目次
1. サーモンサラダのカロリーと糖質量

サーモンサラダのカロリーや糖質量などは、食べる量や使う食材、ドレッシングの種類などによって異なる。例えば、比較的メジャーな「サーモンと新玉ねぎを使ったサーモンサラダ」の1皿分(190g程度)の場合、カロリーは197kcal程度、糖質量は10.6g程度となっている。また、それぞれの内訳については以下のようになっている。
【サーモンサラダのカロリーの内訳】
- サーモン(50g):109kcal
※数値はタイセイヨウサケを参照 - 玉ねぎ(100g):33kcal
- 貝割れ大根(15g):3kcal
- めんつゆ三倍濃縮(大さじ1、15g):15kcal
- レモン汁(小さじ1、5g):1kcal
- オリーブオイル(小さじ1、4g):36kcal
【サーモンサラダの糖質量の内訳】
- サーモン(50g):0.1g
※数値はタイセイヨウサケを参照 - 玉ねぎ(100g):6.9g
- 貝割れ大根(15g):0.2g
- めんつゆ(大さじ1、15g):3.0g
- レモン汁(小さじ1、5g):0.4g
- オリーブオイル(小さじ1、4g):0g
2. サーモンサラダに含まれる栄養素とは?

サーモンサラダに含まれる栄養素も使用する食材によって異なる。ここでは前述したサーモン・新玉ねぎ・貝割れ菜などで作るサーモンサラダの場合には、それぞれから以下のような栄養素を摂れる。
その1.サーモン
サーモン(タイセイヨウサケ)はたんぱく質・脂質を多く含んでいるほか、ビタミンEやビタミンB群などのビタミン類も多く含んでいる。特にたんぱく質は100gあたり20.1gとなっている。サーモンサラダに50g程度使った場合は約10gを摂れるため、成人男性(18~64歳)の1日あたりのたんぱく質推奨量の約1/6を補うことが可能だ(※2)。なお、サーモンは種類によって栄養価が異なる。
その2.新玉ねぎ
サーモンサラダに使われることが多い新玉ねぎには、目立った栄養素は含まれない。しかし、炭水化物・ビタミン類・ミネラル類・食物繊維などの栄養素をバランスよく含んでいる。また、硫化アリル(プロピルメチルジスルフィド)やフラボノイド(ケルセチン)などの機能性成分を含んでいることで知られている(※3)。硫化アリルは水に浸すと流出してしまうので注意しよう。
その3.貝割れ大根
サーモンサラダには、アクセントとして貝割れ大根を使うことが多い。そんな貝割れ大根にはβカロテン(ビタミンA)やビタミンE、ビタミンKなど、ビタミン類が豊富に含まれている。また、ビタミンB群やビタミンCなども含んでおり、ビタミン類の宝庫となっている。その他、ミネラル類や食物繊維も含んでいる。アクセントとして使えるのはもちろん、栄養バランスを整えるのにも役立つ。
3. サーモンサラダの種類別のカロリー

サーモンサラダといえば「サーモンと新玉ねぎを使ったサーモンサラダ」が有名ではあるが、ほかにもバリエーションはたくさんある。そこでサーモンサラダの種類とそのカロリーを確認しておこう。
その1.サーモンとベビーリーフのサーモンサラダ
こちらはスモークサーモンに、ベビーリーフ・スライスオニオン・パプリカ・ブラックオリーブなどを合わせた彩りがキレイなサーモンサラダである。1皿分のカロリーは、ドレッシングなしの状態で150kcal程度、ドレッシングありの状態で210kcal程度となっている。
その2.サーモンとブロッコリーのサーモンサラダ
こちらはスモークサーモンに、ベビーリーフ・ブロッコリー・アボカド・ディルなどを合わせたピンク色と緑色のコントラストが美しいサーモンサラダである。アボカドなどを使っているためカロリーは他のサーモンサラダよりも高く、1皿分はドレッシングありの状態で260kcal程度となっている。
4. コンビニのサラダサーモンのカロリー

コンビニエンスストアでは、「サラダサーモン」というサラダ味のサーモンが売られている。サーモンサラダとはやや異なるが、このサラダサーモンの栄養価も確認しておこう。なお、カロリーや内容量などは、商品のリニューアルなどにより変更される場合がある。
コンビニのサラダサーモン
- セブンイレブン(サラダサーモン):80kcal/60g
- ナチュラルローソン(サラダサーモンスモーク):127kcal/1切
- ナチュラルローソン(サラダサーモン オリーブオイル):136kcal/1切
- ナチュラルローソン(サラダサーモン スモークパストラミ):127kcal/1切
5. サーモンサラダをカロリーオフする方法

サーモンサラダは1皿分のカロリーが200kcal程度であるため、それほど高いとはいえない。しかし、中にはサーモンサラダをもっとカロリーオフしたい人もいるだろう。そこでサーモンサラダをカロリーオフするためのテクニックをいくつか紹介しておこう。
その1.サーモンの種類を変える
一般的に市販されているサーモンは「アトランティックサーモン(タイセイヨウサケ)」という種類である。しかし、このアトランティックサーモンは100gあたり218kcalとカロリーがやや高いのが特徴であり、カロリーを抑えるなら100gあたり176kcalのキングサーモン(マスノサケ)や、同じく176kcalのトラウトサーモン(ニジマス)などのほうがおすすめとなっている。
その2.葉物野菜を多くする
サーモンサラダのカロリーをより低くするなら、レタスや水菜などの低カロリーな葉物野菜を多くするのがおすすめだ。100gあたりのカロリーは新玉ねぎが37kcalであり、レタスは13kcal、水菜は23kcalである。そのため、これらの野菜を増やすことでボリュームを変えずにカロリーオフすることが可能だ。また、キュウリ(13kcal)やトマト(20kcal)などを加えるのもおすすめとなっている。
その3.ノンオイルドレッシングを使う
サーモンサラダのカロリーを低くするなら、ドレッシングの種類を変えてみるのもおすすめだ。例えば、市販のノンオイルドレッシングであれば大さじ1あたり10kcal程度にすることが可能だ。一般的なサーモンサラダの場合、ドレッシングだけでカロリーが50kcal程度となっている。ノンオイルドレッシングに変更すれば、40kcal程度もカロリーオフできる。
結論
サーモンサラダのカロリーと糖質量は使う食材などによって異なるが、定番の「サーモンと新玉ねぎのサーモンサラダ」の場合はカロリーが200kcal程度、糖質量が10.6g程度となっている。ただし、使う食材やドレッシングを変えるだけでカロリーオフすることが可能だ。ダイエット中でも色々と工夫してみて、美味しいサーモンサラダを食べるようにしよう。
【参考文献】
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf - ※3:農畜産業振興機構「葉茎菜類 たまねぎ」
https://www.alic.go.jp/content/001162825.pdf
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