年代に入ってから誕生した比較的新しい概念である。もともとはオーストラリアで誕生した「ブリスボール」がギルトフリースイーツと呼ばれており、このスイーツが世界中で話題を呼んで「ギルトフリー」という言葉も広がっていった。日本では、2016~2017年頃に注目を集め、それ以降、健康志向の高い人たちを中心に話題になっているという。
2. 主な食事・食生活での罪悪感(ギルト)

食事・食生活のおける罪悪感は人それぞれ異なり、一言で「これが罪悪感(ギルト)だ」と定義するのは非常に難しい。そこで、以下に一般的にいわれている主な罪悪感をまとめておく。
食事・食生活における罪悪感の例
・高カロリーの食事をとっている
・糖質過多・脂質過多の食事をしている
・小麦粉や乳製品などの食品を食べている
・肉や魚といった動物性食品を食べている
・遺伝子組み換え食品や添加物をとっている
・生産地が分からないような食品を食べている
・発展途上国の作物などを不当に奪っている など
・糖質過多・脂質過多の食事をしている
・小麦粉や乳製品などの食品を食べている
・肉や魚といった動物性食品を食べている
・遺伝子組み換え食品や添加物をとっている
・生産地が分からないような食品を食べている
・発展途上国の作物などを不当に奪っている など
おやつには罪悪感を抱きやすい?
特におやつは、ギルトフリーと関係が強い。おやつはエネルギー補給や気分転換などに役立つため必ずしも悪いものではないが、食べ過ぎたり、食べる時間が悪かったりすると肥満などの原因にもなる(※1)。また、おやつの種類よっては砂糖、小麦粉、添加物なども多く含んでいるものもある。これらのことから、「おやつ=不要なもの/よくないもの」と思っている人も少なくないようだ。
3. ギルトフリー食品・スイーツの特徴

食事・食生活における罪悪感(ギルト)を軽減するための食品は、一般的に「ギルトフリー食品」と呼ばれている。しかし、罪悪感が幅広くあるように、それを軽減するためのギルトフリー食品も多岐にわたる。ここでは、ギルトフリー食品・スイーツの特徴を簡単に紹介しておこう。
その1.特定の罪悪感の軽減に役立つ
ギルトフリー食品を細かく見ると、低カロリー食品、糖質ゼロ食品、グルテンフリー、乳製品フリー(カゼインフリー/デイリーフリー)、シュガーフリー、無添加食品などのように特定の罪悪感の軽減に役立つものが多い。また、商品によっては複数の罪悪感を軽減できるものもある。特にスイーツにおいては、低カロリースイーツや糖質制限スイーツなどが注目を集めている。
その2.プラスアルファの部分がある
既存の食品からネガティブな要素を減らしたり取り除いたりしたものが「ギルトフリー食品」といえるが、近年は、それに加えて+αの要素が加わった商品も増えている。例えば、現代人が不足しがちな食物繊維やカルシウムなどを補える食品である。このことから低カロリースイーツや低糖質スイーツなどでは、栄養面も優れているナッツやドライフルーツなどが使われることも多い。
結論
ギルトフリーとは「罪悪感を抱かない」という意味の言葉であり、特に食事・食生活においてよく使われている。食事・食生活における罪悪感は人それぞれ異なり、それに応じたギルトフリー食品も多くある。これらの食品を使ったり、食生活を見直したりして罪悪感なく食事を楽しむようにしよう。
(参考文献)
- ※1:農林水産省「おやつの意味を知りましょう」
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/oneday/idea2.html
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