1. いぶりがっこの基本をおさらい

いぶりがっことは、秋田県の郷土料理でもある燻製干しのたくあん漬けのこと。冬の厳しい環境でも大根を食べられるようにと、大根を囲炉裏火の熱と煙で干してから、さらに米ぬかで漬け込んで保存性を高めたものが原型といわれている。もともとは秋田県の内陸部で作られていたが、現在では県内全域で作られているという。近年はSNSなどでいぶりがっこを使ったレシピが注目を集めている。
2. 自家製いぶりがっこの作り方

本来のいぶりがっこは「いぶす→漬ける」という手順で作るが、家庭で作る場合は市販のたくあんをいぶして作るのがおすすめだ。家庭で燻製を作る場合はスモークチップや土鍋などを使うのがおすすめだ。これらの食材と調理器具を用意したら、以下の手順でいぶりがっこを作ってみよう。
いぶりがっこの下ごしらえ
1.キッチンペーパーでたくあんの水分を拭き取る
2.竹ザルなどに乗せて1~2時間ほど天日干しにする
2.竹ザルなどに乗せて1~2時間ほど天日干しにする
たくあんを使ったいぶりがっこの作り方・手順
1.土鍋の底にアルミホイルを敷き詰める
2.アルミホイルにスモークチップを乗せる
3.網などを乗せたたくあんを鍋にセットする
4.フタをしてからアルミホイルで鍋ごと包む
5.弱火で30分加熱して、その後30分ほど蒸らす
6.アルミホイルを取り外したら出来上がり
2.アルミホイルにスモークチップを乗せる
3.網などを乗せたたくあんを鍋にセットする
4.フタをしてからアルミホイルで鍋ごと包む
5.弱火で30分加熱して、その後30分ほど蒸らす
6.アルミホイルを取り外したら出来上がり
3. 大根からもいぶりがっこは作れる?

自家製いぶりがっこは、大根から作ることも可能だ。大根から作る場合は、天日干しにして完全に水分を取り除いてから、酒粕と味噌と一緒に漬ける。その大根を燻製器でいぶしたら出来上がりだ。以下で大根からいぶりがっこを作る方法・手順を確認しておこう。
大根を使ったいぶりがっこの作り方・手順
1.大根を丁寧に水洗いしておく
2.大根を吊るして1週間ほど天日干しにする
3.酒粕と味噌を合わせておき漬け床を作っておく
4.保存袋に漬け床と大根を入れて3日ほど漬ける
5.漬けた大根を取り出しキッチンペーパーで拭く
6.漬けた大根を燻製器でいぶしたら出来上がり
2.大根を吊るして1週間ほど天日干しにする
3.酒粕と味噌を合わせておき漬け床を作っておく
4.保存袋に漬け床と大根を入れて3日ほど漬ける
5.漬けた大根を取り出しキッチンペーパーで拭く
6.漬けた大根を燻製器でいぶしたら出来上がり
4. 自家製いぶりがっこの美味しい食べ方

SNSなどで注目を集めているいぶりがっこの食べ方のひとつが、「クリームチーズと合わせる」というものだ。スライスしたいぶりがっこにクリームチーズを乗せて、オリーブオイルと黒コショウで味付けすれば出来上がりだ。非常にクセになる味わいでお酒のおつまみにもピッタリとなっている。ぜひ自家製いぶりがっこもクリームチーズと合わせて美味しく食べてみよう。
結論
いぶりがっこは一般的なスーパーやネット通販などでも手に入れることができるが、自分でたくあんをいぶして作ることも可能だ。出来立てのいぶりがっこは強い香りを楽しめるのが魅力である。オリジナルのいぶりがっこを試したくなったら、ここで紹介した作り方を参考に挑戦してみよう。
(参考文献)
- ※:農林水産省「いぶりがっこ 秋田県 | うちの郷土料理」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_1_akita.html
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