1. パウンドケーキのカットは包丁よりも糸がおすすめ

パウンドケーキをそのまま1本で食べる時、人数分や目的に応じて何カットもするだろう。平均的な厚みは2cmだが、必要なカット数で変わるのだ。パウンドケーキはしっとりしているため、包丁を入れやすい。しかしあまりに薄いと、バラバラ感が気になることも。そこでおすすめしたい、パウンドケーキのカット方法の裏ワザを紹介したい。
細い糸を使う
パウンドケーキを包丁、パン包丁などで切ろうとする人もいるだろう。包丁は抵抗が大きいためにボロボロになってしまうおそれがある。しかし実は、糸を使うと綺麗に切れる。料理用のタコ糸を使うのもよいが、太さがあるため薄いパウンドケーキを作りたい時にはおすすめしない。スムーズにカットするためには、ミシン糸のような細いものを使おう。
糸でパウンドケーキを切る手順
細い糸を交差させることで、パウンドケーキを綺麗にカットできる。詳しい手順を見ていこう。
- 用意したパウンドケーキの切りたい場所の底にミシン糸を置く
- 糸の両端をパウンドケーキの上で交差させる
- 交差させたまま、下まで糸をおろして完了
メリットは洗い物なし
包丁の代わりにミシン糸を使うことで、包丁を汚さない。また、バラバラとしないので、まな板も汚れにくいのが特徴だ。洗いものが少なくなるので、ぜひ利用したい。糸を使ったカット方法は、クリームがたっぷり入っているシュークリームにもおすすめである。
2. パウンドケーキを包丁で綺麗にカットする方法

パウンドケーキを包丁でカットする場合も、綺麗にカットする方法がある。こちらではできるだけ見ためを綺麗にするための方法を、紹介していこう。
冷やす
パウンドケーキは常温で保存するのが一番美味しいとされているが、その状態だとどうしてもバラバラしてしまう。冷やした状態のほうが生地がしっかり固くなり、綺麗にカットできるようになる。カットしてから常温に戻すとよいだろう。
包丁を温める
クリームが使われたケーキを切るときに便利なカット方法が、包丁を温めることだ。パティシエなどのプロたちは、ガスコンロなどの直火で温める方法をとっていることが多い。しかし一般の人がすると危険なため、60℃弱のお湯に包丁を5~10秒ほど浸し、水気をぬぐってからケーキを切ってみよう。包丁が下までおり、切り口がスッと綺麗になる。
包丁を垂直に入れる
包丁を前後に揺らしながらケーキをカットするならば、刃を斜めにいれずに垂直にカットするほうが上手くいく。包丁の重みを利用し、余計な力をいれないようにするイメージだ。
上記した3つの方法はパウンドケーキだけではなく、一般的なケーキにも利用できる便利な方法だ。
3. カットしやすいパウンドケーキは?

パウンドケーキのなかでも、カットしやすい種類はどのようなものだろうか。もちろん簡単にカットできる方法を知っておくのは大事だが、より綺麗に見せたいならカットしやすいパウンドケーキを事前に選ぶのもよいだろう。そこでいくつか紹介していく。
プレーンタイプ
何も入っていないオーソドックスなタイプのものは、カットしやすいだろう。もしカット力に自信がない人は、プレーンタイプにして生クリームやアイスクリームを添えても見栄えがよくなる。生地にチョコレートを練り込むショコラタイプは異なる味わいだが、カットする要領はプレーンと同じで簡単である。
ドライフルーツタイプ
中にドライフルーツを混ぜ込んだタイプで、カットした時に中身がカラフルで綺麗なのが特徴。ティータイムに出すだけで、とてもかわいらしい。
アイシングタイプ
溶かした砂糖を周りに塗ったアイシングタイプのパウンドケーキも、さっくり切れるのでおすすめだ。見ためには一味違うアレンジが加えられているので、美しさもアップする。溶かしたチョコレートをかけたパウンドケーキもおすすめだが、チョコレートがやわらかい状態だとカットが難しい。あらかじめ冷やしておくとよいだろう。
結論
パウンドケーキを上手にカットする裏ワザや、包丁を使って綺麗に見せる方法を紹介した。切り口を綺麗にするだけでオシャレに見えるパウンドケーキは、ゲストが来た時のティータイムにも最適だ。ぜひ、参考にしてほしい。
この記事もCheck!