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コーヒー産地の王国!【ブラジルコーヒー】の味わいと産地の特徴を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年11月30日

実に世界のコーヒー市場の30%は、ブラジル産のコーヒーであるといわれている。しかし、コーヒーはブラジルが原産ではない。アフリカのエチオピアが原産のコーヒーは、18世紀からブラジルで栽培が開始し隆盛した。経緯や歴史も含めて、ブラジルのコーヒーについて見ていこう。

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1. 大人の恋も絡んだブラジルのコーヒー、栽培普及の源にあるエピソード

コーヒーといえばブラジルというイメージが強いものの、コーヒーの原産地はエチオピアである。現在ではコーヒー王国となったブラジル、どんな経緯でブラジルにコーヒーが普及したのであろうか。

ポルトガルの外交官の恋とコーヒー

コーヒーがヨーロッパから南米に伝わったのは、フランス領であったギアナが最初であるといわれている。始まりは、ギアナに赴任していた高官の婦人とポルトガルの外交官メロ・パリエッタが恋に落ちたことだ。パリエッタには、ポルトガル領であったブラジルにコーヒーを持ち出す任務があった。パリエッタが婦人にコーヒーの豆を隠した花束を贈ったことが、ブラジルでのコーヒーの普及につながったと伝えられている。いずれにしても、18世紀初頭から、ブラジルでのコーヒー栽培が開始した。

紆余曲折を経たブラジルのコーヒー生産

その後、コーヒーの栽培は、ブラジルの北部からブラジル全土に普及する。わずか50年で、ブラジルのコーヒーは世界中で愛飲されるようになった。1800年代、ブラジルは経済的また社会的に大きな転換期を迎え、コーヒーの過剰生産が逆に経済危機を招くリスクが高まった。幸いなことに、アメリカでの市場が開放されたあと、ブラジルのコーヒー栽培と生産は過日の勢いを盛り返し、現在にいたるまで世界一の輸出量を誇っているのである。

2. コーヒー産地であるブラジル、栽培地の状況は?

世界一の生産量を誇るブラジルでは、コーヒー栽培の量や等級はどのようになっているのであろうか。ブラジル産のコーヒーをより深く知るために、栽培地の状況を伝えていこう。

ブラジルのコーヒー農園は20万以上!

日本が輸入しているコーヒー豆のうち、最も多いのがブラジル産である。ブラジル国内には、22万以上に及ぶコーヒー農園が存在していて、1農園の平均所有コーヒー株数は、18,000本に及ぶのだ。そのうち約80%がアラビカ種であり、ブルボン、ティピカ、ムンドノーボ、スマトラ、カツアイ、マラゴジーベ、カティモールと続く。

ブラジル産コーヒー豆の等級とは?

コーヒー豆のグレーディングは、生産国ごとによって異なる。基本となるのは、産地の標高、コーヒー豆のサイズ、そして遺物や欠点豆の混入率の低さを表す欠点数である。ブラジルの等級は、豆のサイズ、欠点数、そして味わいで決定される。味は、ストリクトリー・ソフトからリオまで6つのグレードに分けられている。欠点数は、NO.2~NO.6まで、スクリーンサイズと呼ばれる豆の大きさは20~17に分別される。

産地やエリアなどが混在する銘柄

1970年代~80年代には、産地をそのまま銘柄にした「ブラジル」「キリマンジャロ」「マンデリン」などといった名前が多かった。1990年代に、スペシャルコーヒーという概念が普及し、さまざまな銘柄や名前が登場することになる。この銘柄の命名には、とくに基準になるようなものはない。古くからのコーヒーファンにとっては、ブラジルはシンプルで盤石の銘柄といえるだろう。

3. ブラジルのコーヒーの味わい、その特徴は?

ブラジルのコーヒーは、標高が低い場所で栽培される

コーヒーは標高2,000m前後の高地で栽培されることが多いが、ブラジル産のものは標高800~1,300m付近で栽培されており、ブラジル産のコーヒーを特徴づけている一因となっている。ブラジルでの栽培条件と気候は、コーヒーの酸度を下げてまろやかな味わいにする役割を果たしているのである。ブラジル産のコーヒーの需要が世界中で高いのは、このまろやかさにも起因する。また、出荷量が多いために、世界各地に輸出される際には各農園の豆が混ざり合っているという事象も、マイルドなコーヒーとなる一因であるとされている。自身のコーヒーの好みがよくわからない場合には、まずはブラジルのコーヒーを味わうのがよい。酸味、甘み、苦みのバランスは、ほかに類を見ない。

結論

いかにも情熱の国らしい大人の恋のエピソードが伝わる、ブラジルのコーヒー栽培。世界一のコーヒー生産量を誇るブラジルのコーヒーの栽培も、山あり谷ありの歴史を経て現在にいたる。出荷量の多さだけではなく、味わいにも需要が大きい理由があるといえるだろう。今後も、ブラジルのコーヒーがどう進化していくのかファンとしては楽しみである。
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