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リングイネとは?独特の食感がクセになるロングパスタを詳しく解説!

リングイネとは?独特の食感がクセになるロングパスタを詳しく解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年4月28日

楕円形の断面が特徴的な「リングイネ(リングイーネ)」。通常のスパゲッティを平たく伸ばしたような形をしていて、他のどのパスタとも異なるモチモチとした特徴的な食感を楽しめる。今回はそんなリングイネの基本・特徴、美味しい茹で方、おすすめのソースなどを紹介する。また、フェットチーネやキタッラとの違いについても確認しておこう。

  

1. リングイネとは?

リングイネ(linguine)とは、イタリア北西部にあるリグーリア州の伝統的なパスタである。全長25~26cm程度で直径は3mm程度であり、断面は楕円形であることが特徴だ。そのため、直径1.6mm前後のスパゲッティ(スパゲッティーニ)よりは太めだが、タリアテッレやフェットチーネよりは細めとなっている。また、モチモチとした食感が特徴的で、ジェノベーゼソースなどとの相性がよい。

リングイネの名前の由来

リングイネ(linguine)は、イタリア語で「小さな舌」を意味する「lingua(リンガ)」が語源となっている。これは一般的にリングイネの断面が楕円形になっており、舌の形に見えるからと考えられているようだ。なお、商品やレシピによっては「リングイーネ」「リングィーネ」「リンギーネ」などと表記されている場合もある。

2. フェットチーネやキタッラの違い

パスタは数百種類あり、「フェットチーネ」や「キタッラ」などのようにリングイネに似ているパスタもある。そこで、これらのパスタとリングイネの違いについても確認しておこう。

フェットチーネとの違い

リングイネとフェットチーネは、主に太さや断面の形などが異なる。フェットチーネは太さが7mm程度で、断面は横長の長方形のようになっている。一方、リングイネは太さが通常3mm程度で、断面は楕円形になっている。そのため、フェットチーネに比べるとリングイネのほうが細くて、麺自体は丸みを帯びている。いずれもモチモチとした麺の食感を楽しむことができる。

キタッラとの違い

リングイネとキタッラも、主に太さや断面の形などが異なっている。キタッラは太さが2mm程度であり、断面は四角形となっている。一方、リングイネは前述のとおり太さが3mm程度、断面は楕円形である。そのため、キタッラに比べるとリングイネのほうが細い。しかし、キタッラは厚みがあるため、リングイネよりもシコシコとした強いコシを楽しむことができる。

3. リングイネを上手に茹でるポイント2つ

リングイネの茹で方は一般的なパスタの茹で方と同じで問題ないが、美味しく茹でるためには以下に紹介しているポイントを意識してみよう。

ポイント1.最適な時間で茹でる

商品によって異なるがリングイネの一般的な茹で時間は、乾麺の場合で10分程度である。また、生麺の場合は4~5分程度となっていることが多い。実際の茹で時間は商品のパッケージなどで確認する必要があるが、乾麺と生麺で茹で時間が異なるので茹でる際には注意しよう。

ポイント2.お湯1Lに対して塩1%を加える

リングイネを茹でるときには、お湯に塩を加えておくのがおすすめだ。こうすることでリングイネに下味がついて、美味しく仕上がる。また、その目安は一般的に「お湯1Lに対して塩1%(10g)」といわれている。普通の水(お湯)でも茹でることは可能だが、できれば塩水で茹でるようにしよう。

4. リングイネの美味しい食べ方3選

一般的にリングイネはパスタソースとよく絡むため、ジェノベーゼソースなどのような濃厚ソースとの相性がいい。そこでここではリングイネにマッチする美味しいソースを3種類紹介しておこう。

食べ方1.ジェノベーゼ

リングイネと最も相性がいいソースの一つが、バジルをベースに作る「ジェノベーゼ」だ。市販のバジルソースやジェノベーゼソースを使うと簡単に作ることが可能。また、バジル・オリーブオイル・松の実・ニンニクをミキサーで攪拌しても作れる。作ったジェノベーゼソースはそのままでも美味しいが、具材に魚介やベーコンなどを加えるのもおすすめとなっている。

食べ方2.ペスカトーレ

リングイネは魚介系ソースとの相性がよくて、特に「ペスカトーレ(魚介のトマトソース)」は美味しく食べられる。ソースはオリーブオイルでニンニクを炒めてから、そこに下ごしらえした魚介類(エビ・イカ・アサリなど)を加える。それからトマト缶・ローリエなどを入れて煮て、塩コショウで味を調えれば完成となる。リングイネとよく絡み合うので美味しく食べることができる。

食べ方3.ミートソース

トマトとお肉のうま味をたっぷりと楽しめる「ミートソース」もおすすめだ。濃厚ソースが麺に絡むので、美味しく食べられる。ミートソースは、フライパンでみじん切りにした玉ねぎを炒めてから、ひき肉を加えてさらに炒める。そこへトマト缶・水・コンソメなどを加えて沸騰させたら、ケチャップやウスターソースで味を調えれば完成だ。粉チーズや乾燥バジルをトッピングしても美味しい。

5. 市販のおすすめリングイネ3選

リングイネは、国内外を問わずさまざまな食品メーカーから販売されている。また、スーパーやオンラインショップなどでも扱われていることが多く、比較的簡単に入手することが可能だ。ここではそんな数多くあるリングイネの中から、特に人気の商品を3種類紹介しておこう。

おすすめ品1.DECECCO「No.7 リングイーネ」

「No.7 リングイーネ」は、イタリアのパスタメーカーであるDECECCO(ディ・チェコ)が製造しているリングイネである。伝統的なブロンズダイス(青銅製の抜き型)を使っているため、麺の表面にザラつきがありパスタソースと絡みやすいのが特徴である。サイズは1袋500gのみとなっている。

おすすめ品2.Barilla「ベバティー(リングイネNo.13)」

「バベッティー(リングイネNo.13)」は、イタリア最大級の食品メーカーであるBarilla(バリラ)が製造しているパスタである。ベバティーはリングイネの別名である。デュラム粉を作っており豊かな香りとしっかりとした食感を楽しむことができる。サイズには500g、1kgなどいくつかある。

おすすめ品3.Garofalo「ロングパスタNo.12リングイネ」

「ロングパスタNo.12リングイネ」は、イタリアにあるパスタメーカーのGarofalo(ガロファロ)が製造しているリングイネである。こちらも伝統的なブロンズダイスによる表面のザラつきが特徴であり、ジェノベーゼやトマトソースなどとよく絡みあう。サイズは1袋500gとなっている。

結論

リングイネはロングパスタの一種であるが、断面が楕円形であるのが特徴となっている。また、普通のスパゲッティに比べると面が太いため、モチモチとした食感を楽しむことが可能だ。市販のリングイネには数多くの種類があるので、スーパーやオンラインショップなどでお好みのものを探してみよう。リングイネを食べる際には、濃厚ソースを絡めながら美味しく食べるようにしよう。
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  • 公開日:

    2020年1月14日

  • 更新日:

    2021年4月28日

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