1. アヒージョって何
スペインのタパス
スペイン語で「ニンニク風味」という意味のアヒージョ。オリーブオイルにニンニクや鷹の爪などを入れて、具材を煮込む料理のこと。タパスと呼ばれる小皿料理の1つで、バルで多く提供されている。正式には、アル・アヒージョと呼ばれ、入れる具材によって、その名は異なる。例えばエビのアヒージョならば、ガンバス・アル・アヒージョという具合だ。
オイルまで余すことなく
現地ではカスエラと呼ばれる陶器の器に入れて調理し、そのまま熱々の状態で提供される。食材を楽しむのはもちろんだが、多くはチュロスやバゲットとともに提供され、オイルに浸して、余すことなく食べられる。
代表的な食材
現地では、エビが一般的。そのほかキノコ、タコ、しらす、オイルサーディン、鶏や砂肝などの食材で作られるものもある。現地では単一食材で作られるのが普通であるが、家庭で作る場合は、様々にアレンジして作ることができる。たらやジャガイモ、牡蠣などを使うこともできそうだ
2. 基本のアヒージョ
用意する材料
アヒージョはとても簡単な料理。用意するのは、メインになる食材の他にニンニクと塩、鷹の爪、オリーブオイルだけ。みじん切りにしたニンニクとオリーブオイルを鍋に入れ、弱火にかけ、少しニンニクが色づいたら、具材を加え、軽く混ぜ、煮ていく。最後に塩で味を整え、パセリなどを加えれば出来上がり。
味付けでアレンジ
現地では塩で味つけるのが定番だが、家庭ならアレンジも可能。スパイスを加えてより大人の味に仕上げたり、醤油を使って和風な味付けにしてみたり。シンプルな料理だからこそ、アレンジの幅は無限大。また、オイルが余っても、捨てるのはNG。美味しさがぐっと詰まっているので、バゲットなどを浸して食べたり、茹でたてのパスタを和えて本格的なオイルパスタを作ったりしてみよう。
家庭で作る場合
現地では、前述の通り、陶器の入れ物で提供されるが、家庭にそのような陶器の入れ物がない場合も多い。そんな時にオススメしたいのが、小さめのスキレット。安価で売られているものでOK。調理道具としてはもちろん、テーブルに出しても様になるので、ひとつあると便利に使えるはず。普段は皿感覚で使っても◎。
3. アウトドアにも最適
アルミケースを活用
アヒージョは、簡単にできて見栄えもいいので、アウトドアシーンにもぴったり。より、簡単に作るのにオススメしたいのが、アルミ皿を活用する方法。これなら、片付けも簡単。さらに少し濃いめの味付けにするとよりお酒が進む。
子供仕様にアレンジ
大人のおつまみにはもちろん、実は子供にも人気のアヒージョ。具材は子供向けにソーセージやジャガイモなどにアレンジしてもいいだろう。オイルはパンにつけて食べるのはもちろん、ご飯にかけてオイル飯にするのもオススメ。最後に醤油を回しかければ、子供が大好きな味に。
美味しいく作るコツ
アヒージョは、煮すぎると具材が硬くなり、美味しさが半減。魚介類なら、色が変わったら大体OK。生肉を使う場合は、火が完全に通っていないと食中毒の危険があるので、火加減に注意が必要だ。まずは、火の通りが比較的早い魚介類やソーセージ、野菜などでトライすることをオススメする。
結論
オイルまで存分に味わうことのできるアヒージョ。家ではもちろん、アウトドアにもぴったりなメニューだ。老若男女、みんなに愛されるメニュー、ぜひ試してみてほしい。
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