1. 保存する前に!新鮮なキャベツの見分け方
そもそもキャベツは、アブラナ科アブラナ属の多年草である。ブロッコリーやカリフラワーなどの仲間であり、原産は大西洋沿岸や地中海沿岸のヨーロッパで、栄養が豊富で話題の「ケール」が祖先といわれている。当初は、ケール同様に葉キャベツのような形態で、現在のように結球するようになったのは12~13世紀になってからである。日本にキャベツが伝わったのは江戸時代で、食用として栽培されるようになったのは明治時代に入ってからである。しかし当時、一般家庭ではまだまだ食べられておらず、第二次世界大戦後に洋食の普及とともに広がっていったのである。
そんなキャベツの鮮度の見分け方であるが、葉が鮮やかな緑色で、ハリとツヤがありみずみずしいものを選ぶようにしよう。また芯の切り口を見て変色や乾燥していないものが新鮮である。カットしたものは、切り口が黒く変色しておらず、断面が平らなものを選ぶとよいだろう。
そんなキャベツの鮮度の見分け方であるが、葉が鮮やかな緑色で、ハリとツヤがありみずみずしいものを選ぶようにしよう。また芯の切り口を見て変色や乾燥していないものが新鮮である。カットしたものは、切り口が黒く変色しておらず、断面が平らなものを選ぶとよいだろう。
2. キャベツの冷蔵保存方法と保存期間
キャベツは0~5℃の低温で保存するのに適した野菜である。冬は常温で保存しても大丈夫だが、基本的には冷蔵庫で保存するようにしよう。スーパーなどの店頭では、1個まるごとのほか、半分や1/4にカットされたものが並んでいるが、それぞれの保存方法を紹介しよう。
まるごとのキャベツを冷蔵保存する方法
まるごとキャベツの冷蔵保存方法は、以下のような手順である。
- キャベツの芯を包丁を使ってくり抜こう。芯を取り除くのは、芯が残っているとキャベツが成長しようして葉の栄養が奪われるためであり、キャベツは芯を取り除いたほうが2倍も長持ちするといわれている。
- くり抜いた芯の部分には、水で濡らしたキッチンペーパーを詰める。
- 湿らせた新聞紙やキッチンペーパーでキャベツ全体を包んで、ビニール袋などに入れ、くり抜いた芯の部分が下になるように、冷蔵庫の野菜室で保存する。
- くり抜いた芯の部分に詰めたキッチンペーパーは定期的に交換するようにする。
これで2週間~1ヶ月ほどの保存が可能である。
カットしたキャベツを冷蔵保存する方法
まるごとのキャベツは冬場であれば常温保存も可能であるが、カットしたキャベツは切り口から傷みやすくなるため冷蔵保存するようにしよう。その際、基本的にはまるごとのキャベツと同じであるが、保存の手順は以下の通りである。
- 芯の部分を切り落とす。
- 湿らせた新聞紙やキッチンペーパーでキャベツ全体を包んで、 ビニール袋などに入れる。
- 芯があった部分が下になるようにして冷蔵庫の野菜室で保存する。
カットしたキャベツは、まるごとの場合と比べて傷みやすいため、上記の保存方法でも3~5日以内には食べきるようにしたい。
3. 冷蔵以外のキャベツの保存方法
千切りにしたキャベツが余ってしまうことがある。その際は、冷蔵保存ですぐに食べるようにするのが基本であるが、冷凍保存する方法もある。水分をキッチンペーパーなどを使ってしっかりと取り除き、冷凍用の保存袋に入れ冷凍庫で保存しよう。冷凍すると生のときのような、シャキシャキとした食感は失われてしまうが、味噌汁やスープの具にしたり、炒め物などに利用できる。冷凍すると2週間~1ヶ月ほどは保存が可能である。
また、キャベツは漬物などの保存食に加工することもできる。しかし、浅漬けでは長期間の保存に向かないので、保存食とするなら酢漬けがおすすめである。キャベツの酢漬けは、ドイツでは「ザワークラウト」、フランスでは「シュークルート」と呼ばれ、肉料理の付け合わせとして親しまれており、冷蔵庫でおよそ1ヶ月保存が可能である。
また、キャベツは漬物などの保存食に加工することもできる。しかし、浅漬けでは長期間の保存に向かないので、保存食とするなら酢漬けがおすすめである。キャベツの酢漬けは、ドイツでは「ザワークラウト」、フランスでは「シュークルート」と呼ばれ、肉料理の付け合わせとして親しまれており、冷蔵庫でおよそ1ヶ月保存が可能である。
結論
今回はサラダや炒め物、煮物といろいろな料理に活躍する野菜、キャベツの保存方法を紹介した。まるごと1個で買ってしまうと、食べきるまで鮮度よく保存するのはなかなか難しいと思われがちである。しかし、正しい方法で保存すると2週間以上も鮮度を保つことができるので、ぜひ最後まで美味しく食べきってほしい。
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