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タパスとは?スペイン料理店でよく見かける料理名について詳しく解説!

タパスとは?スペイン料理店でよく見かける料理名について詳しく解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年6月29日

スペインバルで提供されることが多い「タパス」。これは特定の料理名のことではなく、バルなどで提供されている小皿料理の総称のことである。そんなタパスにはサラダや生ハムをはじめ、魚介のグリル焼き、オムレツ、アヒージョなどさまざまな種類が含まれる。今回はそんなスペイン料理店で見かけることが多いタパスについて確認する。まずは「タパスとは?」をチェックしよう。

  

1. タパスとは?

タパス(Tapas)とは、主にスペイン料理店の一種である「バル(Bar)」などで提供されている小皿料理の総称のことだ。タパスとして提供される料理にはさまざまな種類があるが、温製料理・冷製料理・乾き物の3種類がある。スペインでは習慣的に食事と食事の間の時間が長いため、タパスを間食として食べることが多いという。また、食べやすい料理なので、お酒の席で見かけることが多い。

タパスの意味と由来

タパス(Tapas)の「タパ(Tapa)」には、スペイン語で「フタ」という意味があるという。また、タパの語源はフタをするという意味がある「タパル(Tapar)」である。スペイン料理の小皿料理にこの「タパ(タパス)」が使われるようになった理由は諸説あるが、一般的には料理にハエなどが止まらないよう「パンやカードでフタをしていたこと」に由来すると考えられている。

タパスの歴史と現在

タパスの歴史は古く、アルフォンソ10世が在位していた13世紀頃が起源といわれている。当時、病気を患っていた王様は食事の間にワインと軽食(タパス)を食べていた。それにより病気から回復したため、お酒を飲む際にはタパスを食べるように命じたという。現在はそれぞれのお店が独自のメニューを提供しており、さまざまな料理を食べられるようになっている。

2. タパスの種類と代表的な料理

タパスにはさまざまな料理があるが、大きく分けると温製料理・冷製料理・乾き物の3種類がある(温製料理と冷製料理の2種類とする場合もある)。お店ではそれぞれを上手に組み合わせながら注文するのがおすすめだ。ここではそれぞれの種類の特徴と代表的な料理について確認しておこう。

その1.温製料理

温製料理は、煮込み料理や揚げ物、焼き料理などのような加熱調理してある料理のことである。アヒージョやカラマレス(イカリング/イカフライ)、クロケット(コロッケ)、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、チョリソ・アル・ビーノ(チョリソのワイン煮)、肉のグリル焼き・オーブン焼きなどが温製料理に分類されている。一般的には注文を受けてから作ることが多い。

その2.冷製料理

冷製料理は、サラダ・マリネ・ピクルスのような冷たい料理のことである。また、スペイン風の南蛮漬けである「エスカベッシュ」や、魚介と野菜のサラダである「サルピコン」、ロシア風ポテトサラダである「エンサラディージャ・ルサ」なども冷製料理に分類されている。冷蔵庫で保存できるため作り置きしておくことも多い。

その3.乾き物

乾き物は、オリーブ、チーズ、ハムなどのような、そのまま提供される料理のことである。スペインでは古くから食べられている料理であり、味がしっかりと付いているものが多い。なお、分類によっては、この乾き物は「冷製料理」に含まれることもある。

3. 家でも作れるおすすめタパスとは?

タパスの多くは比較的簡単なので家で作ることも可能だ。たとえば、マリネ、ピクルスなどの冷製料理をはじめ、スペイン風オムレツ、ガーリックオイルポテト、エビのアヒージョなどの温製料理も作りやすい。また、少しこだわりたいなら、エスカベッシュやクロケットなどに挑戦するのもおすすめだ。もし興味があるなら、以下の関連ページで詳しい作り方を確認してみよう。
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4. ピンチョスやカナッペとの違い

スペイン料理店にはタパスと似た「ピンチョス」というものがある。また、世界には「カナッペ」のようなタパスに似た料理もある。そこでピンチョスやカナッペとの違いについて確認してみよう。

ピンチョスとの違いとは?

ピンチョス(Pintxos)も、バルなどのスペイン料理店でよく見かける料理名である。ピンチョスもタパスと同じ小皿料理ではあるが、お酒のおつまみとして提供される料理のことを指す。その多くはパンの上に具材が乗せられており、串で留められた一口サイズのものだ。なお、タパスとピンチョスは本来異なる料理を指していたが、現在は同じような意味合いで使われている。
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カナッペとの違いとは?

カナッペ(Canapé)とは、主にフランス料理で提供される前菜・オードブルの一種である。一口大に切った食パンやクラッカーなどの上にサーモン・ハム・チーズ・トマトなどを乗せている軽食であり、その見た目の華やかさからパーティーなどでも提供されることが多い。なお、スペイン料理店によっては、このフランス発祥のカナッペをタパスの一種として提供することもある。
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結論

スペイン料理店のバルなどで提供されている小皿料理の「タパス」。そのタパスは一般的に温製料理・冷製料理・乾き物に大別され、注文するときはこの3つを上手に組み合わせるのがおすすめとなっている。お店によって提供されるタパスは異なるため、スペイン料理店に行ったらぜひそのお店自慢のタパスを注文して食べてみよう。
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  • 公開日:

    2020年2月18日

  • 更新日:

    2021年6月29日

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