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【甘食(あましょく)】ってどんな食べ物?歴史やカロリーも解説

【甘食(あましょく)】ってどんな食べ物?歴史やカロリーも解説

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年3月24日

甘食(あましょく)という食べ物をご存知だろうか。名前の通り甘い菓子パンのようで、日本に古くからあり親しまれてきた。しかし居住地域によっては食べたことはおろか存在すら知らないという人も少なくない。この記事では、甘食がどんなものなのか、その歴史やカロリー情報を紹介する。

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1. 甘食とは?

甘食は、丸くて中央部分が盛りあがった平たい円錐のような形をしている。パンやスポンジケーキとビスケットの中間のような食感と味が特徴だ。菓子パンなのか焼き菓子なのか分類に悩むところだが、パン屋で販売されていることが多い。

独特な形は重曹の力

甘食は小麦粉・水・卵・砂糖・重曹などから作られる。生地に重曹が加えられていることにより、焼くとぷっくりと膨らみ固まる。甘食ならではの円錐形は、重曹によって作られているのである。

大きさはさまざま

甘食のサイズはとくに決まっていない。直径5~6cmほどのものが3~4個ほどセットで袋詰めされて販売されていることが多いが、10cm以上の大きめサイズが1個売りされていることもある。

表面と中は異なる食感

甘食の表面は甘くてしっとりとしている。指で触るとべたつく感じだ。しかし中の部分はどちらかというとパサパサした食感。食べているとボロボロ崩れて落ちてきそうである。口の中の水分がもっていかれてしまうため、牛乳やコーヒーなどをおともにするとよい。

2. 甘食の歴史

甘食の歴史には諸説あるが、外国から伝わった食文化をもとに日本で作られた食べ物といわれている。有力な説を紹介しよう。

明治時代に東京のパン屋で誕生

最も有力な説は、1894年に東京のパン屋「清新堂」が発祥というものだ。明治時代は文明開化によりヨーロッパの文化が一気に広まり、1875年には日本で初めてビスケットが作られている。甘食はビスケットに影響を受けて誕生したそうだ。清新堂で作られたパン「イカリ印のまき甘食」が、甘食の元祖といわれている。

ルーツは南蛮菓子

甘食は、文明開化よりも古い安土桃山時代にスペイン・ポルトガル人によって伝えられた南蛮文化が影響しているという説もある。その後鎖国により衰退するが、この時期伝えられた南蛮菓子が甘食誕生に関係している可能性も大いにあるようだ。

西日本では知名度が低い?

甘食は東京発祥だ。東京で生まれた菓子パンや焼き菓子の多くが全国的に広まっているのに対し、甘食はあまり全国的に有名ではない。東京を中心に関東では懐かしいお菓子として親しまれているが、西日本では逆に甘食を知らない人が多いとか。実際、販売する店舗も少なくなってしまっているようだ。ある意味レアな食べ物なのかもしれない。

3. 甘食のカロリーと栄養

甘食のカロリー

甘食はサイズや材料の分量がさまざまであるため、1個あたりのカロリーはものによって異なる。一般的な5cmほどのものでは100kcalほどだ。小さくてもしっかりとカロリーはあるため、子どものおやつや小腹を満たしたいときにはちょうどよいだろう。

甘食の栄養

栄養に関しても一概にはいえないが、参考までに山崎製パンの8個入り甘食1個あたり(109kcal)に含まれる栄養を見ていこう。
  • たんぱく質...2.0g
  • 脂質...3.3g
  • 炭水化物...17.9g
一般的な菓子パンや焼き菓子と同じく、甘食には小麦粉と砂糖が多く使われている。そのため含まれる栄養素に関しては炭水化物が圧倒的に多い。そして食物繊維はほとんど含まれないため、炭水化物量=糖質量ということになる。メインの食事にするのではなく、あくまでお菓子として楽しむ食べ物と位置付けておこう。

結論

ヨーロッパに影響された菓子パンでありながら、どこか懐かしくて素朴な味わいが魅力だ。甘食を食べたことのない人も、もし見かけたら試してみてはいかがだろうか。

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