1. アヒージョの基本をおさらい

アヒージョとは、スペイン発祥のニンニクとオリーブオイルを使った煮込み料理の一種のこと。エビやカキ、ホタテ、タコといった魚介類を中心に、マッシュルームやブロッコリーなどのキノコ類・野菜類と一緒に煮込んで作るのが一般的だ。また、その具材のうま味が溶け込んだオイルも非常に美味しく、バケットなどを付けて食べたり、パスタのオイルに使ったりすることもできる。
2. アヒージョはフライパンで作るメリット

本場のアヒージョは「カスエラ」という専用陶器を使って調理されるが、フライパンで作ることも可能である。そこで、アヒージョをフライパンで作るメリットについて確認しておこう。
その1.一度に大量に作れる
一般的に、フライパンのサイズは直径20cm以上であることが多い。一方、カスエラは1~2人用の直径12~15cm程度のものが多く、大きくても直径17cm程度である。そのため、フライパンは大量のアヒージョを作るのに向いている。また、大量に作っておき、好きな分だけ取り分けることも可能だ。
その2.IHでも加熱調理できる
フライパンの種類にもよるが、最近はIH対応のフライパンが多く販売されている。一方、カスエラはIHに対応していないものが多く、オーブンや直火で加熱する必要がある。家にガスコンロやオーブンがある場合は別だが、そうでない場合にはIHで加熱調理できるフライパンが便利だ。
3. フライパンを使ったアヒージョの作り方

それではフライパンを使ったアヒージョの作り方を確認しよう。必要な材料は魚介類・キノコ類・野菜類といったお好みの具材、オリーブオイル・唐辛子・ニンニク・塩などとなっている。これらを用意したら、さっそくアヒージョを作ってみよう。
アヒージョの作り方・手順
1.具材・唐辛子・ニンニクを適当な大きさに切る
2.フライパンにオイル・唐辛子・ニンニクを入れて温める
3.香りが立ったら、加熱に時間のかかる食材から温める
4.すべての具材に火が通ったら、塩で味を調えて完成
2.フライパンにオイル・唐辛子・ニンニクを入れて温める
3.香りが立ったら、加熱に時間のかかる食材から温める
4.すべての具材に火が通ったら、塩で味を調えて完成
4. アヒージョを美味しく作るためのポイント

アヒージョを美味しく作るポイントには、「オリーブオイルを使い分けること」や「弱火でゆっくりと加熱すること」などがある。以下で美味しくアヒージョを作るためのポイントも確認しておこう。
ポイント1.オリーブオイルを使い分ける
市販のオリーブオイルには、大きく「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」の2種類がある。加熱に向いているのは発煙点が高いピュアオリーブオイルであり、仕上げに向いているのは豊かな香りが楽しめるエクストラバージンオリーブオイルである。それぞれに特徴があるため、これらのオリーブオイルを上手に使い分けると美味しいアヒージョが出来上がる。
ポイント2.弱火でゆっくりと加熱する
アヒージョを作るときは弱火でじっくりと加熱するのがポイントである。強火で加熱すると具材が焦げてしまったり、オリーブオイルの香りが飛んだりしてしまう可能性もある。また、あまりに高温になるとオリーブオイルから煙が上がってしまう危険性もある。そのため、アヒージョを作るときには弱火でじっくりと煮込むようにしよう。
結論
スペイン料理店などでは、一般的にアヒージョはカスエラで提供されることが多い。しかし、アヒージョはフライパンでも作ることが可能だ。そのため、もし家でアヒージョを楽しみたいときには、フライパンで作ってみるとよいだろう。
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